7 メトロポリタンランダ村
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誰が、いつ、どこにいるのか、どこへゆくのか。
私は知らぬよ……。
[低い声は、夜の美術館に微かに響き、その静けさを強調する。]
メイも、待っているのか?
(23) 2007/07/13(金) 00:35:11
そう・・・・・・。
[マキの言葉を、視線は少年の絵に向けたまま聞
く。]
・・・・・・待ってるよ。
[静かに答えた。]
(24) 2007/07/13(金) 00:39:53
[マキの言葉を聞いて、漠然と理解する。そうなんだ、と。どこか得心したように言った]
じゃあ、戻るのかな。
うん。きっと戻る。良かった。
でも、たぶんぼくたちとは入れ替わりだね。それは残念だ。
[そこまで話した時、メイにぎゅうぎゅうと抱きしめられた。ありがとう。優しいね。大丈夫だよ。とスノウが言った。きっとメイの待ってる人も戻ってきます。とも。]
(25) 2007/07/13(金) 00:43:32
[この場で、言ってはいけないと思える一言が、マキの中で存在を大きくする。
それを押し留めようと、ぺたり、両手で頬のあたりに触れ、撫でた。]
願いはいつか叶うよ。
私がここで歩いているように。
(26) 2007/07/13(金) 00:46:01
カツン、カツン。
[噴水のある広間の方から硬質な靴音が響いてくる。絵画セクションの入り口手前で靴音は止まり、闇の中で何かが光った。
と、暗がりからばらばらとコインが散らばり出した。水に濡れたコインは夜の美術館の非常灯の光をぬらりと反射しながらあるものは倒れ、あるものは絵の前に集まった皆の足元まで転がっていった]
(27) 2007/07/13(金) 00:49:14
鼠 マキは、コインに轢かれた。
2007/07/13(金) 00:51:25
[スノウが何か納得したように言葉を紡ぐのに耳を傾ける。]
・・・うん、きっと。
・・・・・・スノウこそ、優しいよ、それ。
うふふ。あたしは・・・・・・あたしは優しくないんだよ。
それにあたしが待ってる人は、待ってても来ないんだ・・・・・・ふふ。馬鹿みたいだって、分かってるのに、ね・・・・・・。
[呟きながら、涙で瞳が揺らいだ。
マキの言葉に、ありがとうと小さく呟く]
(28) 2007/07/13(金) 00:52:28
白熊 スノウは、鼠 マキに頷いた。そして唐突に転がった硬貨を目で追う――。
2007/07/13(金) 00:52:43
学生 メイは、鼠 マキが目の前でコインに轢かれ、驚き目を見開く。
2007/07/13(金) 00:53:18
白熊 スノウは、マ、マ、マキがぁぁぁぁあああ!(がーん)
2007/07/13(金) 00:54:45
学生 メイは、鼠 マキ「だいじょうぶ!?生きてる!?」
2007/07/13(金) 00:56:31
鼠 マキは、「は、はんにんはやs……」
2007/07/13(金) 00:56:52
学生 メイは、鼠 マキを叩いた。「しっかりしてよー!」
2007/07/13(金) 00:58:47
[ぱたぱたとコインが倒れる音に誘われるように暗がりから男がぬっと歩み出る。両手をおどけたように広げて見せながら、二人と二匹に足を向けた。
徐々に歩速を上げながら、
メイの顔を覆うように右手を伸ばした]
(29) 2007/07/13(金) 00:58:52
学生 メイは、「このコイン、どこから・・・?」拾い上げると、濡れていた。
2007/07/13(金) 01:00:07
鼠 マキは、男の挙動を、薄ら開いた目で観察している。
2007/07/13(金) 01:01:32
学生 メイは、顔を上げると、見たことのない男が近づいてきて、目を見開く。
2007/07/13(金) 01:02:12
学生 メイは、近づく男の右手に恐れを抱きつつも悲鳴を上げることも出来ない。
2007/07/13(金) 01:03:07
[自分を抱くメイの腕に労わる様に触れた。]
そんなことない。優しいです。
馬鹿じゃないよ。ちゃんと生きてるだけだよ。
事情は判らないけど、そんなこと言っちゃだめです。
[しんどかったら悩みを聞いてやろう!と威張ってみた]
(30) 2007/07/13(金) 01:04:25
白熊 スノウは、メイに手を伸ばす男に気づき、「何するんだー」と抗議する。
2007/07/13(金) 01:06:03
[スノウをぎゅっと抱きしめる。]
な、に・・・・・・?
だ、れ・・・・・・。
[やっと掠れた声が出た。
男から後ずさろうとするが、僅かにしか動けない]
(31) 2007/07/13(金) 01:06:11
[男の声にならない哄笑がホールにこだまする。スノウの抗議が耳に入った風もなく、男の右手がメイの眼前に迫った]
(32) 2007/07/13(金) 01:08:43
学生 メイは、美術商 ヒューバートを咄嗟に蹴り飛ばす。
2007/07/13(金) 01:11:05
[冷たい床に横たわり、その温度が気持ちいいなどと思いながら、メイと男の動きを――まるで、一枚の絵を見ているような面持ちで見つめ続ける。
床にぺたりと頬をつけ、90°回転した世界は、不安定。]
何者だ?
[空気が、違っていた。]
(33) 2007/07/13(金) 01:12:20
[メイに腹を蹴られて、どさりとあお向けに倒れる。瞬間、非常灯が一斉に消え、
再び灯りが燈った時には、男の姿はどこにもなかった]
(34) 2007/07/13(金) 01:14:42
学生 メイは、「きゃあっ!」非常灯が消え、小さな悲鳴を上げた。
2007/07/13(金) 01:17:34
鼠 マキは、暗闇の中でも目を見開いていた。
2007/07/13(金) 01:18:48
学生 メイは、再び灯りの点いた館内に男の姿はなく、困惑の表情。
2007/07/13(金) 01:19:46
学生 メイは、「今の・・・・・・今の何?一体・・・・・・。」
2007/07/13(金) 01:20:55
白熊 スノウは、何だったんだー。と泣きそうな声。メイにしがみつく。
2007/07/13(金) 01:21:30
鼠 マキは、むくりと起き上がり、湿り気の残るコインの匂いを嗅ぐ。
2007/07/13(金) 01:22:54
学生 メイは、白熊 スノウを抱きしめた。「こ、怖いよ怖いよ怖いよ!なにあれぇええ」
2007/07/13(金) 01:25:07
学生 メイは、「だ、大丈夫だよっもういないから」とスノウと自分に言い聞かせた
2007/07/13(金) 01:26:55
ごめんなさい。ぼく何もできなかった。
警備員じゃありませんでした…。
[しょんぼりと言った。どうしよう。と言った。]
朝まで起きている?
出口を探して逃げてみる?
しかし坊主が今の騒ぎでもまだ寝ている。置いていくと人権問題に直結するだろうか。見たこともない大物です。
(35) 2007/07/13(金) 01:28:02
[コインを持ち上げて、床と垂直に立てる。
ぐいっと両手で押し出すと、ゆらゆら揺れながらコインは転がり出した。]
[二本足で佇み、コインが描く軌跡をうっとりした目で追いかける。]
(36) 2007/07/13(金) 01:28:14
ユキ。警備員なら心得ておけ。
出口などないぞ。私が保証する。
[かつん。
コインが壁にあたり、床でじたばた蠢いた。]
(37) 2007/07/13(金) 01:31:56
[スノウの言葉に]
いやいや、スノウが居たからなんとか勇気出せたんだから!
そうね・・・・・・この男の子もいるし・・・・・・。流石に運べないしね。
とりあえず今は、ここに居ようか。起きたまま。
・・・・・・マキの言葉って重みがあるなぁ。
[苦笑いして、少年の隣りに腰を下ろした]
(38) 2007/07/13(金) 01:36:03
白熊 スノウは、鼠 マキに「そうなんだ。世知辛い。……じゃあ朝を待つしかないね。」
2007/07/13(金) 01:36:12
これだけ長い間生きてるとな、思わせぶりな言葉ばかり口をつくのだ。
[小首をかしげるような仕草でメイを見た]
(39) 2007/07/13(金) 01:39:50
鼠 マキは、白熊 スノウに「嫌でもそのうち明ける。焦るな」
2007/07/13(金) 01:40:47
[ん。とメイにも頷いて]
では今度こそぼくもちゃんと見張っておこう。
ただ見てても何もできない可能性はあるね。
なにぶんこの身体です。
[申し訳なさそうに言う。
それでもそれなりに良いところを見せたそうだった。
――夜は*もう少し続くのだろうか*]
(40) 2007/07/13(金) 01:41:12
なぁ、ユキ……。
[少年の傍らのスノウを見据える。]
奇跡の三度目、だぞ。
気付いておるか?
それどころではないか。
[楽しげにしっぽを揺らした。]
(41) 2007/07/13(金) 01:52:04
学生 メイは、いつの間にか*眠っていた*
2007/07/13(金) 01:53:18
[眠ってしまったメイを指に触れた。]
おやすみメイ。
覚めたくなくなるほどのいい夢を。
[ひくひくと鼻を振るわせる。
歩き出し、壁にぶつかると*右へ*]
(42) 2007/07/13(金) 01:56:18
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