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[セイジ>>6から話を聞いて]
……死後の魂を売ると、転生できないのかぁ……。転生って私、結構信じてるんだよね。
……だからこそ代償になりえるかもしれないけど……でも……
[少女は何を代償とすべきか悩んでいる]
仁
俺は転生はしなくていい。
それに…
[左手の呪印を見せる]
これがあったら転生したくでもできないのではないかの?
これを解いて欲しいと思わない限り。
悪いが…俺はこの呪印、解いてもらいたくないからの
[淡々とした口調で言う]
魂に刻んだ呪印は、転生しても消えないよ
魂に刻まれたまま、何世代も受け継がれる
貴方の魂が、失われない限りね
…――――
その代わり、女の子にはもてなくなるかもね
[くすくす、笑いながら説明した]
転生して、前世の記憶がーとか、そういうの憧れるんだけど……
今の私も誰かの転生体なのかもしれないのに、記憶とか、ないしね……
夢と命、どっちを取るか、かぁ……。
セイジ
[不意に仁から尋ねられる]
戻れるなら死後の魂を引換にするよ。
転生できなくても…それはそれで仕方ないしね。
[あっさりと決めた]
う〜……
[目を閉じて真剣に悩み]
体の一部を代償にするのは、実生活が大変そうだし……夢を諦めて死後の魂を代償にするしかないのかなぁ……
転生、してみたかったぁ……
[未練深そうに代償に「死後の魂」を*選んだ*]
[ふっと、下からの力が弱くなった。足首を掴む冷たい手が弛められた。瞬間、ヨシアキに引き寄せられて血の沼から個室の外へと上がり出た]
――っ、……
[それから、ヨシアキに抱えられて女子トイレを後にした。廊下にへたりとあひる座りをする。少女の体に血は付いていなかったが、両の足首には青く手の形の痣が残っていた。その部分は氷を当てていたように冷たく]
……
……あー、……やばかったわあ……。
[未だ呆然としたように呟き]
……あんやと、な。
[横で座り込んでいるヨシアキの方を見て、言った]
……、……
[少しく俯き、ヨシアキの片腕を掴む。寄り掛かるようにしてその肩に顔を埋め――少しの間、常のように饒舌に喋る事もなく、ただそうして*いた*]
セイジ
[死後の魂を引換にと言うと、]
ソノコトバ…――――
ウケトッタ…―――
ワスレルデナイゾ…――――― !!
[仁とも紅とも違う声がして肩に痛みが走る]
セイジ
― 理科準備室 ―
[次に気づくとそこは理科準備室だった]
あれ…?
[理科室に続くドアを開ける]
開いた…夢だったのか?
[セイジは理科室を出た]
セイジ
[肩に重みが加わり、仁の声がする。その声を認識しただけで]
やっぱり…夢じゃなかったか。
[肩の印がどんなものかトイレに向かい、確認する]
……。
[今までなかった痣がクッキリと肩にあった。
セイジはため息をつき、
一緒に探索をしていた仲間を探すために歩き出した。]
[肩に顔を埋める、マシロ
照れくさい、と言う感情も確かにあったけれど]
…――――
[そっと、彼女の背中に手をまわして
ひとつ、ふたつ、ゆっくりと背を叩く
彼女が落ちつくまでは、ずっと*そうしていて*]
[少女は校舎内を歩き、他に霊界に彷徨い込んだ仲間――タカハル、アン、シンヤ――がいないか探し求める。もし姿を見つけたなら、セイジ>>6から聞いた話を伝え、皆が人間の世界へと戻っていくのを確かめたあとで、死後の魂を代償として自分も人間界へと*戻るだろう*]
セイジ
おーい。みんな無事かー?
[声をかけつつ探して回る、女子トイレの前でへたり込む人間を見つければ]
大丈夫?…たぶん、もう帰れるんじゃないかな。
[立てないようであれば、支えてやり、そうでなければ帰ろうと声をかける。]
セイジ
[ナオたちの話からタカハルが屋上に続く階段で消えたと聞かされる]
じゃ、僕が迎えに行こう
[タカハルがいると思われる階段に向かう]
セイジ
― 屋上に続く階段 ―
[屋上の入り口付近で呆然と座り込む人影を見つける]
結城君…だよね?
大丈夫?立てる?
[暗くて分からないが、恐らくそうだろうと声をかける。
タカハルだと確認できれば立つのを助けるように手を差し出す]
あとは…古山君のいなくなった教室を見て…
柾先輩を探そうか。
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