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―― →応接間 ――
編集者の人はどこ行ったの?
こういうときに居なくなるって、ほらアレ、何て言うの、やましいことがあるんじゃないかって思っちゃうわよね。
[まるでお通夜のような雰囲気の中、出前の寿司を食べる*]
[サイレンの音に顔を上げる。
警察に事情を聞かれるのも何度目か。
他の人よりも多く声をかけられているような気がして歯噛みする]
今の音、何?
[聞けばモミジとゼンジが倒れたという]
あなたたち、いたんでしょう。
なにをしていたのよ!
[状態も状況も聞かず、声を荒げた]
もういいわ。あなたたち、当てにならない。
オトハさんのことも、おネギのことも、自分で探すわ。
[本を探していたオトハまで行方知れずだ。
ガモンに本に……、探すものばかり増えていく]
疑うなら、好きにしなさい。
確かにあの晩、部屋を出たわよ。でもそれだけで犯人呼ばわりじゃ警察が聞いて呆れるわ。
[言いつけて部屋を出ると屋敷を飛び出し庭へと**]
そう、ね。そう。
彼が見つかったら。
[鮫肌ネギヤを殺した覚えなんてないのだから]
ええ。
いったい誰がこんな事?
[つぶやく声は考え込む色**]
[ゼンジとモミジの異変の報に触れ、青い顔して警察の聴取を受ける事に。
そして、もう一件、]
え。スパモンのガラスが割れていた…?
オトハさんは? 無事なんすか?
――オレ? オレは知らないっすよ…。
[警察より説明されてのち、分からぬと力なく頸を振る。]
[その後、金木犀の香りの漂う庭園へふらりと足を運んだのだった。]
犯人が捕まるのが先か、全員いなくなるのが先かっていうのがこういう事件の相場なんじゃないかしら。
うちのお店は閑古鳥鳴きっぱなしだから、1日2日ならかまやしないけど。
[ネコが刺身を食む様子をうっとりと見つめる]
おいしそうに食べること。
[救急車が屋敷から出るのを不安な顔で見送って]
いったいどういうことかしら……
警察はわたしたちの中に犯人がいると思って、ここに留めているのでしょうけど。
[職業も年齢も多彩な面々であったが、これまでの事件に関わっている者がいるのかと思うと恐ろしくなってきて、近くの警官に聞いてみた。]
か、帰らせていただけないでしょうか、
わたしここにいるのが恐ろしくて………
えっ?オトハさんがですか?
そんな、お店のガラスが割れて……襲われたのですか!?
まだわからないってそんな……
[家に帰っても安全とも限らない様子に更に不安が増したようで]
――庭園――
?
あれは――、
[気になる。探ってみたい。
庭園にて密談のような光景>>10が視界に入ると、意を決してその追跡を試みた**]
細い方のネギちゃん、もしかして眠ってるだけとか?
ロミオとジュリエットみたいな…そんな感じで。
[しかし頭に浮かんだのは長ネギと玉ネギが抱き合う姿だった。]
[机の上に眼鏡を置いたあと、猫は窓辺に行って外を見る。
見事な金木犀と、赤い石榴の実が揺れていた。]
細い方というと、あの、死体ですか。
……でも、警察の方も捜査してますが…。
[穿った見方をするならば。
警察を巻き込んだネギヤによる狂言だろうか。]
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