36 終幕への村
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少しずつしか、眠れない…?
[ごく先ほどの記憶を辿る。この少女が墓碑群に現れた時に聞いた何か、言葉。>>120]
……”儘ならない眠りなら、呼び声は救い”、ね。
ふぅん。面白い事を言うね。
それならば、言葉を交わすことができるという事は。救い、なのだろうか。
…なら、大切にするといい。
[去って行くルリの背にかけた言葉は虚空へと溶けて消えるのか、それとも……。]
[そして、他の墓碑群から去り行く者達の背を静かに見送り。]
(179) 2008/11/24(月) 21:11:04[墓碑群]
緑帽子 レンは、ゆっくりと。空を見上げた。
2008/11/24(月) 21:26:47
>>154
覚えてるんだ……。
[彷徨う霊能は、死の際のことも覚えている。
その時のことを聞こうというのは、あまりにも残酷だろう。
しかし、自分と比べて思うことはある]
どうして、私は……覚えてることが少ないんだろう。
テンマさん、はいろいろと知ってるのに。
(180) 2008/11/24(月) 21:37:55[墓碑群]
学生 ミナツが接続メモを更新しました。(11/24 21:38)
[>>180ミナツの言葉が耳に入って。]
ミナツも、記憶がぼんやりしてる…?
どうやらみんなも、同じようにぼんやりしているみたいだな。
何か眠る前の手がかりとか記録があれば、覚えていたことを思い出せるのだろうか……。
…何もないなら。自分で感じ取るだけ。心の感じるままに。
[手がかりを何も持たない少年は、静寂の空を見上げたまま。]
(181) 2008/11/24(月) 21:51:31[墓碑群]
どんな人か知らないけど……優しい人なんだろうね。
テンマさんは。
上着、貸してくれるくらいだし。
[ふと思いついて、スケッチブックを広げて描く。
しばらくすれば、供えの青い花の絵が出来上がった。
それをテンマのプレートがかかったドアの前に置いた]
(182) 2008/11/24(月) 21:53:55[墓碑群]
>>181
うん……自分のことは、何も。
それ以外のことは、少しは覚えてるんだけど。
眠る前の手がかりって言っても、それっぽいのはこれだけだし。
[手にしたスケッチブックと色鉛筆を示す。
そこには、確かにミナツの名前が書かれてあった]
何もなくても、何かあると思うんだけどね。きっと。
(183) 2008/11/24(月) 21:57:53[墓碑群]
白衣を着た ユウキが接続メモを更新しました。(11/24 22:00)
[左手を天に伸ばす。目を凝らすと見える、隔てる透明なもの。それがどんなに透明でも、確かに隔てている。感じる。]
……断ち切られている。空に、天に届かない。
空のにおいがわからない。
…かな、しい…
…寂しい…
[呟いて、右手をぎゅっ、と握り締めた。]
(184) 2008/11/24(月) 22:04:29[墓碑群]
…不思議だ。
[その白い部屋へと入り、室内を歩き回る。]
まるで、先ほど出来たかのように真新しくて、塵一つ落ちてやしないのに、
[棚の薬品、器具の位置。
奥のデスクに転がるペンすらも。]
いつも通りな、気がする。
(185) 2008/11/24(月) 22:05:51[白い部屋]
[>>183ミナツへと視線をうつし。示されたスケッチブックと色鉛筆を見る。]
これ、ミナツの…名前が?
ミナツのものなんだな。これは…絵を描く、道具?
…少し、見てもいい、かな?
(186) 2008/11/24(月) 22:10:42[墓碑群]
[空を見上げるレンに不思議そうに尋ねる]
空に届かないと寂しいの……?
世界の歌が、聞こえないから……?
[レンの言葉はバクの話を想起させた]
(187) 2008/11/24(月) 22:14:02[墓碑群]
/*
一目でどこにいるか分かるというのはありがたい話です。
ビバ現在地メモ。
(-77) 2008/11/24(月) 22:14:39
>>186
部屋に置いてあったし、教えてもらった名前と同じだし。
私のものなんだろうね。
……覚えてはないけど、何か気になって。
うん、いいよ。
もしかしたら、これ見て何か分かるかも知れないし。
[快く差し出す。
色鉛筆で描かれた柔らかなタッチの風景画が数枚。
それ以外は、まっさらの状態のスケッチブック。
色鉛筆は、差はあれどいずれも減っているのが分かる]
(188) 2008/11/24(月) 22:20:52[墓碑群]
眠り姫 ペケレが接続メモを更新しました。(11/24 22:28)
何もなくても、何かある、か……そうだな。
何か、あるのかもしれない。
今俺が持っているのは……感じる心だけ。だけど…。
>>187
世界の歌……なるほど。面白い表現だな。
歌。世界の歌。そうだね。
感じない…いや、歌だから、聞こえないというのか…?
ここでは、何も……。
空からは聞こえそうな気がするのに。なのに。
[それは、とても寂しそうな口調で]
(189) 2008/11/24(月) 22:29:16[墓碑群]
―廊下―
あぁ、世界の歌が聞こえる。
[こつり、こつり、失人は廊下を歩く。ぽたり、ぽたり、頬を伝う雫が床を濡らして。止めようにも、止め方がわからない。]
世界は、泣いている。
[失人は、ただ歩いた。行き先はまだ、考えていない。]
(190) 2008/11/24(月) 22:30:42[自室→廊下]
[>>188差し出されたスケッチブックを受け取って]
ありがとう、ミナツ。
見せてもらうよ。
[その表紙をぱらり、と開いた。]
(191) 2008/11/24(月) 22:32:17[墓碑群]
[指先に触れたのは、1枚の写真]
[レン、ルリ、ユウキ、ライデンがこちらに曖昧な笑みを向けている]
……?
[裏を返すと 11018.11.24 XXXX]
──え? なぁにダーリン。
ああ、確かに加工して作れるけど。
なんで私のポケットに入ってるのかしら?
11018年。
最近なのか、ずいぶん前なのかさっぱり分からないわね。
(192) 2008/11/24(月) 22:37:10[2階]
お、落としてみた!
気弱に加工写真って案も出したんだぜ……。
誰にも拾ってもらえなかったら、ただのストーカー写真なのかしら。あるいは加工マニア。それもまた良し。
(-78) 2008/11/24(月) 22:38:12
[表紙をめくると現れる、最初の風景。]
…これは…風景…
…鳥…?
[じっ。と魅入って、次のページに描かれているであろう絵も気になって。一枚一枚を大切に見て、大切にめくって。]
…せか、い…
あ……。
[その絵を見て溢れてくる、熱いもの。
一筋の涙が頬を伝う。]
(193) 2008/11/24(月) 22:40:35[墓碑群]
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