[1] [2] [3] [4] [5] 絞り込み / 発言欄へ
重たそうですね。荷物運び、お手伝いましょうか。
[ゲッカの持ってきた食料品を持ち、一緒に台所に向かう]
そういえば、何人くらいあつまるのでしょうかね。あとでお茶でも入れようと思いまして。
[現実味の無い話で呼び出されたせいか、まるでただの集会に呼び出された感じで話しかける。
荷物を運び終えたら、人数を確認するために宿屋のなかをぶらり**]
―― 森の中 ――
なんですか? それは。
[いつものように散歩へ出かけた帰り道。
さっと雨雲が掛かるかのように目の前に現れた人影に、柔くも棘が潜んだ声を上げる]
えぇ、仰る通り出入りはしていますけど、だからってそんな…。
[反論する言葉もむなしく、突き付けられた封書に成す術もなく]
……、
[行き先を告げられるまま、静かにうなづくしかない。]
雨が、ふりそう。
お姉ちゃまの言葉、ちゃんと聞いておくべきだったわ。
[暖かさがが一転、冷たさを帯びた風が髪を浚う。
指定された場所を思えば、姉や母が少なくとも巻き込まれていることは明らかで。
悲しみや途方に暮れる思いで眦は赤く染まる。]
ホズミちゃん、無事かな…。
それにンガムラさんも…。
[押し付けられた封書はまだ見ぬまま。
こぼす、好意を懐くものの名を。]
し、しっかりしないと。
わたしも疑われているって、お姉ちゃまに悟られてしまうわ。
[沈んでいく気持ちを奮い立たせるかのように、頬を数回叩き。森の外へ。
やがて緑色の色彩から解放された視界に、村医者の姿を見つけたなら。
幾許か診療時に晒す、素肌の恥ずかしさを思い出し、頬を赤く染めながらも会釈は*忘れずに*]
あら。ざんねん。
[言葉尻に笑うのが癖かのように、屈託げもなくまた笑う。残念なのは、帽子を奪い返されたことか、それとも人狼ではないことか。]
バク…夫。バク夫殿ね?
わたくしチカノ。近場で野宿するなんてってお父様が怒るから。
家名を汚さぬように通り名ですのよ。
あ。テントの事は、女将さんには内緒にしてくださる?
[内緒にしようもない、広間の隅の黄色いテントを誇らしげに見やる。]
…それではバク夫殿。
わたくし、テントの中を整えないとなりませんから。
[名残惜しげにもう一度もっふもふの手触りを楽しんだ後]
覗いてはなりませんよ?バク夫殿。女のテントは宇宙ですの。
覗いたら…怪我して火傷して後悔しますわ。
[そう言い置いて、もそもそとテントの中に入っていった。**]
……やれやれ、困ったもんだな。
[これで幾度目やら、先刻の来訪者から届いた手紙を開いて目を通す道すがら。]
人狼とはまた、何とも。
[帝都で激務に追われていた頃、作っていた雑誌に、欧州のそういったあやかしの伝承を紹介した記事が掲載されていた事も幾度かあり。]
まさか本邦でこんな話を聞くとはなぁ……。
[感慨に耽りながらも、やむ事のなかった歩みは、召喚状に指定されていた宿屋の前で止まった。**]
[村医者に顔の赤みを指摘され]
その説はありがとうございました。
か、風邪はもう大丈夫…
[隠し仕草で深々と頭を下げる。
消える語尾は新たな誤解を生むやも、気付く筈もなく。]
や、ど?
[聞き慣れた筈も違和感溢れる行き先に、はっと頭を上げまばたきひとつ。]
わたくしで宜しければ、ご一緒に。
[同伴を申し出る言葉を紡ぐ頃には、いつもの柔い笑みを眦に浮かべ、隣へ歩み出た*]
近場じゃなくても怒るだろー
ていうか俺が怒った方がいいのか? まさかゲッカさんが許したりは……
[チカノが黄色いテントの中へと消えると、呆気にとられた顔を引き締め直してぼやいた。
広間での葛藤はどれほどか。
ゲッカが姿を見せれば、ぴしりと姿勢を正し]
あ、はい。いや、ええと……
[「ご、ごめんなさい」口の中でもごりと、緊張した面持ちで、言う*]
[1] [2] [3] [4] [5] 絞り込み / 発言欄へ