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……女難だな、
女は基本的に怖い生き物だからな……。
[攫ってるということは売ればいいのか、とぶつぶつ言いつつも首根っこ離して、真顔でひとつ嘘を吐きました]
僕の日記は9thは丸くてうまいものは食べられない、といってる……。
まあ、それはともかく、
いや、歯切れが悪いというか……。
実質中身はない話にしかなりようがないんだが……。つまり、お前、10thとなんか話したりしたか?
僕はひとつ10thの頼みごとっていうのを受け損なってな……。
[上に行きたいらしいので、
なんとなく階段方面向かいながら口にする]
[家族連れから視線を、声がする前へと戻す。
その姿は、あの柱の上で見た女性のもので、]
…、ったく。
ようやくお迎えか?
[コートを脱いだ、白のシャツ。腕を組みながら、見下しながらナオへ問う。]
やりあうことになれていない、かぁ。
まあ、こんな急に世界の命運を背負わされたんだ。
そこで「大事にする」「守りたい」とかそんな言葉をかけられたら、ころっといく子はそこそこいるかもしれないんだな。
[鎮痛な面持ちでそういって。
知っている。こういうものを自分の棲家の灰ログで何と言われていたのか]
そうか、10th…グリタさんが、混線する日記の持ち主だったのか。
[その相手が、マシロだということにも今更ながら至った]
殺す覚悟が無かった?
あぁ、そうかもな。
お陰で俺は、命が助かったからな。
[肩を竦めて笑って見せたが、
どうにも 歪んだ笑いになった]
俺は、ソラ、だ。
キシコハル?長ェな。キシでいいか。
…キシ?あんた、騎士か。
[自分の世界では、前線に立って盾となる職業。
音で気づいて、思わず笑んだ]
なァ、キシ?
今から少し、付き合ってくれねぇか?
ん?
ああ、すみません。
[肩ゆすられて、目を開ける。
訪問者が三番なのは予測していた。
そして、彼女が鬼の、ヨシアキの味方でもあることも。]
セイジのにーちゃんも、
女難で、痛い目あったことあんのか?
[好奇心に満ちたきらきらした瞳で見上げてみた。
が、続いた嘘に、表情は一気に奈落の底に落ちる]
Σ な、なんだとー!!?
うそだっ。嘘だと言ってくれー。
[袖を掴んでぶんぶん揺すりつつ。
階段へと歩きながら、質問には渋面を作る]
オレ様、ほとんど10thのおっちゃんと会ってねえよ。
一度会ったけど、見逃せ!って逃げられちゃったし。
なんつーかこう、警戒されてた、感じ?
…ふーん。セイジのにーちゃんは、
その頼みごとが何か気になってるってワケ?
だよね。
よく知らない相手なのに裏切られることとかって、考えてるのかなあ。
[不思議そうに首を傾げる]
ん、まあ……日記を通してやりとりできただけだから、あんまり役には立たなかったけど。
[あっさりと頷いた。
なにせ手帳を開いて書き込まなければならないのだから、しかたない]
不思議なもんだよね。
あれだけ世界を救うって言って
誰かれ構わずケンカ売って……
あんなガツガツしてたのに。
[名前について問われれば少し首をかしげる。
まさか、ゲームの職業にありがちな騎士と
勘違いされているとは思わなくて]
?まぁ、キシはキシだね。
いいよ、今はやることないし。
[最後の問いには迷いなく答える]
起こしちゃって、ごめんなさい。
……私のこと、カノウくんから聞いて、ますか?
[私の世界では見慣れない和服と、落ち着いた雰囲気に、何だか気安く声を掛けづらくて、思わずぎくしゃくした敬語になる。
8番さんに味方だ、なんて言ったけど、私はこの人のことをよく知らない。]
一つだけ、ゼンジさんに聞きたいことがあって。
まぁ、ゲームの受け止め方は人それぞれだろうさ。
6thは、ゲームの存在そのものに懐疑的であったからなぁ。そこそこもれは本当なのか、ってところから。
おいらは、こうして離れてみると。
0thと同じ顔した子も、作ってくれた人も、皆大好きだったから。
おいらがへましてみんな消えちまうのは我慢ならねえかなぁ。
[そう零す]
[混戦する日記についての話を聞いて]
そうか、マシロのはいちいち書き込まなきゃならなかったのか。それは難儀だ。
その本は、身元証明には絶大な効果を示すんだけれど、2人一緒じゃなきゃその効果は弱い。今は誰にいっても同じかもなんだな。
ようやく、……ね。
終わりは、既に受け入れているんだ。
[自らの生の終わりと、世界の終わり。
10thにとって後者は同時に、
守りたかった者達の生の終わりでもあるのか。
腕を組む10thに対しこちらは両手を緩く広げたまま]
そう。
貴方は死んだ。
できることといったらここか、
[真上を指差し、]
神の座でゲームを見守ることくらいしかない。
貴方は話が通じてるから選ぶ権利がある。
ここに残るか、私と始まりの地へ戻るか。
[話が通じなかった参加者は無理矢理戻す措置をとる。
0thはそうやって半ば無理矢理お茶会?の席に立たせたのだった]
まぁ、俺とやりあった時は、
殺す気には見えたんだけどな…
その後、生かされた。
[は、と息を吐いて。
承諾が得られれば、エスカレーターへと向かう]
居てくれるだけでいいからさ。
俺の未来、って奴。
騎士と共に、ってのは無かったから
[きっと、と、その先を飲み込んで。
エスカレーターを降りたのは4Fだった]
[キャンプテントにクルミを誘うのは、実のところ、かなり緊張した。
鬼役と告白したよりも緊張をしたかも知れない。
テントならば入り口を閉めてしまえば、見つかりにくい。
元々が寝場所だから、そこらの売り場から物を失敬すれば、
寝心地も床や椅子よりは悪くないのだ、が。]
…、ここでもいいかな。
[彼女を中に誘う表情は、10thにでも見られれば笑われたか。
それほどに、ぎこちないものになっていた。]
ああ、そっか……それならしかたないのかな。
[6thの話にはゆるりと首をかしげ。
世界についての話には小さく頷いた]
私の世界だっていいところばかりじゃないけど。
すくなくとも周囲にいる人たちが私のせいで消えるとか冗談じゃないし。
帰りたいしね。
[小さく吐息を零した]
鬼じゃないって示すだけだし。
身を守る盾にはならないから、あんまり意味はないと思うな。
[鬼じゃないと分かったところで見逃してもらえるとはわからない。
現に今、そんな状況なわけだし]
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