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死儀を執り行う私が弔らえば救われるのですよ。
どんなに穢れていてもね。
それを邪魔する奴などは、堕ちてしまえばいい。
[ケラと笑う、笑う]
死の主導権を奪おうとするお前は一人で逝け
[か細い糸で狙うは首一つ。
しかし死体をバラすようには行かずに糸は、赤く染まる
赤い朝露が滴り落ち、僧の指が一つ、二つ落ちる]
……
「気づけば何もない
指の激痛に囚われながら、赤い川を作りながらも
男は石女の死体を片づける]
ああ、気に入らない。
気に入らない
気に入らない
気に入らない
死を御しようとするモノがいるのが
気 に 入 ら な い
[守るべきは己の信仰に沿った世界]
絶望しかない滅びの世界であっても、理に沿って滅びるべきだ
[バラした女の断片を食む]
あの告発した若者はドコに消えた?
[弔い損ねた男を探索するようにさまよう]
[片手には昔この村がまだ今より幾分良かった時に作った僧杖
今は朽ちて、飾りのあった面影
鈴は錆びて、揺れるたびに、細い輪を削る]
私が弔わなければ、誰が弔う?
この身に、鳥達を取り込んで、私は皆を救う為に、同化する。
[罪悪感と、己の価値観を崩す魔物、そして己を支える為の狂信]
……
[足を止めて、振り返る]
貴方は死の理を守るモノか?
ならば静かに通してもらいたい
ならば貴方が尽きた時、弔ってあげます
一緒に天に召しませう
[ケラと笑う]
穢れていないのに禊は必要なし
これは私が取り込んでしまった鳥の代わりにする功徳。
[斧はか細い肩の骨を切り砕く
男はゆっくり座るように跪いた]
私が死んだら、誰が魂を天に還す、肉を大地に還す。
貴様は、それを分かって、殺すか。
[自分の死を前にしても腑に落ちない表情]
なぜ、殺すか。
食いもしないのに殺すか。
意味もなく殺すのは、お前もアレか。
[曲解した言葉に、己を奮い立たせるように、釣り糸を伸ばすが、そのまま力尽きたように倒れた
瞳は信じられないと言わんばかりに見開いて]
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