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ゼンジさんも、おかえりなさい。
どこに行ってらしたの?
出て行ったと思ったら、すぐに戻って来たけれど?
[声をかけながら、何だかゼンジの様子がおかしいのに気付く]
[ゼンジがセイジをたたくのをみて]
な、何するんですか!?ゼンジさんっ。
大丈夫?セイジくん?
[オロオロと、二人の顔を見比べている]
えぇー!?そ、そりゃ痛いですよっ。
というより、セイジくんも痛いですけど!?
は?何を言っているの?ゼンジさん。
[『ずっと走ってたのに、ここに着いた』という言葉の意味を図りかねている]
えぇ、えぇ。覚えてますよ。
脇道なんてひとつもない、細い道ね。
それが、どうしたんでしょう?
[やはり意味がわからずに、聞き返す。電話が繋がらないという言葉には]
そんな……。
電話、故障しているんでしょうか?
困ったわ。ジロウちゃんたちも帰ってきていないようだし。
そういえば、アンちゃんと、ザクロさんの姿が見えないわね。
まだお部屋で眠っているのかしら?
小さくツッコミですけど。
右手の平で右頬は叩き難いと思います。若旦那ー。
どうやってたたいたのか想像すると楽しい。
アクロバチックだぜ。
襲われた!?
[思わず大きな声を出してから、傍らのルリに気付いて口を噤む。しまった……という表情で]
たいしたケガではないのでしょう?
……えぇと、ルリちゃん?
家の中に入っていましょうか。外は危ない様子だわ。
ごめんなさいね。連れて来て。
ん???セイジくんは霊なのかにゃー?
わからぬー。
ゼンジのおっちゃん(失礼)は、占い師のような気がするしー。
となると、ルリちゃんが狼さんーー!??ましゃかましゃか。ましゃかのましゃか。
ぬー。わからぬ!って、当たり前だけど。
でも、悩ましいねー。
どうすべーかなー。
[ゼンジの言葉に頷いて]
そう……。良かった。
[と、ふるえるルリの背中をそっと撫でながら]
大丈夫よ。二人とも部屋で寝ているんですって。
ジロウちゃんたちも、もしかしたら思いの外買い物に手間取って、町で泊まったのかもしれないしね。
[我ながら無理のある事を……と思いながらも、ルリに向けては、笑顔を作ってみせる]
ぬぅ。
やはり、ボタンばあちゃんの視点で決めよう……。
ちびっ子は守る!
あと、処刑は。
ばあちゃん、よくわかんないから!状況がさ。
ランダム神に委ねよう……。
……って、それ、いつもと一緒じゃないかー。(爆
大丈夫ですよ。ルリちゃんは、私がしっかり見ているから。
子守りは慣れてますからねぇ。
あぁ、こんな事言ったら失礼ね。
ルリちゃんはレディよね。
[状況にそぐわないと自覚しながらも、軽口をたたいてみる。『一緒に入ろう』と手を引いてくれるルリに]
そうね。ありがとう。
中に入ったら、何かお菓子でも食べましょうかね。
[にっこり笑った]
私は、お菓子が大好きでね。
いろいろ持ってきたのよ。
[食堂に戻ると、自室から持ってきた手提げ鞄を、ガバッと開けてみせる]
芋けんぴでしょ、醤油せんべいに、のど飴ね。
鈴カステラもあるし、ほら、これ!
酢昆布!
それから……。
[食卓の上で、趣味全開のお菓子市が、展開されている]
んん?ルリちゃんの好きそうなお菓子は無いかしら?
あ、これ。チョコレートもあるわよ。
[ふと、鞄の底から、小さな人形を見つけた]
あら……これは。
[人形を手に取り、しばらく眺めていたが]
ルリちゃん。
このお人形は、私が私のおばあちゃんから貰ったものなのだけど。
お守りのようなものでね。
これを持っているとね、怖いことが何にも起こらないの。本当よ?
良かったら、ルリちゃんが持っていてくれる?
私は今までもう、十分に守ってもらったからね。
[静かにそういうと、人形をルリに差し出した]
大事なものだから、ルリちゃんみたいな可愛い子にあげたいのよ?
[目を細めてにっこりする]
あ。あんまり可愛くは無いかもしれないわねぇ……。
何しろ、私のおばあちゃんの時代の物だから。
今流行りの、ほら、なんとかちゃん人形みたいにスラっとしてないし……。
[人形を受け取ってくれたルリに]
こちらこそ。ありがとう。
ルリちゃんなら、きっと大切にしてくれると思うわ。
[『ママみたい』の言葉に]
そんな風に言ってもらえて、お人形も嬉しがっていますよ、きっと。
そう。そうよ。もう絶対、怖いことは起こらないからね。
[ルリの小さな体をふわりと抱いて、よしよしするように背中を撫でた]
[ゼンジの提案に、大きく頷く。このペンションを覆う、重い雰囲気に胸がざわついていたのだった]
そうね。一息ついたら、出ましょうか?
このまま電話も繋がらないんだとすれば、町まで行くしかないでしょうし。
あ。大丈夫よ。
ジロウちゃんたちやパパには、町に行く途中で会えるかもしれないわ。
何しろ、一本道ですからね。
[ルリに向かって言う]
私は荷物といえばこの鞄くらいだから、すぐに行けるわよ。
セイジくん、ルリちゃん、用意が済んだら玄関へいらっしゃいね。
待ってるわね。
[ゼンジの後をついて、食堂を*出て行った*]
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