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[ウルスラの言葉に一拍の間を置き]
"赤"が――血のようだから好きだと、言った。
ビャルネを殺した後、
俺に「赤をありがとう」と言った。
あいつは、立場どうこうじゃなく、
――……べきだったかもな。
[抑えた声ば不穏なものでしかないけれど。]
そんな事を言ってたのかい。
[カウコの語るイェンニ。
彼女は想像していたよりも――]
赤が好きなのは勝手だけどさ。
殺してくれて有難うとは、……ない話だよ。
いくらこんな状態とは言えさ。
狼遣いでなくても、いずれは
同じ運命になってた気がするよ。
[拾われぬ言葉の代わりか、呼ばわりに片鱗を聴いたか。ヘイノへ想い巡らせるらしきには、口を挟まず添え置かれた言葉に自らも彼を想う。
ヘイノに対してそれ以上を語らずにも、トゥーリッキの言葉に思い返す一幕もあり。別へ向かうらしきには眼差しだけで答え、同行を求めはしない]
すみません………
[聞きたくない報せを報せた事へ詫びを零せども、トゥーリッキの鼻が立てる音と、呼ばわり―――答えに聴くものへ思索をはせる間もなく、告げられた次の言葉]
…どうしてと問うには少し相手が悪いでしょうか。
言ったはずです。
僕は貴方に奪わせたくはありません。
[カウコとドロテアのやりとりには口を挟まず。
ウルスラとの会話も聞いているが、声を発することはしない。
ラウリとヘイノがともに死んでいると聞けば眉根を寄せて。
その二人の姿もこの場にあるのだろうかと、探すように視線を漂白わせた。]
最初はあのオーロラを好きつってたから、
まあヨソ者だし、色彩として――それもありだと
想ってたんだが、な。
[同じく、ソレ以降は ない話だと。]
今のこの状況も、
合法的に人を殺せるようなもんだろーしな。
[イェンニがどこまで、本気で何をどう想ってるかなど、知るほど話したわけではないけれど。]
…益?
俺に…――個人に?
[…ふる、と一度頭を横に振る。
彼女の丁寧な言葉に、眉を上げる様子]
…お前だけじゃない…
――誰が此処に居ても、同じ事を、言った…
[銀色は、見えない――]
[ビャルネの言葉に考える前。]
――ビャルネは、
"あっち側"だったってことか?
すくなくとも"こちら"じゃなさそうだ。
[咎める色も特になく、閉塞的というのに苦笑い。]
……否定はしねぇさ、俺は此処に満足してただけだ。
[ビャルネの呟きが不意に聞こえた。
ふ、とする必要のない息を漏らしてそれに答える]
村を出たかったなら、好きに出たら
良かったんじゃないのか?
少なくとも、それを理由で村を滅ぼそうなんて……
私には、理解できないね。
[カウコの言葉には軽く頷いて同意を示す]
まさか、余所の人間がみんな
あんな感性でもないだろうしね。
命が失われるのが好きな割に、自分から
手を汚そうとはしないってのもアレだね。
何のために、何がしたいのかも――分かりゃしないよ。
…狼遣いが、消えればそれでいい。
――俺は、この「村」を護りたい。
…それは、益か…?
[ぐ、と。
イェンニの手首を握る手に、力を入れる]
………かえる心算がないなら…
もう一度だけお茶を振舞えれば幸いです。
わからなくともお話を伺いたいから…
[聞こえる咆哮にトゥーリッキから、冷気の流れ込む外へ向ける顔。何かはわからずも何事かが起こっている気配だけが感じられるから、前髪の奥で眉を顰める。
感じた死の片鱗には狼使いのものもあったと、それが誰かを確かめずとも伝えるべきと思う事。キィ…―――車椅子を進め、肩越しにウルスラを振り返った眼差しは流れ―――トゥーリッキに留まる]
…寝首をかかれても文句は言いません。
それなら安心ですから。
貴方に益がないならこの村に?
それとも狼に?
血のにおいが濃くなったわ。いい香り。
ねぇ、私にもそれを分けてくれるかしら。
[すらり。銀色は彼の喉元に微か、触れ]
私はこの村が食い尽くされてもかまわない。村の生欲より狼の食欲が勝っただけのこと。
私も同じことを言っていいのかしら。
皆、ほしいものを持っていってしまうから、イライラしてるの。
ねぇ?貴方、死ぬ気はなぁい?
守りたいのは貴方の「益」
私のほしい「益」じゃないわ。
[瞳をはっきりと見開いて。
彼には見えぬ、深い不快の色がひらめき]
……もしそうなら、此処は世界一平和だな。
[イェンニのような感性の人間が溢れた世界を少し想像して、眉間に皺を寄せた後、速攻で服を振る。]
手を汚す大義名分がありゃ、するだろ。
――たぶんな。
[吐き捨てるように呟くと、ふと空を見て]
結局、狼使いが何したかったのかが、わかんねーな。
滅びを望んでるようにも、見えなかった……
贔屓入って 見えなかっただけ、かもな――
[何を考えているのか、わからなかった。]
言わんこっちゃねぇ……
[イェンニとマティアスに息吐いて]
生きてても、これは守ってやれんな。
呪なんて、そんなもんだ――。
[目を逸らすつもりはない。
殺し合いなど、結果を見るまでわからないのだから。]
…ほしい「益」では無いなら、
「何故」問うた…?
[ひたりと 首元に触れる冷たいものは
雪でも手でも無い事は、知れる。
こくり 喉仏が一度動き 赤い血がぷつりと 浮いた]
…――死ぬ気、は。
…―お前が死んだ後なら、やぶさかでも、無い…
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