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[受話器から聞き覚えのある声が聞こえれば、強面の表情を僅か緩め。]
うん、寂しかったわ。
エートゥの柔らかい耳たぷ思い出して。
今すぐ・・・したいくらいに。
[受話器に囁いた。多分、きょぬーのねーちゃん盗聴されるだろうなと思いつつ、腰が砕けそうなくらい甘く。]
あはは。0011は、相変わらずだねェ。
そんなこと言って、また、
きょぬーのお姉さんと仲良くしてたんじゃないの?
[別段責める口調でもなく、むしろ面白がるように]
僕も寂しかったよ。
今度会えた時にはゆっくり……、ね?
[最後に付け足した声は、仕返しのように、甘く]
えー、あのねーちゃんは耳美味しそくないし、キョーミないわ。嫉妬ぶかそうやし。
いてっ・・・あのねーちゃん!
[しばらく、聴くに耐えない罵詈雑言が。
(10)分後。]
悪ィ。・・・任務じゃない時はカウコって呼べって言うたやろ。本名ちゃうけどさ。
ま、ええわ。ベッドの中やったら許さへんで。・・・愛してるよ、0044。会えるの、楽しみにしてる。
[わざと番号で呼んで、電話を切った。]
ふふ、確かにあのおねーさんは、怒らせると怖そうだ。
…って、うわ!?
[電話の向こう側でのどたばたしたやりとりに、呆気にとられたように一度目を瞬かせて。今日も平和だなぁと思いながら耳を傾けていたとか]
あぁ、そうだった、そうだった。
ついうっかりしちゃうんだ。
他の人の名前なんて、呼ぶこと滅多にないからさぁ。
でもそんなこと気にするなんて、カウコも可愛いよねぇ。
それじゃ、お休み。またね、0011。
[最後にまた、相手のことを番号で呼んで電話を切った。悪意の無さそうな声は、本当にただうっかりしているだけといった態]
さて準備。任務で会えたらエェけど。
会えへんかったらなんか土産でも買うてったるかな。
[準備って言っても、いつも持ち歩いている鞄を持つだけだけれど。]
[エートゥの言葉を思い出してふぅ、と溜め息。]
べつに、可愛いとか、そういうんとちゃうんやけどな。まあええわ。
そう思ってくれる気持ちが可愛いってね。
耳たぷも、相当好みやけど。
[思い出し、唇をぺろりと舐め、荷物を持って空港へ。]
さて、そろそろ真面目にお仕事に行きますか。
[電話をポケットに仕舞うと、すくりと立ち上がる。月夜なのに、黒い傘を慣れた手つきで差し掛けて。Xenophon=Astorと記されたパスポートを受け取り歩く姿は、心なしか機嫌良さそうだったとか**]
[隣の人の耳たぷを見ながら。]
(思出すなあ。0044と任務に当たった時・・・
敵に見つかったら命にかかわる状態で・・・・・。
敵をやり過ごす為に0044と密着したら
耳たぷがあまりに美味しそうで。
人差し指と中指で挟んでふにふにしたらいい手触りで。0044は顔を赤くして小声で怒ったけどやめられない止まらないで。
0044が漏れそうな声を我慢する為に俺の肩にあんな事するから
我慢するつもり無かったけど理性がブチ切れて。
抱き寄せた0044の耳たぷをロに含んで歯を立てて
ああ、良かったなあ、あの感触と、潜めた声と、熱い息遣いと、ヘタうてば命にかかわる緊張感。)
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