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―翌朝―
[誰かが呼びに来るまで、男が自らベッドを起き上がることはない。どんな騒ぎすらも遠い音。、自分のことで手いっぱいな男にはどうしようもなかった]
ぃ、たぃ ぃたぃたぃたぃたぃたぃたぃ…
[布団をかぶって小さく震えている。
水差しに中身がない。水はもうどこかにかけてしまって中身がない。
痛み止めの服用し忘れで悲鳴をあげながら、とびきり痛いところを、それで痛みがなくならと掻き毟り続けている]
[目元の包帯が、破れ落ち、まるで獣の爪に蹂躙されたかのような顔が露になって*いた*]
[食事が終わり 顔を上げて辺りを見渡すと
血の海の中に自分が居る事を知る
真っ赤な部屋
供儀の少女の死体
その血に塗れた自分]
…どう、しましょう。
このままでは、バレてしまいます。
[考えなしで夢中になってしまった]
[伝わる声に、彼は廊下を見ながら、嗤う。
歪んだ笑みだった。
邪魔をするような不粋な事はしない。
もうすぐ朝を知らせる時間。我に返ったような彼女の言葉に、
彼はそうだね、と答えた]
君が彼女の部屋に行くのは、不思議じゃない。
悲鳴をあげて、抱きしめて、泣いていればいい。
君は親しい人を亡くした被害者になる。
[ヴァルテリは逃げるしかないだろうけれど、と。
彼もいるようなら、そんなことを囁いて]
こっちのドア、閉めるよ。
大丈夫、誰も通らなかったから。
[いつしか 姿は元に戻っていた
噎せ返る程の血の臭いの中
アルコオルに酔ったように顔を染めて
吐く息は 生々しい匂いがした]
ありがとうございます。
レイヨさん、本当に、
ほんとうに、ありがとう。
[返る声に、穏やかに温かい声を返す
ヴァルテリがいて部屋へと戻るならば
その身体から血を拭い足跡等残らぬよう。
尽力するつもり]
[ドロテアの部屋の扉が開いたまま
少し緩い蝶番にゆらゆら揺れていた
ひどい血の臭いが廊下へと噴きだし
見ずとも惨劇を伝えている]
誰か、どなたか……っ
ドロテアが、
わたくしの妹が……っ!!
[高い悲鳴じみた声が漏れる。
その血が自身に移る事も気にせずに
息絶えた少女を胸にかき抱いた]
[食事を作ったあと、イェンニに手伝ってもらいながら居間へと運ぶ。
食事ができたとつげるのは女性たちに任せ、静かに食事を済ませる。
マティアスをつれてきたニルスの言葉にゆるりと瞬き。
反対意見がでないようなら、何も言わずに頷いておいた]
夜までの間、ちぃと話でもするか――
[そうして語り始めたのは、遊牧の間にみたとある街の面白い風習だったり。
動物たちの滑稽な行動だったり。
ある程度時間がたてば、ゆっくりと立ち上がって]
部屋で休むとするよ。
[そういって、居間を出て行った]
[個室に入ったあとは疲れたような吐息を一つ。
ベッドに入ったあと、朝まで眠り。
イェンニの悲鳴に、ゆるりと瞳を開いた]
[深夜、聞こえる葛藤に小さく笑う]
食べてしまえばいい。
誤魔化すのはあとから考えれば――
[助けを差し出すレイヨの声を聞きながら囁く。
ヴァルテリがはいった部屋からゆっくりと現れたのは、灰色の狼の姿]
[イェンニがドロテアに口を付けた時にゆっくりとドロテアの部屋に入る。
彼女の食事を見つめて]
そう、それが、人のあじだ……
うまいだろう?
[咽喉を鳴らして声を返す。
ドロテアの腕を一本、うばって齧っている。
イェンニが食事を終える頃には、ある程度満足していた。
小さな少女だから、二匹の狼の飢えを満たすにはたりないことぐらい分かっている]
ああ、イェンニが悲鳴を上げるなら。
わしはかえろう。
[血を拭うのを手伝ってもらい。
狼から人の姿に変じて、ドロテアの部屋を出て行った]
― 昨晩 ―
[>>1 ユノラフの返事を聞き、行動を見、ニルスは嬉しげに目を細める。
ユノラフに話を振ったのは勿論近くにいたというのが大きな理由ではあるが、ユノラフであればきっと異議を唱えることなく行動に移してくれるだろう、という期待もあってのことだ。拘束の解かれたマティアスを満足げに見て、ニルスは食事を続ける。
その最中にヴァルテリの話が聞こえれば、おとなしく耳を傾けた。
人狼のことは話題に出さぬまま時間が過ぎ、ニルスは自室とした部屋へと引き上げる。
階段を上りながら、思い返すのは>>14 マティアスのことだ。自らの希望とはいえ、怪我人がゆっくりと休めるか否かも分からない部屋へ、というのは些か気にかかる。
朝に様子を見に行く心づもりで、ニルスは読書も程々に床へとついた。]
お礼を言われるようなことなんて
[声は少し笑いを含んで返される。
ヴァルテリが帰るというのなら、それまで見ていようと、戸を閉めるのはやめた。
もし血の滴でもついたら大変だ、と思ったから。
そして一人の人狼の悲鳴があがるのは、それからほどなく――]
[流す涙は、未だ残る理性の欠片。
流せば流すほど、
無くなるのだと思う。
後悔すらしていない自分への恐怖と
それを持って甘美とする血への服従に
昨晩見た灰色の狼を想う。
その姿に恐怖を感じる事は無く。
うつくしい、と 思った。
そして、自身が同じ種族であることを
桔梗色の毛靡く狼であることを
誇りに、 思ったのだ]
― 夜 ―
[居間にやってきたマティアスに、少し目を見張った。
縄を外すのに否は唱えない。
違う場所の話をヴァルテリがするのを、いつもより興味深げに聞いていた。
やはり、余り自分の方から何かを尋ねたりはしなかったが。
そうして皆が部屋に戻る頃、自分もまた部屋に戻った。
一人で部屋に入る事に、何ら恐怖があるわけでもなかった]
[部屋へと戻る間際。
薄く開いた扉の間からちらりとレイヨをみる。
血がしたたることはなく、痕を残すこともない。
個室に戻ったあと、聞こえた悲鳴に、小さく笑った]
さてさて。
どうでようか……
[あごひげを撫でながら考えるように呟く]
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