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え?あ、うん。
ありがとー親戚のおじさん!
明美、かんげきー。
[棒読みした後、じと目]
取材ねー。
実は海外に売る女の子見繕ってるんじゃないの。
で、何か収穫あった?
違いがよくわかんなーい。
へえ、お金持ちなんだ。
どうだろ。あんまり立入禁止の場所に入り浸る気はしないけどなー。アンは真面目な子だから。
あ、もしかしてロリコン?あの子に手出したら怒るよ。
ここだけの話な。つってもそのうち村中噂になるだろうけどな。
アンって子の親が、捜している。
[何をとは明言せずに、声のトーンを落として呟いた]
小学生ならいざ知らず、真面目な高校生が空き地に何の用があるんだか俺には想像つかない。
何か、臭わないか?
[名刺を一枚取り出して、クルミの方へと*差し出した*]
何かあったらタレコミよろしく。
あと、ロリコン趣味はないのでそこもよろしく。
ええ?じゃあ早く見つけないと。
……家出するような心当たりはないなあ。
[グリタの話を聞き、出された名刺に鼻を近づけて]
加齢臭?
[顔をしかめると、指でつまんで*ぱたぱた*]
何かあったら、ね。
―― 高校→寫眞館 ――
[店先の女性の写真、そして店番をしている女性を順に見てから店内へ足を踏み入れる]
つかぬことをお伺いしますが。
[こほんと咳き込んでから、次の句が出るまで20秒]
も、も……いえ、お弁当屋さんとお友達でいらっしゃいますか?
いえ、何でもないのです。何でもないのです。
え?
[事件について問われると、真面目な顔になり]
ああ、そうですね。
さきほど聞いたんですけどね。
頭蓋骨を見つけた人が、行方知れずになっているとか。
[目の前の女性の顔をじっと見た]
編集者 グリタは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[仮眠から覚めた後、まず確かめるのは時計]
んー……まだ、来ないかな。
時間的に半端だけど、飯買ってくるかぁ。
[なんて呑気に言いながら、部屋を出る。
かん、かん、と音を立てて降りていくと、階段下で大家と一階の住人が何やら話しこんでいた]
おはよーございます。
……どーしたんですか、深刻な顔で?
[呑気に問えば、返されるのは少女が一人、行方知れずと言う話題]
その子って、確か、例の骨の──。
[第一発見者じゃ、と、ぽつり、呟く]
……え? あー……いやいや、なんでも。
あ、俺、弁当屋行って来ますんで、グリタさん来たら待っててもらってください。
[一瞬、眉を寄せていたら、どうしたのかと問われ。
へら、と笑ってこう返して歩き出す]
……行方不明なあ……。
まー、命に関わるなんとやら、ではないだろうけど。
……少なくとも、仏さんが新しく増えたような感じはしてねぇし。
なんかに巻き込まれたとしても、死んじゃあいねぇよな。
[そんな呟きをもらしながら、辿り着いたのは弁当屋**]
や、どーもおはよーございます。
今日のオススメって、なんでしょか?
・骨は人骨である。
・警察は23日、24日は動いていたが、
25日はその活動を沈静させている(ように見える)。
・空き地は社跡であり、身体は夢美堂。
・骨による呪いというものがある。内側に朱。
・ばらばらにされた骨は集めなければ祟られる。
・昔このあたりを治めた殿様が人を沢山殺し、地に埋めた。
・身元を隠すために歯を抜いたわけではない気がする。
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