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[割り込むつもりだったけれど、周りを認識すればできなかった。
自分がやる事は、一つだ]
――アイノは人狼だったよ。
[それが意味する事は、つまり]
……っ!
[背後から、誰かに──レイヨに腕を捕われた>>91
躓くような形になって、右の手から杖が床に倒れた。
バランスを崩したまま振り下ろされたナイフは、目標から逸れる。
がたん!と、音を立て、老人に向けて崩れかかる形になった。
丁度飛び掛ってきたクレスト>>93が、それに拍車を掛ける]
[ヴァルテリの言葉>>92には反論出来ない。
そう、自分は確かに死者をしか見分けることは出来ない。
だから正しいと分かっているのに、]
─────!
[咄嗟に、背後から聞こえた声>>95に振り返る]
[彼女の手を掴む、クレストが彼女に飛び掛る。
そして自分の声に振り向いた、体勢を崩した彼女の手を、彼は、離した。
ナイフは握ったままだろうけれど、それに気にした様子もない]
――君はアイノが人間だったというの。
なら、僕の、敵だね。
[直接的なことばを、投げる。笑って。
自分が、判別されているとは知らぬまま]
うそ……嘘よ。
アイノは人だわ。人狼なんかじゃない。
──── おかしなことを言わないで!!!
[長い髪を額に乱したまま、声を張り上げる]
[居間に入る直後ウルスラの慟哭めいた叫びを聞いた
周りを見渡して、様子を探る]
…どういうこと…ですの?
[掠れた声が漏れた]
ウルスラさんの方こそおかしなことを言うね。
僕が見た彼女は、人狼だったけど。
――嘘、ついてるんじゃないの?
[張り上げられた声に、口元が少し、笑った]
そんなもの持って、物騒だよ。
それとも、殺すつもりかな。
今、ヴァルテリさんも殺せなかったのに。
僕が殺せるわけないじゃない。ここが心臓だよ。無理でしょう?
[ニルスの静止の声を聞くけれど、止まる気などさらさらない彼は、
ウルスラに、さあどうぞ、とばかり、自分の心臓の位置を指差して]
あなたは誰?だれなの?
人狼なの?どうしてそんな嘘をいうの?
…っ、クレストはなして。
このこはちがうわ。うそをついているんだわ。
[瞳はレイヨへと向けたまま、
クレストにナイフ持つ手ごと捕われたまま訴える]
……!
[ニルスの大声に、びくりと身体が震えた。
手からナイフが床へと転がり落ちる]
レイヨ、さん、
危険な事は…なさらないで下さいませ…!
[疑いを持てば殺すと言い切ったニルスの
その横顔をチラと見て
表情には出さぬように言葉を向ける
だって、ヴァルテリさんが殺されるのはごめんだし。
君達に投票がむかないようにするには、
コレが一番良いと思うよ。
ねぇ、言っただろ。死なせないって。
――僕は、君を、何があっても、護るよ。
[そっと声を伝える。笑う]
死ぬまでは。
[ナイフがウルスラの手から落ちるのを見て(>>104)、ふっと緊張が抜ける]
[――同時に、激痛が自身の身体に走る。揉みあった際に(>>96)刺していたらしく、わき腹にじわりと、生暖かい感触]
[……怪我の程度は分からないが、大したものではないだろう。マティアスの血にまみれているから、おそらく、他の人も気づくまい]
[何より、ウルスラを動揺させたくはなかった]
それは、嬉しいのですけれども。
レイヨさん、
死ぬまでは、なんて。
あなたも、 死なせませんわ。
[護ると言ってくれている彼を。
決して死なせはしない]
僕が人狼かって?
違うよ、でもそうだね。
僕から見て君が嘘をついているように、
君から見て僕が嘘をついているんだろうね。
――君か僕のどちらかが、人狼、っていうことじゃない?
[違う?と首を傾げて問いかけて]
だから、君が人狼なんじゃないかって思うんだけどね。
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