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[生暖かい風と共に、聞こえてきた謡に耳を澄ます]
…これは。
[時間の感覚も、ここが何処なのかも、曖昧なまま。
吹く風に髪は揺れず*]
― 一年前 ―
[>>1:43手を引かれるままに祭りの輪へと加わり――ふいと誰かの声を聞いた気がしてきょろきょろと脇道へとそれる]
誰か、いるの?
[問いかけに答える声はなく、けれどこの村に来たその時から、どこか遠くから声が聞こえる気がしたことが幾度か――それはアンという少女のものだったか、それとも別の誰かの…?]
気のせい、か・・・。
[祭りの輪へと戻ろうにもふっと意識が遠のくようで――]
あ…。
[一体何が起こったのかわかるわけもなく、加奈が行方不明だとの連絡をうけた家族のもとに残されたのは荷物と、現像に出されていた写真――モノクロの水芙蓉]
― いつか ―
[今がどこかも、いつかもわからずまどろみに身を浸すかのようで。
祭囃子が聞こえたならば、意識が浮上することもあるだろうか**]
[閉じていた目をゆっくり開く。
草むらのようなどこかフカフカしたところで寝ていたようだ。]
あれ...?
[確かもうじきこの町に来て2度目の夏祭り。
今抱えてる案件も山場を迎えたから息抜きに行きたい、と楽しみにしていた。
上半身を起こして周りを見ようとする。知らない景色が目に映る。
森だろうか。海の中だろうか。どこか幻想的な雰囲気だった。
さすがに目が覚めるまでいた町]
あ...
[体を完全に起こそうかというところでまた意識は闇に*沈む*]
[人影は陽炎のように揺れながら、すれ違う]
もう1年経ったのか。
それとも。
[もっと時間は流れたのかもしれない。
揺れる黄色い影は、ひまわり畑]
…こないと次はあなた。
誰が俺をここに連れてきた?
[ふつり、蝉の声がやむ]
ううーん。
[再び目を開け上半身を起き上がらせる。
今度は上手く起き上がれたようだ。
ゆっくりと立ち上がるときょろきょろとあたりを見回し、あてもなく歩き始める]
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