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ね。
別に、アンちゃんを主役にしたくないわけじゃないけど、ちゃんと公平に見てくれなくちゃ。
それでもアンちゃんがいいってことになったら、しょうがないけど。
今のままじゃ、納得できないなあ。
例えばアンちゃんがちょっとだけお稽古休んだら、みんなのこと見てくれるかなあ。
[小芝居の後の藁人形を、手の中で弄ぶ]
こういうのって、髪の毛とか入れるんだっけ?
ふはははっ!
拙者の扇子を避け損なうとは、さては腕が落ちたでござるなっ?!
[>>0:55見事、頭にスローイング扇子を受けたセイジに にやりと笑ってみせ、]
ニキ殿もフユキ殿も、 おはようでござるっ!
[>>7ニキにもあいさつを返しつつ、耳はしっかり監督であるフユキの声を拾った。]
負けてられないよマシロちゃん。
私たちも早速稽古しよう!
[悪戯っ子]の台詞台詞。
[マシロの新しい本を横からのぞき込んでぱらぱら]
フユキ 殿
アン殿は 確かに筋が 良いでござる!
しかし 彼女はまだ 声量が
甘いでござる!
[>>5眼鏡を拭くフユキの目の前を、大股で何度も往復しながら、一句一句 大きな声で説明して。自分の存在をアピールし始める。
はっきり言って、とてもうざい。]
そうだね……ほんの少し、ちょっとだけ。
アンちゃんがお稽古おやすみしたら、監督だって
周りに目を向けてくれると思う。
[ニキが使っていた藁人形を覗き込み]
うん、1本でよかったんだと思うよ。
……ほ、本当に入れちゃうの?
[どんな効果が出るのか、出たらどうしよう?
期待と不安の混ざった声で問う。]
[そもそも。
どうして自分探しの旅へ行ってきた演技が良いと主役に抜擢されるのか。
セイジは台本をめくった。ぱらぱら。
そこには主人公が[ホレ薬]を見てかつての夢を思い出す場面があった]
そうか……そうだったのか。
青春……それは、果てなき自分探し。
[もやもやが晴れた気分になりながら言葉を紡ぐ]
自分なら常に探していますよ。笛を吹くことによる飽くなき自己表現。
ほら。ほら!
[セイジは笛を吹いた。ぴーひょろろー]
む?
そ、そのとおりでござるな!
拙者など毎日、最後まで残って練習と片付けもこなしているのでござるからして!
[>>22コハルに話を振られて、慌てて返すが。
入団以来、努力しても今だ主人公が回ってきた試しはない。]
「他の人に聞こえていないのなら好都合。
あとは誰にも見られずにやるだけさ」
[台詞の最初はすっかり元の顔色でセイジの方を向きつつ。
道化のごとき仕草でふぁさー、と取り出すのは、インディアンの頭飾り。にか、と笑う]
……。そうよね。
[頭飾り、じじーと見つめた]
そうだよ。ゼンジくん、いつも遅くまで
残ってるって知ってるよ。
でも、今簡単に主役が決まっちゃったら、
その成果を見てもらえなくなるかも知れないんだよ……。
[細かくCD型のパンを千切っては、アンの荷物に紛れ込ませている。]
んー、オカルトとかあんまり信じてないよ。
でもさ、自分が主役かもって言われたすぐ後に、例えば更衣室で自分の名前入り藁人形なんて見つけちゃったら、あんまり来たくなくなっちゃうかなーって。
オカルト信じてないから、呪いとかじゃないよー。
でもほら、アンちゃんがいない時は、お人形を代わりにしてお稽古しないと。
[どこからか持ってきたハンカチを、藁人形に衣装っぽく巻いた**]
余裕なんてないよー
今度こそ私、女の子役がいいし。
[てへぺろ☆するマシロにあわせて、自分もぺろっと舌をだして自分の頭をこつん]
ロープか。ラッキーアイテムみたいだね。
あ、ライデンくんは、ラッキーアイテムなんて信じる方?
“ァ”のつく食べ物とか。
[まだ怒りに震えている様だったら、背中をぽむっとして]
あ……なんだ、呪いを掛けるんじゃないんだね。
ちょっとほっとしちゃった……。
そうだね、嬉しいって思ったすぐ後にそんな
不気味なものを見つけちゃったら、怖くなって
ちょっと退いちゃうかも知れない。
[ハンカチ衣装を着た藁人形を指先で突いてみる。
案外可愛いかも知れない。]
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