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ビャルネ様、何を仰っていたの?
[妙なこと、というウルスラへ]
……。何もかも、カウコに聞けば良いことだわ。こうも堂々と殺したのなら、申し開きする用意がある筈よ?それが怪しければ、彼を殺ればいいことよ。
あぁ、その時は是非私に。
その"ひとつだけ"は…ああ。
一緒に聞いた。
[狼使いに味方する者、その一人の存在。
蛇遣いが、ウルスラと共有すると知る情報。]
あれについては、口外してないがね。
恐怖にかられた皆が、自分こそその「一人」だと
思い込んでしまうときが…恐ろしいからな。
[詳細は口に出さぬまま、ウルスラの瞳へ視線あて
彼女の見解が知りたいと求める態で目配せをした。]
[ウルスラの言を耳にとめ、ほんの僅か、顔を顰めて]
では。カウコがビャルネ様を殺したのは「呪い師の可能性を見ていない」ということ?
それは本人が呪い師でないとわからないわね。それとも、決定的な証拠を掴んだか。
…どうでもいいわ。考えるより、聞いたほうがはやそうですもの。
で、ビャルネ様どうしますの?
[先生?姉様?と。自分はまだ埋めるのはつまらないと思いつつ。唇は寒空の下に不似合いなほど赤く染まり]
否、…
ビャルネが言っていた「白」は
あたしだな。――"トゥーリッキ"。
[ウルスラの確認へは、つと自らを示し訂正を。
この地に住まいする折に、長老が伝承から取って
名付けした――――蛇使いのこの地での呼び名。]
それをイェンニが聞いたのさ。
他に聞いたやつがいるかどうかは…わからん。
…そう、言いふらせないからな。
だが先刻… ビャルネに他を尋ねようとして
促したから、他へ勘づかれてる可能性もある。
…なんでだい?
憎んでいるのか?カウコのことを。
[尋ねる呟きは、イェンニの最後の言葉に反応したもの。
そこだけが変な色彩を持って耳に届いて
他の言葉には反応できなかった]
別に?疑わしい人は殺していいのでしょう?カウコに怪しい所があるなら…
[勿論のことでしょう?さも当たり前のように平然と瞳で語る。そして]
…私の聞いたことには答えてくれないのね。二人で内緒のお話。いいもの。眠くなってしまうから、何も聞こえないわ。どうぞ、ごゆっくり?ビャルネ様もお任せするわ。
狼の餌にしても、いいと思うけどね。
[長い髪は翻る。ビャルネの言う「妙なこと」は二人だけの間でわかるらしきもの。なら、邪魔にならぬうちに退散しようと*]
生きる人を供犠にするのは悲しむのに、
死んだ人を食わせるのも嫌だなんて。
わがままね、人というのは。
[蛇遣いに促され、端的に意見を述べる]
私は、逆に言ってしまった方がいいと思うんだけどね。
どうにかする必要は――ないのかもしれないけど
[もし、どうにかする必要があるなら
長老がその旨を述べているに違いないから]
それでも注意すべき人間なのに変わりはないからね。
カウコは長老さまの元へ向かったのだろう。
質す場は、あるだろうよ。
[見遣ると紅い、イェンニのくちびる――
蛇遣いは、ぐず、と鼻先に音を立てる。]
…寒いな。脱ぐと寒いだろうな。
[然し声に迷いもなくて、纏う毛皮に手をかける。]
白髪頭の、むくろは――
こればっかりは、男手に期待というやつだ。
そう考えた方が自然だろうね。
ただ、まじない師ってのは
そんなたくさんいるものなのかねえ?
まじない師の可能性、ねえ……
カウコがどこまで掴んでいたのか知らない以上
何とも言えないけどね。
[しかし、気がつけば漂泊の女は。
踵を返して去っていったか。
疑わしきは――と語る彼女の瞳。
何か胸騒ぎを覚えずにはいられなかった]
[妹分の言を掬って問いかけるウルスラを見遣り、
その遣り取りが終わるのを待つ。脱いだ毛皮を
ビャルネの身体へと詮無くも風に晒されぬようかけ]
ん… 先生がそう思うなら、
他へ話すに止め立ても出来んか。
――わかった。
[何がわかったとも添えず、ふると身震いをした。]
要するに
まじない師のビャルネがトゥーリッキを「白」と言った、
ってことか。
それをイェンニの他に誰か聞いたかも知れないと。
…なるほどねえ。
[それなりに事情を理解した体で]
狼遣いに狙われたか、それとも…ってところか。
誰か他に聞いていたとしたら、確かに怪しくはあるだろうね。
今はビャルネをどうするか、だね。
トゥーリッキも暖かい格好してきなよ。
今、男を呼んでくるから。
[そういうと、その場を*離れる*
通りがかった誰かには杖つく書士の死と
その亡骸のありかを伝えて
それをどうするべきかと尋ねる]
[不穏にも拗ねめいた言を残して去っていく妹分。
手を焼く態で見送ったあと、蛇遣いも歩を巡らせる]
狼遣いに、味方する者がいたとして――
先生、それはイェンニではないと思うと
詮無いがあたしから言わせておいてくれ。
あんなだが、理は通るから
ビャルネもあたしのことをあれに話したのだろうし。
[白蛇の頭を片手で抱え込みながら、
ウルスラの瞳へどこか頼み込む面持ちで口にした。]
…ああ。
先生に話せて――少しばかり安心したよ。
はっきりしているのにはっきりしないことを
胸裡へ持って置くのはどうにも落ち着かんのだ。
[男たちを呼びに行くウルスラへ礼を添えて、
自らも防寒着の換えを取りに住まいへ戻りゆく。
まだその場へマティアスが残って居たなら――]
… 何故、ひとりで見に行こうとした?
[声をかける。後で訊かせろと含める態で*去り*]
[長老のテントに最初に戻ってきたのは、カウコだっただろうか。誰であれ、何があったのかと、問うような視線を向けただろう。説明がなければ、改めて言葉で問い]
……そうか。
[ビャルネの死について聞いたなら、浅く頷いて]
……
[現場の確認だけを済ませると、質問を重ねるよりも先に、長老に一礼をしてから、テントを出た]
……嗚呼。
[微々たるものから、徐々に濃く感じられるものになってくる、血の臭い。現場に辿り着くと、溜息を吐いた。白い雪を染める赤。それを零している、ビャルネの体。その場に誰かがいたなら、視線だけを一度向けて。既に生気が失われた体に、ゆっくりと近付き]
……、
[傍に落ちているナイフを一瞥してから、死した姿を無言で見下ろした。目に、焼き付けるように]
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