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[袖から何か出てきた。
なるほど、これはこうつかうのかと見やっていれば、それを差し出された。]
……あ、
これに使えるのか。
[嬉しそうに食いついた、思わずはしりと受け取って、笑顔を向けられれば少しバツが悪い]
『 8thは4thに感謝す…』
[ジャックに突っ込んでみたら声は途切れた、確かにありがたい。が、借りが出来てしまったということでもある]
デンゴさんか、よろしく。
[子供相手といえども、敬称は変わらない。]
神になりたいか否か?
それは、わからないな。
神というものが抽象すぎるからね。
いきなり太陽になりなさい、と言われても、よくわからない。
それは子供でも大人でも一緒だろう。
[やけに大人に対してのこだわりがあるデンゴにそう告げて]
ところで、
神の日記だけではなく、この参加者の日記は
己の行動以外に、誰かの行動も映し出すようだね。
私には五番の行動が映し出されている。
そして、八番の羽衣の彼には、九番、つまりデンゴさん、貴方の行動がわかるらしい。
単純に言うと、次番の情報が伝わるというわけだ。
[そのあとは思案するような空白]
[3階のフロアが見えかけた時、人の気配に足を止めると、警備員らしき人が巡回をしている姿がみえた。]
これも…機械じゃないんだな。
[似ている所もあるが、やはりどこか違う世界。]
腕に覚えのない奴は、隠れたりつるんだり
だからこそ、こんなシステムにしたのかね。
[自分の次の番号の行動が解る。面倒だが利用しなくては勝ち続けられない。
タブレットには11thが服を手に入れたと増えていた。]
けど、…
それが賢いやり方かは解らねぇな。
― 3F スポーツ用品売り場 ―
くっそー、いねえんだな。
[最後に何ごとか子供がいっていたような気もするが、ここまで降りてくるのに悩まなかった]
[フロア案内の前で、このフロアに何があるかを把握する]
……さらに下か、それとも……
[タブレットを見よう。
男は、階段へと進んでいった。
階段ならばエレベーター、エスカレーターが有力候補となるこのご時世。階段は人気が少ないし、不意打ちされる危険性も少ない。最も、不意打ちは予知できるのだが]
>>284
[八番の話に対する反応、それが否定的とわかっても表情を変えることはない。つまりそういう戦争の元にいたという予測がついた。
同時に……。]
そうだね。
君は兵隊と自らを自覚している。
よくわかるよ。
[差し出したイヤホンを受け取った時の素直な顔にはやはり笑みを作りながら…。]
有能な指揮官は生かすことを知っている。
無能な指揮官は殺すことしか知らない。
いずれにしろ、私は君を殺さないよ。
すべからく……。
[それ以上は問わない。
それは、信用に値しないといわれたことに、
こちらは信用を返すという意味合いだ。]
[タブレットは、更に新たな予定を示していた。
階段を見上げつつ足を上に運べば、人影がひとつ。]
12th、か
[左手にポールを握ったまま、階段途中で声を投げた。]
話があるなら聞くが?
[店内にはホタルの光が流れ
人々の姿は徐々に減っていく
店じまいの終わった店から電気が消え
エレベーターやエスカレーターが止まり
最終的には 歩ける程度の灯りを残し
大きな電気は 消えてしまうのだった]
[タブレットをあごにはさんで両手をあげる]
戦う意思はないんだな。
情報交換したいんだな。
おいらが知りたいのは、11thの動向。
かわりに、そちらが知りたいことを教えるんだな。
11thは、いい女だから
気になるのはよく解るぜ。
[両手を上げる姿に、やれやれと肩を落として3階のフロアまで上がりきる。]
俺は、
[12thと間合いを取った位置で止まり]
鬼を探している。
わかってるくせに。
[手を上げたまま、男が間合いを詰めるのをただ見つめる。
気になるのはいい女だからではない。相手に自分の行動が筒抜けだから、相手がどう受け止めているのか知りたいのだ]
おいらは鬼じゃない。
信じてくれ、っていうしかないが。
できれば鬼2人を、明日の朝になるまでに見つけたい。
多分それが、一番多くの世界をそのままの形で救える道筋なんだな。
[自分の情報が筒抜けなことには考えを馳せる。]
カノウさんは一番だから、零番の子から
私は四番だから、三番の子から
そしで、九番のデンゴさんは、この八番の子からか。
零番、三番、八番
彼らは押さえておくべきだろうね。
[それは、引き込むのかそれとも、消すのか、その二択となる。]
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