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テキトーに振り回せば何とかなるよ
ね、いいこのアンちゃん、それでさ、部外者の乃木さんを、村の
[距離をそのままに置くうち、二人の姿は外へ。集っていた村人達―いつしか異相混じり―が笑声奇声をあげ、うち幾人かは二人を追い始めた]
[集会場外の広場で、誰かの悲鳴が空気を裂く。
古びた排水溝へ流れゆくは赤を増した水。それは排水溝から川へ、川から海へと]
…いいこ、か。ま、一番のいいこは、ギンスイだけどね。
………何か言った?
[無機質な声音で訊きながら、相棒と少年の顔を交互に見やる]
「トカイの料理は美味かったって教えた。」
[確かに昨年二人で欧州方面に旅に出たけど。何故ここでトカイの話が?
首を傾げる視線の先、相棒の表情はどこか陰のあるものだった]
告げ人 アンは、ここまで読んだ。[栞]
[ ざ ざざっ ざー ]
[その主を解さぬ視界へと瞬時、切りかわる。]
[途切れ途切れ、砂嵐の向こうに見え隠れした、村役場の光景]
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テキトーに振り回してホズミの後頭部にクリティカルヒットかますという手もあったんだろうか。
あ、そういえば手紙毎日配ろうと思っていたのにすっかり忘れてた。
村内時間3hで配るのは無理ですね。
「美津保おねえちゃん、…か。」
[少年と別れた後、隣から聞こえた重苦しく呟く声には肩をすくめて]
他人の家庭の事情を暴くのは探偵か三文記者のやること。私達のやることじゃないわよ。
行きましょ、ソラ。
[やがて村役場から、二対の足音が遠ざかっていった**]
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暫定まとめ
・四辻村には“境界”関連の何かが眠っている
・なんかそのせいで屍人が誕生するっぽい
・オトハはそれらの事実を知っている。知っててなお【“境界”関連の何かを見たい】がために(ソラを巻き込んで?)動いている
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さてこれからどうしようか。
施設関連はソラに任せて路地裏を逃げるか。そして銃を(ry
あーでも銃はアンが持った方がおいしいかも。よし。
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警官少女コンビにわくてか
卒論ゼミ合宿なう 屍人化する程眠い
発言落としておこう。
[伸縮式の特殊警棒とシアン化カリウム][バインダー]
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[赤い涙を流す美津保、上ずる早口の少女の姿。
その二名を切り替えた視界の中に認めた瞬間、
少年はその少女の視界へ自身の感覚をつなぐ。
――若い警官。
有象無象の屍人たちの他、瞳の主を確かめる。
赤い涙の滲みさえ見逃さぬつもりの…「凝視」]
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―穂積本家・土蔵―
あった、…よかった
[逃げた少年を探したのか、踏み荒らされた其処で
格子窓越しの薄明かりを頼りに探すふたつの忘れ物。]
… う
[「其れ」を拾い上げた途端、軽い眩暈。
用心のために時折視界を切り替えることには
慣れているのに切り替える先にノイズが走る。]
…視界酔いしてる場合じゃ ない
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