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俺が、万全で無い以上は
離さない。
[クルミを抱きしめた手に力が篭る。
逆の方向に曲がったままの指の痛みに
上げかけた悲鳴は、なんとか飲み込んだ。
鋭い眼光は、10thから12th、そして
やってきた2ndへも向けられた後
4thと9thとの距離も、測る]
だったらますます、わからないからどけられないんだな。
[ポールにかける体重を重くして]
今、12人生きている。鬼は3人。
鬼が勝利条件を満たすために、最大3人の裏切り者を抱きこむことができる。
もしもこれが10人になれば、鬼は抱きこみを理由につけて味方を増やし、鬼以外を駆逐するワンサイドゲームの卓につける。
だからおいらは、おいらの目にうつる無駄な戦いはとめなきゃなんねえ。
[だが、目的が足止めというなら]
[その足をのけた]
にしても、
困りました。
どうやら、グリタさんと十一番さんは、諍いあっているようです。
さて……。
十一番さん、グリタさん、両方を受け入れるのはむつかしいかと……。
[グリタとソラの関係性は知らない。]
[手帳をみれば「3rdは11thに抱きしめられている」と書かれている。
あまり現状と即していない様子に、この日記の精度がよーくわかった。
鋭い眼光を向けてくる11thには一度視線を向けたあと、気にする様子も見せずに視線をはずし。
ネギヤが10thと語りかけるのを聞いて]
……まあ、とりあえず、この場で日記がどうこうなる様子は無さそうだし。
私は下にいく。
[階段側で立ち止まっている人たちにも視線を向けるが、乱闘が始まる様子もないし。
4Fで現れた表示も気になるから、また、下へと戻ろうと、動く階段のほうへともどる]
守るべき世界を担っている人物を
別世界の視点から守ろうとする。
彼にはこれはわからないのでしょうね。
[ふと、零す。
それは、愚痴のように小さく、誰も聞き取れないだろう。]
ん……、
[手を伸ばした傍らに花がある、
触れてみたらそれは布で贋物の花だった。
自分の知らない花、7thの髪飾りと似てる花だ。7thの世界はこんな綺麗な花が咲くのだから、きっと綺麗な世界なのだろう。]
……でも、
綺麗な世界も壊れないと、
ゲームは終わらないの か……。
[贋物の花をくしゃりと握り潰す、生花のように散ることは無い。そしてフロアの隅に少しでも仮眠をとろうと座り込んだ。
近寄る者があれば目は醒めるだろう。時分の世界は人の気配に寝入っていられるほど、緊張感の無い世界ではなかったから]
抱え込むとは 物騒な話だ
[けれど、12thが言う事は解らんでもなくて。
重みがなくなればポールを引き寄せ、
それを杖のように使い立ち上がる。
クルミが投げた球の影響で、まだ、頭は痛い。
4thの呟きは聞こえないまま、視線を向けるだけ。
それから、11thに取り押さえられた形になっている
3rdへ視線を動かして、]
邪魔するって 言ったろ
[忠告が本気だと、彼女には解るように伝えて
そのまま、2ndの横をすり抜けて
下りのエスカレーターへ飛び込もうと]
…おい、10th!
[エスカレーターに飛び込もうとすは背に
腹からの大声を、投げる]
足止めって言ってたけど、
俺はそんな手加減知らねぇ!
分かってんだろうが!
[お互い当てどころが良ければ、死ぬ。
それが判っての行動なのか、確認したくて]
[>>369 ここで逢うのは初めての人物ではあるが――、]
[日記に目を落とせば、誰かわかる]
4th、か。
冷静にならなきゃ、守りたいものも守れねえ。
そういう知り合いが多かったからな。
[最も、全ては「人狼ゲーム」上での話であったが。――太った男はお世辞にも気が強いとはいえない。
今も冷静さを保っていられるのは。
これを思考する限りは「ゲーム」と客観的に捕らえられるようにしているだけである]
[10th へと]
物騒だが、「鬼」が手駒を増やす常套手段なんだな。
「鬼」は表面上数が少ない。早くゲームを終わらせる為には「鬼陣営」を作ろうとするのがベストな手では、とおいらは思う。
[こと、ゲームと捕らえる上での考えに出し惜しみはしない。
言わずして口封じられるものの無念さもまた、知っている]
[そして、戦端が一端は閉じられたと、10thの背中を見送って、ゆるゆると息をはいた]
いい女とヤりあうって時に、
本気ださなきゃ…満足させられない。
って事なら、わかってるよ。
[相変わらず、下世話な比喩を使って11thに返事を返して、12thの話を背で聞きながら]
そうやって、簡単に 鬼だから、とか
割り切れる頭が 少し羨ましいぜ。
[12thにそう告げてから、下りのエスカレーターで一気に4階まで、左手でポールを握ったまま、飛ぶように降りていった。]
[10th の捨てセリフには眉をハの字にして]
きっとおいらは、ニンゲンが抱く感情を理解するに至っていないと思うんだな。
老いも消滅もない、ゲームの絵の妖精だから。
[アンが死んだ時に悲しくなかったといえば嘘になる。同じ顔の彼女が消滅してしまったことも。
でも。
ああ、ダミーだったんだ、と、ゲームに置き換えて理解してしまった]
…あぁ。
すまねぇな、ヘマった。
助かった、ありがとうクルミ。
[クルミの力が弱まるのを感じて、手を解く。
それから鬼の数や陣営がどうの、と聞こえて
見るとフロアガイドの所で8thと共に居た男。
会話に混ざることはせず耳に残し
10thの相変わらずの言葉にはまた眉を立てて。
クルミと共に、階段を降りようと足を向けた。
自身の長杖は、取り返しに戻る事なく]
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