■0.RP村でよく見かける記号 [ ] ト書き、地の文。Actの長くなったものだと思ってOK。 * * PLの退席、離席の意思表示。 退席時の最後の動詞辺りにつけることが多い。 ― ― 居場所、時間等の表記。「―学校→集会場―」のように移動を示したり、「―回想・昼、集会場―]のように時刻の説明を入れることもある。 /* */、(中)など PLとしての発言。 独り言等で中身発言をするときに、あとで読み返した際に分かりやすいよう付けられる。が、書式はマチマチ。 (/* */はCSSなどのコメントアウトの書式から来ていると思われる為、間に挟まれた部分がコメント=PL発言になるような気がするのだが、人によって逆向きの場合も) 『 』「 」“ ” NPC(中の人がいないキャラ)の台詞、独り言、強調など。人によってどの意味で使用しているかはマチマチ。村によっては指定あり。 ...は キャラクター名の省略。「...」の部分に発言主の名前を当てはめる。(最近あまり見かけない表記) |
―自室・未明―
[アンは寝苦しさに目を覚まし、ぼんやりと窓の外を眺めた。
暗闇に映る自分には、狼の耳が生えている]
ピエトロ……。
告げ人 アンは、想うより早く、あの人の名を*呟いていた*
/*
わおーん
*/
■1.用語 (完全)RP村 必ずしも自陣営の勝敗にこだわらなくてもよい村。(PC視点推理等、村によって設定は異なる) ガチ(=何があっても勝利を目指さなければならない)村では考えられないようなこと(狼COなど)が多々起こるので、ガチ村とは別種のゲームと捉えた方がよい。 一口にRP村と言っても、その場のノリを重視するネタ系の村や、どのように物語を生成して盛り上げるのかを重視する村、キャラクター視点での推理を交える村など多岐に渡る。(村の種類については後述) 村の方向性を把握する為に、情報欄やプロローグの村建て人発言を読み、認識の違いが少なくなるように注意。 ローラー、確白などの人狼専門用語、●▼【】などの記号、顔文字、( )での中身ツッコミは、シリアス村では使用しない方が無難。 >>の使い方は村によりけり。ガチ村形式、[村長>>1の言葉に頷いて]のような使い方、使用非推奨の村など様々。 PL プレイヤー。中の人。中身。ゲームに参加している人自身のこと。 キャラクターの向こうには人がいるので思いやりを忘れずに。 PC プレイヤーキャラクター。村の中に存在するキャラクターのこと。 PLはログを読んで知っている情報でも、PCは知らないことが多々ある。PCとPL視点の分離はRP村での基本。 CO カミングアウト。PC視点での推理が存在しない村では、さりげなく役職を匂わせていく人も多いが、華々しく能力者宣言することもある。 GJ後の守護者COや、黒判定を出され狼COしながらの占い師との対峙、終盤の人外COなどは腕の見せ所。 バファリン吊り・襲撃 リアル事情等で参加が厳しくなった(と思われる)人が、吊りや襲撃されること。 キリング 処刑(や襲撃)描写をすること。 言い換え村 「人狼」「処刑」「襲撃」「墓下」「占い師」「占い」etc...の人狼用語を、別の用語に言い換えた設定で遊ぶ村。 人狼がスパイになったり、墓下が別室になったり、占い師が風紀委員になったりと様々。学園ほのぼの設定村で決死の表情で「人狼に襲われた無残な死体が!」などと口走って笑いを取らないように、情報欄やプロローグ冒頭の説明は必読。 エンドロール エピローグの主に冒頭で、エンディングRPを行うこと。 ストーリーに一旦終止符を打つことを目的に行われる。その間、死者はじっと息を潜めて待つことも多い。 これが行われる村は、(大抵村建てによって)キャスト一覧が貼られてENDとなり、以降中の人会話とRPが混在していくことが多いようだ。 |
■2.どんな村があるのか紐解くキーワード(RP村と一口に言っても多様です。どんな村が自分に合っているのか探しましょう) コメディ村、ネタ重視村、(軽RP村) コメディ系やネタ重視の村、人が死なない言い換え設定の村は、ガチ村エピローグの雰囲気に近いこともある。 全体のストーリーを考えるよりは、その場のノリを重視する村も多い。 ランダム村・バトル村・チキンレース(チキレ)村 ランダム村は、吊り襲撃など全てをランダム神に委ね、手のひらの上で如何に踊るのかを楽しむ村。 以前は投票などを全てランダムに設定している村が多かったが、最近は[[who]]という乱数(トップの「操作方法」⇒「ランダム表示」参照)を利用して事前に決める村も多いようだ。 投票先に悩まなくて済む。自分から動いていかないと手持ち無沙汰になりがちなので、積極的に動いていく姿勢は必要かもしれない。 バトル村は、乱数などを利用して戦闘することをメインにした村。拳のぶつかり合い。 チキレ村は、発言時刻を元にレースして脱落者を決める村。 二つとも、そのゲーム性から、独自のルール設定がある。 恋愛村 恋愛RPを主目的とする村。村によっては、エログロ薔薇百合などのキーワードがあるので、苦手な物がないか事前にチェック。 推理あり村、(重RP村) PC視点での推理を盛り込む村があるが、その程度は村によって違う。 味付け程度の村や、生存を目指す村など色々あるので、心配なときはプロローグのうちにメモなどで確認を取るのも一つの手。 RP村の場合、相手が確黒だろうが何だろうが、「親友を平気な顔で処刑希望」したりするのは不自然。(推理よりも感情重視の村では、「占い師よりあなたを信じる!」というRPをしてもOK) 人によって用語の定義が違うが、「重RP村」を「RP部分も重視しながら、ガチる村」という意味で使用している村もある。(「人狼用語禁止村」もこの類) この場合は「推理=RP」になる。先述の例「確黒の親友」に対しては、苦悶しながらも処刑希望を出すような流れになるだろう。 要するに、ガチ思考をどうキャラ発言に落とし込むのか、他者の言動をどう推理要素にするかが重要。 これとは別に「がっつりどっぷりRPをやる村」(軽RPの逆)を重RPと表現する人もいるので、「重RP村」という表現一つでは村の中身は予測不能。 言い換えなし村、シリアス系村 人狼などに翻弄される様を描いて行く、ストーリー重視の村。「物語を紡ぐ」という言葉が出ていたりする。 その村の舞台、役職、判定、キャラクター、これらをどう生かし、話を作っていくのかを楽しむ村。 ファンタジー設定だったり、時代設定がキャラアイコンとズレていたり、村ごとに設定は千差万別。情報欄を読んだ後は他のキャラの動きも見て村の世界観を推察する必要がある。 「RP村に挑戦!その前に過去ログを読んで勉強しとこう」と思った場合、入ろうとしている村と傾向が近いログを読んだ方がよいでしょう。 情報欄、プロローグの村建て発言を読んで、上記の観点から探してみて下さい。 |
■3.第一歩(主にシリアス系?RP村初参加時に気になりそうなことへの、私なりの考え。あまり鵜呑みにしてはいけません) Q0.RP村に必要なものは? A.まずは情報欄などを見て、どのような村なのか把握して下さい。 次に、PC視点・PL視点・他者視点の推察、それらの共鳴を楽しむ心の準備をしましょう。(最初から全部じゃなくて大丈夫です) さらに、リアルタイムのやり取りがないと面白みが減るので、ある程度他者と重なる参加時間を確保出来るとベターです。 Q1.RP村って何すればいいの? A.勝敗は気にせず、発言します。それ以外は、村の設定を考えた上で、自分で決めます。 ガチ村と違い、「人狼を処刑し尽くす」「村人を喰い尽くす」というような、全員共通の目的は存在しません。 どのキャラクターで何を喋り、村の中でどんな行動をしたいのか。それは人それぞれ。 やりたいことにに固執しすぎても動き辛くなりますが、何か小さな目標があると楽しみが増すかもしれません。 キャラ設定については、あまりガチガチに作りこんでいると、その設定を開示したくなって一人芝居(ソロール)に陥りがちだったり、後々動き辛くなる可能性も高いです。周りと絡んでいるうちに思いついた設定を肉付け出来る程度の余地は残しておくことをオススメします。(人と一緒に遊ぶ場なのですから) Q2.何を喋ればいい? A.まずは、誰かがいるところに出向き、何か話し掛けてみましょう。 「何してるの?」でもいいし、顔見知りキャラなら「元気だった?」でも何でもよいのです。 Q3.ト書きを長く書かないといけないの? A.いいえ。無理に長文にする必要はありません。 最低限、登場時は自分の居場所を書いていればどうにかなります。 他者と絡んでいるときは、自分の表情や動きを描写すれば、それに反応があったりするので楽しいかもしれません。 また、クロストーク(同時に複数のグループの会話が入り乱れている状態)になっているときは、誰と話しているのかをさりげなくト書きに織り込んであるとパッと見わかりやすいです。(例:「村長からの問いに対して、首を左右に振る」) Q4.周りの人が私を無視します。何故? A.自分がどこにいるのかを示しましたか? (特にシリアス系の)RP村では、ガチ村と違って、「顔を出した=みんなのいる集会場にやってきた」にはなりません。 ・ト書きに場所を書く ・誰かに名指しで近づく ・誰かの会話に入り込む などすれば、周りの人があなたを認識してくれるようになります。 Q5.縁故って? A.RP村では、周りと自分との関係のことを指すようです。 好悪様々な人間関係が交錯している方が、中盤以降盛り上がりますし、自分も楽しくなることでしょう。 最初は欲張らずに、気が合いそうだったり登場時間が合いそうな人に親近感を持っていると滲ませる所から始めてみてはいかがでしょうか。 友達レベルの縁故なら嫌う人は滅多にいませんが、血縁関係まで行くと人によってはNGだったりします。心配な場合、打診可ならばメモで尋ねてみましょう。 Q6.柄の悪いキャラがいるんですが関わらない方がいいですか? A.それは悪人RPです。あえて悪者を演じているので、キャラクター視点で怖ければ怖がってOKです。あなたが正義感の強いキャラの場合、何か言い争うこともあるかもしれません。中の人同士のケンカはしないように。 Q7.確定ロールって何? A.他のキャラクターのことを、過度に勝手に確定的に描写してしまうことです。 ただし、確定描写に怯えすぎると、延々話が展開しないという事態に陥りがちです。時と場合と相手により、確定的な描写を入れ込むことも必要です。 「フォークを手渡した」位で目くじらを立てる人はいないでしょう。 行き過ぎの例としては、「ナイフを手に襲い掛かった。村長の左胸に突き刺さった刃先が〜」などと書いてしまうと、村長は「ナイフを回避した」という選択が出来なくなってしまいますし、他の部分に傷を負いたかったかもしれません。 要するに、相手がどう受け応えしたいのか重要なシーンでは気をつけましょう、ということです。 Q8.更新時間は立ち会うべき? A.居なくても平気です。未明更新の村などは、不在推奨のこともあります。 0時頃夜明けの村では、更新前後が人の集まりがいい傾向はあります。 その場合、昼のみしか参加出来ない人は、リアルタイムで話す相手がいない可能性が高いので、人と絡むのにコツが必要です。 Q9.会話の流れについていけなくなったら? A.Q2の応用で、流れる会話の中から目についた発言に対して何か言ってみましょう。料理を食べている所に登場したのなら「私も食べたいな」の一言でいいのです。 何を話しているのかすらわからないのなら「何の話?」と言えば、きっと誰かが反応してくれます。 たくさんの人と同時に話そうと焦る必要はありません。 Q10.空気ってどうやって読むの? A.村によって流れる空気は千差万別です。 どうしたらいいのかわからないときは、無理にPLとして何かをしようとするのではなく、場の流れに身を委ねて「このキャラクターなら、この場でどんな言動をするのだろう」とちょっと考えて言動してみてはどうでしょう。 初めのうちは、「周りの人が何かやりたいこと(能力者CO、どこかへの移動、離席等)があるのかもしれない」と頭の片隅に置いておくだけで大丈夫です。(思っているよりも、他人はやりたいことなどないことが多かったりもします) また、自分がやりたいことがある場合は、必要以上に萎縮しなくても平気です。変な空気を作ってしまったかもと後悔したときは、独り言で謝って前を向きましょう。大抵、誰も気にしていません。 村の空気や話は、参加者全員で作るものです。皆がお見合いしていたら話も停滞してしまいます。 |
■4.第二歩(ストーリー重視系村進行中、悩んだ時に読んだら何かヒントがあるかも?もっといい方法もたくさんあることでしょう) 0.村人が割り振られた 人狼に怯えるもよし、人狼に騙されるもよし、狂人ライクな動きになってしまうのもよし。 ト書きでの感情描写を抑えるなどして、白くない灰村人を目指すのも楽しいものです。 1.村人以外が割り振られた プロローグ冒頭の説明を見直して、役職の設定がすでにあるのか今一度確認しましょう。ない場合は、適当に何か設定を考えて行く必要があります。最初に設定しすぎると、後々人と合わせにくくなることもあるので、ある程度の柔軟性を持たせましょう。 特に占い師、霊能者は、人狼の設定にも関わります。はっきり人狼の正体がわからず思い切れない場合は、「嫌な気配がする」程度に止めるのも手です。 COのタイミングが決められていない場合、好みのタイミングで展開に関わっていきましょう。 2.COの方法 村の雰囲気や、自分のやりたいこと、日数などを踏まえて、何が効果的か考え、悶え苦しみましょう。 COに関しては、PC視点を第一にするよりも、PL視点で全体の盛り上がりを意識することを重視する人が多いように思います。 [PL視点CO] 誰も居ない(もしくは数人しかいない)場で、能力者っぽいことをすること。 誰を占ったのか、白黒どうだったのか、この部分を明言するかどうかもPLの好みで選択を。あまり隠し続けると、話が停滞しがちなのでその辺の見極めに注意。話を動かすことを恐れすぎる必要はありません。 [PC視点CO] 全員がいる場、もしくは全員が後に知ることが出来る方法でCOすること。 PC視点推理が重視される村では、この方法を使いましょう。それ以外の村では、必ずしも全員に知らせようとする必要はなかったりします。 3.吊りや能力のセット先 序盤は寡黙吊り喰いが選ばれやすいですが、あえて仲のいい人を裂く(カップルブレイク)という選択もあります。 黒判定を吊るのかや、キャラ心情を考慮するかどうかは、村の指針や気分、空気で検討を。 GJや噛みは問題ありませんが、吊り喰い被りは出来れば避けた方がベターと思われることが多いようです。寡黙は吊られると推察して、話が盛り上がりそうな位置に襲撃を仕掛けるのが安全策かもしれません。 4.遺体の取り扱い 言い換えなしの村では、無残な死体や処刑した遺体が現れることがあります。 大抵は村設定で指示がありますが、「赤白墓独り言」ですれ違いが起こらないよう、少し注意しましょう。ない場合、表(白)ログでの発見描写に合わせるのが賢明です。 墓下では、赤で襲撃描写されている可能性を考慮して、死亡直前の記憶は谷底にでも投げやっておいた方がいいでしょう。 5.退席方法 PLとPCの退場を同期させる必要はありません。 まだ聞きたい話が続きそうな場合、「食事を終えたら、部屋へ戻るつもりだ」のように書いてしまう手があります。 場面が動きそうなのに離席しなければならなく、着いていきたいときは、後から参加したときに「皆と一緒に集会場へやってきていた」と補足するなどあります。 6.情報の得方 RP村では、ガチ村と違い、自動筆記されている議事録という便利存在がありません。 PC視点で情報を得る為には、話が出そうな場所にPCの身体を置いておく、手がかりを見つける、知っているPCにそれとなく訊く、などの方法があります。 しかし、あまり躍起になって情報を得ようとするのは不自然だったりするので、知らない情報は知らないこととして過ごすのもアリです。 7.確定ロール 人によりけり、故に絶対的な尺度が存在しません。 「自分がやられて嫌なことはしない」で、大概問題ないと思います。(自分の性格を判断して、多少ボーダーを上下させる) 気にしすぎて、不自然に自分の動きまで曖昧にしている人をたまに見かけます。 例:「彼女の頬に触れただろうか」 頬に触れることを確定せずに描写したいのなら、「彼女の頬に手を伸ばした」もしくは「彼女の頬に触れようと手を伸ばした」と書いた方がスマートだと思います。 また、他人に勝手に設定を付与することは控えた方が平和です。 すでに開示されている設定を広げる方向なら、相対的に危険度が下がったりしますが、相性も関わってくるので一概にこれならOKとならないのが難しい所です。 「人に振るときには探る余裕を、失敗したと思ったときは独り言かエピで謝罪を」、「人からの振りは消化して血肉にするような寛大な心を、嫌だったときはそれを匂わすト書きや台詞を」という気持ちでいればいいのではないかと思うのです。 (というのも、シナリオがあるようでないことが、人狼というゲームの楽しさの肝だと私は思うので) |