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― 回想・砂塵の街 ―
[軽業師が曲がった刀身を口元へ持って行き、
静かに咥えるとその部分から
赤くなり――白くなり――どろり 溶ける。
溶けた鋼を舐めとる仕草は水飴喰うに似て]
よき隣人、と呼んでほしくはあるけど
うん…
「理由」は、…逆じゃないのか?
[ふと顔を上げて、白い帽子の彼を見遣る。]
――どっちの台詞よ。
[手で受けなければ胸に突き刺さっていたであろう苦内を苦々しげに眺める。
弓で弾いた分も含め、いずれも狙いは的確に急所。
称賛するが如き口笛の音も、意識の外に受け流す]
はっ……
[小太刀が閃き矢が弾かれる。
接近戦の経験が薄い有翼人には捉えきれぬ動き。
息を呑み、左手をきつく握り締めるも]
[じくじく痛む矢尻を踏みつけられ、痛みに耐えられず、思わず尻餅をつく。
身体が…、身体が熱い。熱が腹の底から湧き上がる。]
お前、何を食わせた?
[友達と言われて、露骨に嫌な顔をする。]
友達じゃない、お前…、にいさまの何だ?この変態やろ…うわぁぁぁぁ
[さらに傷口を踏みつけられ、その場で転がり回る。]
――質問。
[掠れ声ながら、ようやく言葉を絞り出す]
答える気、あるの?
[言いながら、相手のライフルを顎で示す。
左手は力を抜いてゆっくりと下ろし、代わりに何も持たぬ右の掌を見せた]
[このままだと殺される。だが、変化して身体が持つとも思えない。
痛みに耐え、手元の肉切り包丁を、踏みつける男の足首めがけて切りつける。]
お前も倒れろ!
[少しカウコの方を見て話すうちに、気づく
彼が先刻武器らしきを手探っていたことへ。
まだ時折鳴る喉笛を飼い慣らしながら笑み]
ドロテアは…
生贄になりそこねた と見るかい
それとも
生贄にならずにすんだ と見るかい
お前さんのご見解は?
[上昇気流に煽られてか、花は真っ直ぐに舞い降りては来ない。ゆるゆると遠くへ漂い舞う。]
……―――――――――――…、
[大きな熱と……もう一つ。膨らみ熱を内包するもの。
ベルンハードへ向かって、手をさし伸ばす。]
……………。
[内側の犬歯をなぞり、]
[既視感。見えないけれど、同じ事があったような。
人差し指を向けた先が、うろ、とベルンハードの腹部を彷徨う。]
・・・質問、答える義理、アルカ?
[殺気を消そうともせずにそう言葉を返す。
有翼人の顔が曇ったのを見れば、ケラケラと笑い]
――・・・冗談よ。
それ答えたら、こちも質問して良いデスカ?
[二匹の化け物を狙っている旨話し、
逆に二匹について何か知らないかと情報を呼びかける]
[何も掴んでいない掌が視界に入れば、
こちらも刀を鞘に納め。
しかし警戒を解くフリをしながらも、歩み寄り自分の間合いに持ち込むか]
……好きにしたら?
[返って来た言葉に吐き捨てるも、相手はケラケラと笑い。
逆に質問が返って来る]
――人食いのデカブツは、さっき崩壊したビルに巻き込まれてたわ。
もう一匹は――知らないし、教えない。
[一瞬の沈黙をおいて]
あたしが仕留める。
[相手が刀を鞘に納めるのが見えた。
歩み寄る様にぴく、と体が動くも、後退はしない。
右手を静かに下げると、左手の動きを邪魔する苦内を引き抜こうと手を掛けた]
[ぷすり。
軽い音をたてて、足首辺りに刃物が刺さり、傷口から鮮血が流れ落ちる。]
痛いか?お前も痛みを感じるか?
[苦痛に耐えながら悪態をつく。
男の鮮血、鮮血。床に広がる血だまりに顔をうずめ、一心不乱に啜り、舐める。]
[これは普通の血?それとも…
マティアスも、あの鳥も【普通の肉】だった。特別な肉…、それを取り込めば、きっと組織の崩壊を止められるはず。]
さあ、お前の知っている事を話せ!
僕のお家は何処にある?にいさまはどこにいる?
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