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でも、うすうすは気付いているだろう?
そう、アンタだって。
[近付く姿(>4:>+8)、眇めて。
ひとつ笑みを落として自らが謳うように送った少年を捉える。]
祠の裏、毎年祭りの日だけに咲く花は、願いをかなえる。
神隠しという禍を齎しながら。
[それが答えだと言わんばかりに。
あとはふたたび口を噤むのみ。]
―― 回想 あの世とこの世のはざまにて ――
[此方の聲が聴こえずとも。
むこうの「コエ」は聞こえる。]
忘れてしまったのなら。
願い事はあったと思っていた方が。
――きっと幸せじゃないか?
[手招かれないようにと。
渡した星の砂。まだ手許にあるならば。
僅かばかり彼のしあわせをかなえて欲しいと。
賺した瓶の中を覗き、願う。]
どんなふうに?
さぁ、けれど人のうわさは勝手で好き好きで。
きっと善くも悪くも伝わっていそうだね。
ま、アタシの場合はアンタほど善くないと思うけどな?
[人徳の差だ、と。
くつり――。愉悦に躍る様に滑らせる唇の弧は、赤く歪んで。]
――アンタが消えることが村の望みならば。
その先は知った事じゃないが。
[ふっとひととき。
溜息はまるで遠い未来を見透かすように。長く。]
それでもアンタの居た軌跡は、きっと語り継がれるだろうよ。
そうだな、その祠に青い花が咲くくらいには、な?
[聴こえる相手も居ないというのに。
それでも言葉は謳うように*紡がれていく*]
―― 回想 あの世とこの世のはざまにて 了――
……対価もなしに、願いだけが叶うなんて事は、在り得ないけど。
[自分が消えて、何が叶えられたんだろう]
[ずっと気になっているその答えは得られそうになくて]
…………。
[ふ、と、ため息をついた時]
[境界線自体が、ゆらいだような気がした]
…………。
[場にいるひとたちを振り返る]
[どうしますか、と問うように]
[他者の選択がどうであれ]
[あちら側に行く選択肢がない以上、選ぶ道は──ひとつ、だけど。*]
……。
[子供たちが特別に作ってくれたものだから、無下にはできないとは思う。思うのだが]
……えっと。
[さらに眉根が寄って]
飲む?
[どぶ色のそれ、さすがに差し出せずに聞く*]
…シンヤ君。
写真、見せてくれてありがとう。
ケン君もアンも、笑っていて、楽しそうで…
───…やっぱり僕、諦めたくないよ。
いなくなってしまったことを、受け入れたくないよ。
また皆で一緒にお祭りを楽しみたいし、シンヤ君にもっと笑顔の写真を撮ってもらいたい。
───…花を頼ることは、出来ないけれど。
どれ程時間がかかっても、皆帰ってきてくれるって信じ続けるよ。
神様が、この想いに応えてくれるまで**
祭りが無くなれば、花も咲かないのかしら。
花が咲かなければ、手折る人も居なくなるわ。
手折る人が居なくなれば、神隠しも起きやしない。
……でも、祭は戻る場所でもあるのよね。
[神隠しが起きても祭りが取り止められなかった理由。
神隠しを調べて分かったことを口にして、モミジは苦笑を浮かべた]
[境界が揺らぎ、どこかから声が届く]
祭りが続けられていると言うことは、戻ることを願われていると言うこと。
そのために誰かが対価に選ばれるのだとしても……。
戻れるのならば、私は戻りたいわ。
あの子の下へ。
[我が子を想う。
微笑みながらも目端に涙が浮かんだ*]
─ 平成26年 夏祭りの日 ─
なんでこーも暑いのよぅ、歩き疲れちゃったじゃないよー…
…はぁ、もう無理。ちょっと休む。
アンったら本当どこ行っちゃったのよぅ
暑い〜喉渇いた〜アイス食べた〜い!
ってかお祭り一緒に回るって言ったのアンのくせに〜…
人が混んできちゃったら回るのも大変になるじゃないよぅ…
─ 平成26年 夏祭りの日 ─
…もう。
どっか行くなら、私も一緒に連れてってくれてもいいのに。アンのばか。
あとでカキ氷{1}杯おごらせてやるんだから。**
─ 2014年 夏祭り ─
[ぐるり、見回す横を人が通り過ぎて行く。
肩からかけた荷物二つは、かなり邪魔]
……とりあえず。
[走るのは、見つけたかき氷の屋台。
色とりどりシロップの瓶が、光を弾いている]
レモンとイチゴ、一個ずつ!
[二個も食うのかと言われそうだが、選べなかったんだから仕方ない。
カップ二つを手に、近くの木蔭へと緊急退避]
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