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[”昔、ここにはそれは綺麗な花園があったんだよ”
ウェンディのお婆ちゃんは、眠る前に何度も何度もその話をしました。
甘い薔薇の香り、異国の植物の青い枝。
その言葉は子守唄となって、ウェンディを眠りへ誘います。
月明かりの注ぐアパートの一室で、ウェンディは幸せな夢を見ていました。]
[寝転んだまま、ゆっくり右手を目前に掲げる。
泥まみれの掌に、汗が滲んでゆく]
咲くわけないよな。
[節くれだった指が、ぴくりと動いた]
あの子?
『お客さま』の中に特に親しくなった人が居たなんて聞かなかったけど…。
[他人の、それも母の秘密を覗き見しているようで座りが悪い。しかし興味がないと言えば嘘になった]
ママ、その人のことが好きだったのかな?
それでもよかった。
ただ、
[花でも咲けばいいと思っただけ。
一縷の望みに賭けてみたかっただけ。
男は、呪文のように口元を動かす]
たりねぇよ。
[震える両手で、顔を覆った]
「きゃ助っ人」というアホい変換のままぐぐったら
「もしかして キャスケット」
…間違えたんじゃないんだ。
試してみたんだ!!
…ナースキャップを被った人の煽りの角度って、キャップがすげー可愛くなるんだな……!!!!?
タレ耳っつーか、リボンっつーか、そんな感じだ。
何がオレの心をこんなに鷲掴みにするんだろうこれ。
やべー、変態くさーい。
も、もしかしてオレ、ニーナがめちゃくちゃ好きなのって
ナース服だからだったりするのか…………?
違うって言ってくれ誰か。
それともアレか、ボブヘアー+ナースで駄目押しコンボ?(苦悩している)
そういや、「酒は明日を忘れさせてくれない」とかなんとか言ったけどさー。
あれって、今日の用事が嫌すぎて忘れたかったから出てきたセリフだよなぁ。
もう「明日」じゃなくて「今日」になっちまったよ!ジーザス!
さて寝よう。
[湿度の高い空間の中、男の身体はじわじわ汗ばむ一方だった]
あっちぃ……。
[うわごとのように唸る。
起き上がる気力は沸かない。
降り注ぐ甘い芳香を吸い込めば吸い込むほど、男は*酒を欲した*]
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