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[コーネリアスから自分へ向けられた謝罪の言葉にしばらく俯いて、そのまま見えないように微笑んだ]
…謝らないで?
色々思い出すのも、私ったら本当に馬鹿ですわね…。
[汚れた十字架をずっと握ったまま]
でも、主の御許へと行かずに私達は何故ここに在るのでしょう…今も変わらず主はその御手を私達に差し伸べられておりますのにその手を取らずに…。
[そっと袖で目を拭い、顔を上げる]
[広間の隅におきっぱなしだった仕事道具を机に並べる]
私の作ったドレスが着たいと言ってくれたんだ。
こんなにうれしいことがあるか。
……すべて「幻」とは言わせない。言わせてなるものか。
[黙々と針を進める。沢山のレース。スパングル。]
[仕上げの残すのみだった真っ白なドレスは瞬く間に完成へと近づいていく]
ああ、キャロル。笑っておくれ。
お前はこれから幸せになるんだ。
たくさん、たくさん。
[よろよろと立ち上がり、座り込んだキャロルを抱きしめた]
[厨房へと向かうユージーンの『奇跡』に耳を傾けうわ言のように厨房を見つめ、ヒューバートへと向く]
思い出すのが遅くとも。
思いを成し遂げる為の時間が与えられている…?
で、でも、主はその時間を限らせていらっしゃるのですか…!?
せめて皆様の願いを叶える為の時間を…どうか御慈悲を…!
[そこでようやく十字架に付いた血を拭い、美しい装飾に戻ったそれを両手に祈り続けた]
[詰め寄られて]>>118 いっいや、待ってくださいヒューバートさん!
こんな事、僕だって初めての経験なんですから…!
でも…。
こうして皆で暮らせるのだと思っていたけれど。
意外と時間は無いのかも知れませんねぇ。
(>>126 ああ、あれは母の十字架。
母から教えてもらった歌はどんな旋律だったろう…?)**
>>122ユージーン
与えられた時間は少ない、か。
……ああ、そうなのかも、しれないな……。
[キャロルはまだ泣いていただろうか。]
キャロル。
辛い思いをさせてすまなかった。
愛しているよ。
[抱きしめ、頭を優しく撫でながら呟いた]
父さん!ああ、ウェディングドレス出来たのね…。
なんて…綺麗。
[ドレスを受け取ると体に当ててクルクルと回って見せる]
ね?似合う?
父さん、似合う?
[涙にぬれた顔でヒューバートに微笑んで見せた]
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