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……リウ。理性のリに、うっかりのウ。
あなたは、ご主人様?
[フユキに問うと戸棚の前に歩み寄り、蝋燭に書かれた名前を読み上げていく]
宿帳……出席簿?
[小さく*首を傾げ*]
ああ。来たよ。
[少女の声に答える、男の声。
短くも意味を込めた言葉]
私で。何人めかな?
何人が集まって。
何人が消えるのかな?
[韻を踏むような、自問自答のような*問い*]
ここは、分岐点。
みんな集まって、散っていく。
遠くからも、近くからも。澱みがなくなるまで、留まるの。
私は別のあなたを知っている。私は今のあなたを知らない。
別のあなたは私を知っている。今のあなたは私を知らない。
……あなたは1人目。初めまして、よろしく。
[寂しそうな笑みを浮かべて、*丁重な礼*]
リウ、ね。
[少女の名をぽつりと繰り返し]
ご主人様になった覚えは、ないね。
多分。
[戸棚へ向かうのを見ながら言い。少女、リウが蝋燭に刻まれた名を読み上げた後、続けた言葉に]
ああ。何か学校のようだね。
[膝の上に置いていた束から筆入れを抜き出すと、卓の上にそっと*置いておいた*]
初めまして。
[と、挨拶を返した後]
別の私。私でない私。
君は知っているけれど、私は知らない私、か。
分岐点。
[何か考えるように、少しく声が聞こえなくなり]
ああ、それならあるいはその「私」は、私のように異形では……なかったのかもしれないね。
考えても詮無い事だけれど。
[意味もない。その言葉は、*どこか遠く*]
異形かしら。
異形かしら。
そうね。考えても変わることはない。
……本当かしら?
あなたが存在するのは……いいえ。
詮無きこと。
詮無きこと。
楽な道を、お行きなさいな。
ご主人様と言えばオレ。オレオレ。
反抗期の娘かー……かーさんも苦労しているんだね。さすがリアル細腕繁盛記。お茶飲む? 美味しい羊羹もあるよ。
[あくまでも軽い口調で、冗談のように明るく。
羊羹を勧めようとして、ネギヤに食べられたのに気が付いて、諦めてもう1棹取り出した]
ネギヤさんはもうダメだからね。メタボになる……遅いか。
今目に映る光は、地球を7回半してオレに届いたんだね。ご苦労様です。
[静かに目を閉じて一言。でも濃いサングラスをしているのでイマイチ表情は見えず。
帽子の隙間から明るい金色の髪がぴょこんと*飛び出している*]
[蝋燭に書かれた名前を人差し指でなぞっていました]
ルリ。
[自分の名前を呟き、広間にやってきたリウに問いかけます]
お姉ちゃん、お母さんと会わなかった?
[泣き崩れるリウに驚いて傍に駆け寄りました]
お母さんが女将だから、リウお姉ちゃんが若女将・・・だよね?
[リウの顔に記憶の中の母親の顔を重ね合わせてみようとしましたが、
ぼんやりとしていて、思い出せません*]
センセー! センセー!
…まったく、何処に行ったんでしょうね? 先生は。
目を離すとすぐに行方を眩ましてしまう。
[夕暮れ時。ため息を吐くスーツの男の影が一つ]
[がさがさ。歩む足は森の中]
ふぅ。先生は暇さえあるとすぐ野生に帰りたがって困りますね。
スケジュールを管理する、私の身にも成っていただきたい…。
[枯れ草を踏みしめる音に、愚痴が重なる]
[やがて疲れた顔で空を見上げる。
と、轟音と共に雷の音]
ひゃー! センセー!
自分は雷に打たれたくないので、
一足先に逃げるのであります!
センセーもどうかご無事で!
雷が止んだら、蚤取りに
精を出させていただきますんで!
[一目散に見えた*日本家屋へ*]
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