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[脇腹をなぞる。そこには昔から痣があった。
自分を捨てた母の国は、醜いと痣どころか自分の存在すら認めなかった。
でも、その痣はスティグマに似ていたから、日本人として
正教会所属の免罪符を手に入れられた。
このままいけばイルクーツク。その先にはウラジオストク。
軍港のある街だ。
そこで列車が街に突っ込んだら、どうなるだろう。
目的は、軍と、列車と、国力と。総てに打撃を与えること。
そして、父なる芬蘭の大地に再び歓喜を取り戻すために]
Au revoir, Voie ferrée Transsibérienne!
Jusqu'à ce qu'un jour voir encore!!
(さらば、シベリア鉄道!
また会う日まで!!)
[走り出したその先に、キキーッと車輪を軋ませ、蒸気自動車が停車する。
次々と、ワゴンから包みをその荷台に放り込むと、自身も助手席に飛び込み、イルクーツクの街を、いずこへともなく走り去った。]
[三等車の連結部分から地上に降りると、一等車の横を抜け、列車下にもぐりこむ]
どう考えても、ドレスが汚れるわねー……いやになっちゃうわ。
……なんか操作されてるわけじゃなさそうだし……?
[じーっと配管を見ている]
[悩んでいる間にヴァルテリの姿は見えなくなり、結局ウルスラの前へしゃがみこむ。
猿轡を外して喉元へナイフを押し付けた。うっすら血が滲む]
えっとー…秘宝のありか、おしえていただけませんか。
お、ちょっと待て。
[ドライバーに命じて車を引き返させる。
列車から走って出てくる人影を回収すると、再び車は北西を指して走り出した。]
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