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>貢さん
みっちゃんって呼んじゃった☆
二つ上くらいまでは親密にいけそうっていうのが個人的な感覚なんだけれどwww
>祐ちゃん
お付き合いどうもありがとう!
今日はそろそろお休みします…、皆さまおやすみなさい**
時間屋 ヂグは、兎さんとにらめっこしに行った。[栞]
―駅前公園―
[さて、公園には誰か残っていただろうか]
……はー……
[六花が戻って来たと思えば、チカノの行方が知れないと言われ。
こちらでは初めて顔を見た瑞原とは、碌に話す間もなく。
急に様子を違えた穂積が出て行けば、入れ違いのようにして戻ってきた祐樹が姿を消し。
それを前にして焦燥していた菊子も、やがて公園の外へと出て行った。
ワスレモノを取り戻すために]
何だかなー。
[髪を掻き上げて、息を吐く。
心配しながらも同行しなかったのは、邪魔になってはいけないという思いと、もう一つ。
多分自分のワスレモノは、探し回って見つかるものでもないと思ったから。
だってこの街に、自分の思い出はない]
[疲労感を覚えて、噴水の縁に腰を下ろした。
先程穂積が何かを“見て”いた、丁度その辺りに]
何にも見えねーんだもん、……ヒント少なすぎだっつー。
[今までに得たものと言ったら、音楽プレイヤーに1つだけ入っている曲と、海を見た時に聞こえた子供の声だけ。
10年前の街並みを見ても思い出すことはないし、見えるものもなかった。
つまりは自分のワスレモノは、此処にはなくて。
なのに今ここにいるのは、たまたまこの街で何かを忘れている人たちの傍にいて、一緒くたに巻き込まれた、だけなのかも知れない]
……。
[はあ、と先程よりも大きく溜息を吐いた]
経営者 ズイハラは、ヂグ小父さんもおやすみなさーい。[栞]
[今抱いている感覚は以前感じたものと似ている。
さっき、泣いている先輩を前にして何もできなかった時と。
或いはもっと昔――幼稚園の頃、他の子と仲良くできなくて怒られてばかりいた時と]
あー……
[苛々と頭を掻く。嫌になる程の疎外感を何とかしたかった。
手近なところではそれしかなかったから、ポケットに手を突っ込み、とりあえずプレイヤーを取り出そうとして]
[何かを弾いたような高い音が一つ、響いた]
え?
[顔を上げる。
続いて流れてきたのは、歌こそないけれど何度も聞いたあの曲のメロディ。
けれどイヤホンは未だポケットの中にある]
何?ドコから――
[音の源を探して、視線を巡らせ。
程なく自分の後ろ、噴水の水の中に、それを見つけた]
『……。』
[そこには小さな男の子が映っていた。
怒っているような仏頂面で、けれどよく見れば何かを堪えているようにも見える表情で]
『……これ。』
[振り絞るような小さな声で、手に持った何かをこちらに押しつける。
そうして踵を返して、一目散に駆け出して行き――]
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