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……そっち、こそ、
いみ、わかんな、い……って……
[届く声に、痛みに呻きながら応える。
動く階段には、この状態では転げ落ちる未来しか浮かばない。
皮の胸当てにはさまったままの手帳にもそんな未来が浮かんでいたが、いまは確認する余裕もない。
ずるり、と座り込んで、通路の隅の壁に身体を預けた。
ネギヤと、フユキはどうなっただろう。
助けにいかなければ、と思うが、とりあえず、血を止めないと、動くのも随ならない。
痛みを堪えてカーディガンを脱ぐ。
袖を切り落として、力の入らぬ右手と口を使って、何とか傷口を押さえた]
悪ィ…
も、移動、辛ェわ…
[傷孔を抑える手に力が無くなってきている。
内側から内蔵に押されるようにして、
鼓動の度に血が、溢れてきていた]
……あんたも、10thと、なんか、あったんだろ。
それ、渡しとく、な
[壁際に凭れて息をつき、
彼女が手にしたポールを見て、告げた]
……むむー。
[ちらり。視線を一度、階段の向こうに投げて]
セイジのにーちゃーーん。
また、話そうな!
[届くかどうかわからない声を投げた後、
一度上った階段を再び下りて、4Fに降り立った]
辛いか……
とりあえず、そこのベンチに横になってて。
[ソラの体を無理やり横たえて]
……いや、受け取れないよ。
確かに、グリタさんとはいろいろあったけど。
[自分の過去を晒した相手。
娘と、世界を守るために戦うことにしたひと。
だけど――だからこそ、受け取れなかった。
自分は、そうすることはしないから]
それに、ソラさんだって。
守りたいものがあるんでしょ?
[派手に鳴っていたクラッカーの音も、ソラさんの悲鳴も、見ない。
簡単に死んだりしない、って、信じてるから。
だから私は、目の前のことだけをこなそうとする。
私の、成すべきことだけを。]
[今もみしみしと軋む手から、ナイフを奪う。首からは血が流れ、白襦袢を朱に染めた]
1度はおいらを殺しておいて、綺麗な手とかまた酷い話だよ。十分に汚れているよ、其の手。
[地面に縫い付けるように力を込める手を引き、クルミの背へと回ろうとする。分かりやすい羽交い締めの手法]
クルミちゃん。
じゃあ、君はそのために、自分が死んでもかまわないのかい?
皆が皆、元には戻らない。
どこか世界に、生き残った誰かはかえらない。
君は、違うだろう? 1stとの話は全部知ってる。君らが何を約束したのかも。
友情も仲間も信じあいたいと思っている君が、「この世界」の神になんてなりたいなんて思わないだろう?
君には帰るとこも、愛を伝えたい人も、喜びを分かち合いたいひともまだまだいる、子なんだろうから。
それじゃ、おいらの願いは背負えない。
苦労してんなー。
[傷口を縛るのに難儀している様子に、
そんな感想を漏らしながら近づく]
まだ生きてる?
[軽い調子で呼びかけた]
そうそ、オレ様は9thのデンゴ。
アンタは、名前何てーの?
この程度……死ぬわけ、ない。
[そんな強がりを口にしながら、近づく子を見ている]
……マシロ。
デンゴは……、鬼を、倒すの……?
[それとも、この子も鬼なのだろうかと、緩く首をかしげた]
[まだ血が滲んでいる様子を見てから、
手元のふろしき袋に視線を移し]
てやっ。
[絵日記を除いた、
中の物をばさーっと下に落とした。
ただの布になった唐草模様のふろしきを
乱雑な3つ折りにして、相手が拒否しなければ
血の滲む傷口を更に押さえて縛ってみる。
気休めっぽい気もするけど、なんか頑張った気分になった。
そんなことをしつつ、]
10thのおっちゃんが守りたかった相手ってさ、
あんたなんだろ?
[と聞いてみたりする]
[手を借りてベンチに横になる。
青白い顔に、唇だけが紅い]
…そ、か。
まぁ、いいや…
[痛みと熱とを感じると同時にひどく、寒い。
身体は細かくカタカタと震え、
上着に着いたベルトがベンチと硬質な音を立てた]
守るモン、…あぁ。
少し、でも、……、
なぁ、キシ?
俺が、生きる意味は、俺が、決める。
生きた、意味は、他人が決めても、
そン時には、もう、俺は、いねぇから、
やっぱり…考えすぎ、になんじゃ、ね?
[げふ、と 咳き込んだ
[唐突な行動にきょとんと瞬き。
傷口にあたえられた更なる圧迫感に滲む血はかろうじてとまった様子。
増えた唐草模様と、それを与えた相手を不思議そうに見やり]
……ありがと?
ああ……そうだ、よ。
グリタは、なんでか、守ろうとしてくれたけど。
自分のことだけ気遣えばよかったのに。
[問いかけにはゆっくりと頷いた。
流れ出る血は止まった。傷ついた血管もそのうちとまるのかどうかとか、そのあたりは知識がないからわからない。
ただ、とりあえずの手当てが終ったことにほっとした]
[ずる、と意識を落とした体が重く滑り落ちるのを、その背後から昏い目で見ていた。]
……“敵”は、殺すものだけどさ。
[警備員の服を一式剥いで、
男は帯で縛って洋食店の奥に押し込んだ。
帽子とジャケットは手にするだけに留めたので、一見すればただ洋装になっただけにみえるだろう。ベルトにはカラーボールのケースと特殊警棒が付随している]
……嫌いだから、って、
そんな理由で誰かを殺したり……、
僕はそうする奴って1stには見えたのか……。
別に、それでもいいか……。
[どうせ11thにとっては獣人はモンスターなのだから“敵”と言って相違ない]
そっか。ならよーかった。
[けらっと笑って、強がりをそのまま受け取っておく]
マシロのねーちゃんか。
7thの日記を壊したねーちゃん。
オレ様、覚えてるぜ。
アンタは――ちゃんと生き残る意思が
ある奴なんだな、って。
[質問には、おどけるように軽く肩を竦めた]
オレ様の最優先は、生き残ることだからなー。
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