[指輪に歯を立てた途端、ツキハナの姿が脳裏を過ぎった。
赤色が、白い肌に映える、そんな姿]
きっと綺麗よ。
[痺れるような感覚に、少し震えるように口元が弧を描く]
投票……
[着替えてから食堂へ出向き、チカノ>>0の言葉を繰り返して噛み締める]
あの剣幕では、自警団は本当に処刑をするつもりなのでしょう。
[人前では珍しく椅子に腰掛け、ため息を*零した*]
宿屋の若女将 江夏 ゲッカは、ここまで読んだ。[栞]
― 廊下 ―
[中庭に面した廊下、仏頂面で外を覗いている。
何で逃げ出したのかとか。
何でちゃんと宿に連れてこなかったのかとか。
宿の外での殺人で、何故自分たちが疑われるのかとか。
たくさんの思いが渦巻いて]
なんで探しに行かなかったんだよ俺。
[唇を噛む。迷い子を見かけるたびに笑ってくれたアンはもういなくなってしまった]
[「ありがとう先生。じーちゃんみたいには出来なくても。俺、頑張るから」
昨晩ユウキの、治療道具をしまう手が止まったとき、自分は勢い込んでそう言った。自分を治してくれる先生に、あまり暗い顔をしないで欲しかった]
……できるかな。
[中庭を向いたまま、膝を抱えて座り込む。
膝の間に顎を埋めて、つぶやいた*]
宿屋の若女将 江夏 ゲッカは、ここまで読んだ。[栞]
― 夕刻:食堂 ―
[三度の食事も、砂を噛むような味しかしなかった。]
別に、幽閉されとるわけやなし。
こないな村、皆で逃げ出してもうたら……、
[言いかけ、宿を飛び出したアンの死を思い出す。]
いや、……お嬢ちゃんの二の舞、か。
獣にせよ獣以外にせよ、危険なモンが居るのは事実。
[呟いて、大きな掛け時計を見遣る。
刻一刻と、自警団のやってくる時刻が迫っていた。*]
[聞き耳を立てて得た、姉と自警団員の会話に、新たな犠牲者の名前を知る。]
――そ、んな…
[言葉を失いつつ、ふと何かに気付いたように、急ぎ足で音を立てずに戻る部屋へ幽かに掠める衣擦れの音。]
せんせい、行っちゃうのね。
[医者が出向く。そして彼が戻る頃。
少女の安否が疑惑から確定に変わる。]
[ふと周りを見渡せば、都会からやってきたという編集者の男の姿が見えた]
グリタさん、でしたっけ?どうなさいました?
[グリタの部屋の方へと向かい、部屋を覗き込んだ]
そういえばグリタさん、どうしてわざわざこんな村までいらっしゃったんですか?
[笑顔を作って、グリタに話しかける。客商売なので笑顔は手馴れたものではあるが、若干口の端は引きつっているようだ]
この村で、今までこんな騒ぎ起こった事は記憶にないんですよ。本当に人狼とやらがいるのなら、外からやってきたんじゃないか、そんな気がするんですよ…
[そういって、じっとグリタを見つめた**]
[ふと視線の先に止める、水の張られた入れ物を覗き込む。
昨夜、部屋に持ち込んだ刻には、まだ仄温かかった液体は、昨夜と変わらず澄んだ水底から自分自身を覗き込んでいた。]
だからと言ってこれを証明出来る術がわたしには…
[自警団は告げていた。疑わしい者を差し出せと。
では、疑わしくない者を先に見つけ出し尽くせば。
しかし――]
もし、信用を得たとしても。
闇雲に素性を明かした所で、隠れ蓑にならない方の安否だって…わたしには――
[おぼこい思考ですら解り切ったこと。
誰に打ち明けられようか。]
誰かに…
[呟いて、部屋を出る。
3度の食事の支度は気丈に振る舞う姉と共に行った。
昨夜、照れ隠しに背中で受け止めた男達の軽口が、今はとても懐かしくさえ感じる。]
誰かに――…
[留まる人々を次々盗み見てはまだ、声をかけるものも見つからず*]
おねえやんを占いたいんだけど、怖いから占えない占い師。
ンガムラさん、占いたいんだよなー。霊っぽいか狼っぽいか。
悲鳴の所が気になったので。
でも初回呪狼引き当てても、霊いるから大丈夫だったなーと後悔する占い師。
あと、村建てなのに突然死しそうになる占い師。
さて、そして微妙にコアが合わない村建て。
参加者さんは更新間際の駆け込み乗車が多いようなイメージです。
お風呂入ってくる。