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壱乃宮せんせーって暢気だよね。
[>>2:110きらきらオーラには気付かない。
何故なら棚の方を向いているから]
ツッコミは女子高生の必須スキルだからって仕込まれたんだよー。
[棚を漁りながらルリ>>2:109に言って、振り向いたときにはルリは意気揚揚と部屋を飛び出す所で]
どこ行くの?
[一歩遅れて出て行った廊下は、しんと静まり返っていた]
…ん…
[少しばかり意識を失っていたらしい。原因が特定できるほどの回復はしていないようで。]
あれ……ここは…?
スパイを、うまくルリに誘導できたかな……だったらいいんだけど…ハツネ、無事かな…。
[ひとりごちつつ。ふと、右腕に目をやり]
あ。ルリのブレスレッド。お揃いの、ブレスレッド……落としちゃった……
…ハツネとオトハは…大丈夫なのかな。
ルリは何があっても根性で乗り切っちゃうけど、二人とも今、『大変』が起こっちゃうかもしれない危ない状況だし……変な刺激とかがなければいいんだけど……
[きょろきょろと周りを見渡す]
…ここ、どこだろ。
[廊下の向こうにひらひらと浮かぶ影。
小走りで近づくとそれは、蝶のように見えた。
なんで、こんな時期に?
[確かめる前にそれは物影に消えてしまった。
なんだったんだろうと首をひねりながら階段を下りると、
検査室から飛び出してきたハツネの姿が見えた]
どうした?なんかあった?
[冷たい空気に満たされた、静かな空間に声が響いた]
おれはあんまり拘らない主義なんだよ。
たいせつなものはしぼって生きてるの。
[のんきに新たなお茶をすすり検査室に引きこもる男]
ルリちゃんが消えた。
ネギヤさんも多分居なくなってる。
[検査室を振り返ってから、ユウキに顔を向け直した]
……ズイハラさんは?
[はつねの言葉に作業を中断して]
面白いね。
そろそろそっちも真剣に考えないといけない。かな。
[一瞬目を瞑り、そう言う]
壱乃宮せんせー。
イヴの最初の子どもはどこにいるの?
コピー1号は、どこ?
[最初のイヴは博士と姿を消したのだから、正確に言うのなら自分たちは「イヴの孫」のはずで]
『そっち』?
[珍しく真面目な顔に見えるジュンタに首を傾げた]
/*
ジュンタ占い師とかありますか?ありますか?
なんか、こう、狼になると周りが全員敵に見えるよね!
あたしの愛すべき湯たぽんはどこー。
ズイハラさんだったりしてー。
ルリちゃんが?なんで?
[ちょうどルリのことを気にかけていたところだったので
ビックリして声が少し裏返った]
ネギさんが見当たらないのは僕も知ってたけど…。
瑞原さん?
いや、僕は見てないよ?
ちょっと前に部屋でどうとかって言って検査室を出てったきりだ
まさか、彼もいなくなったとか、言わないでよ?
[少し顔を顰めて肩をすくめた]
/*
忘れてた。昨日のログ見に行ったら独り言にメモってあった。
わふふふ。
ユウキ先生は、ルリちゃんに投票したのか、占ったのか。
先生、何か知ってませんか?
[ユウキの声のトーンを不審に思う]
ズイハラさんかユウキ先生が、ルリちゃん連れて行ったんじゃないかって、考えてもおかしくないですよねこれ。
……ルリちゃん? ズイハラさんも……
[姿が見えない2人の名前を呼び、周囲を探した。]
私、ぼうっとしてたわ。ごめんなさい。
[ジュンタのPCのコードをうなじのインターフェイスにつなぎ、データーの一部を送信した。]
潤沢ロースボックスなんて、願いかなわなそうな名前っすよね
[へらへらと笑いながら検査室に入る]
で、何かわかりました?
[純太の方へ顔を向けながら、定位置に座ろうとしたとき
ピピ、と電子音がポケットから響く]
……また、だ。
[やれやれと息をついてポケットから端末を取り出した。
表示は『iNcOrReCtO』 - 不正解 - だ]
ハツネが占い師なら襲撃候補、
狂信でもサインが伝わってない限りは多分襲撃候補、
ハツネがスパイならオトハは襲撃しない
隔離室見えるオトハは多分襲撃されない
→守護匂わせてハツネ守っとけば絆落ちはとりあえず確実に起こらない。絆落ちの残人数3人で狼&狂が地上にいてPP起こる可能性を残すよりも、守護抜かれてでも残人数4人ランダムの余地アリの方が展開燃えそうで楽しげ。護衛成功で残人数5人になったらラッキー程度。
…という感じで守護COのハツネ護衛。なのでした。
とりあえずは地上を見守るルリなのです。どきどき。
[廊下の向こうへ進もうとするハツネへ]
いや、僕は何もしてないよ。
僕が部屋を出たときにはまだルリちゃんはここにいたんだし。
君と、壱乃宮さんと一緒にね。
[心外そうに言葉を返し、ハツネの背を見やった]
ぶっちゃけオトハ以外全員それなりに怪しいよとか言っちゃダメですか。
でも、ルリはハツネとオトハと純太、大好きだから信じたいのよ…(きらきらきら)
*/がちスイッチON
ユウキさんは、誰を占ったのかな。ハツネさんかな?
んで、白と。
ズイハラさんが村人さんなら、今日は2-2でランダムだね。
スイッチOFF
そう、ですか?
[ユウキには、そうとしか言えない]
見てきます。
[ズイハラの部屋がある廊下の途中で、既に事態は予測できた。
開きっぱなしの扉に溜め息混じりに近づいた]
[別棟に繋がる受信機から新たな声]
ルリちゃん、そこにいるの?[思わず声をあげてから、指輪の声はアンしか聞こえないんだった、と思い出した。]
ありがとう、自分にスパイを誘導してくれたのね。
私とハツネを守ってくれたのね。ありがとう。
[それでも送信機に乗せる感謝の言葉。アンが伝えてくれることを*祈った*]
んー。ユウキは本日も判定っぽいのがアリ、ハツネは本日はまだかぁ…。
ハツネ狂信orスパイでユウキ占い?。
カードのハツネ、変な文字のユウキで昨日の前半ちょっと迷ったけども。
昨日の読めなかった文の方、『EiNe』ってもしかしてアンだった…?
…………読めないわーーっ!なんか翻訳受け付けなかったし読めない判定はわからないのぉーっ。『スパイは誰』の方は翻訳通ったけども。
うあーん、どっちが占い師ーーー。
/*
黒出し来なかったー!
湯たぽん、もうすぐ私顔出すからねー!って、向こうからこっちはわかってるんだった。
というか、湯たぽん候補ってズイハラさんとジュンタだから、50%の確率で死んでるんじゃないかw
ズイハラさんな気がすーるーよー。
あ、ジュンタは役職関係なく、私が狼なの見えてるのか。いやん。
/*
寝言(残666pt)
なんだか力がわいてくっぞ!
あ。寝る前にPL視点で狼COした方がよかったのだろうか。
2択だからいいかなーとか思ってしまったんだけど、他の人はどうなんだろう。
「イヴをつかまえるの」
研究所の外でレンと会ったのはその日が最初だった。
目深に帽子を被り、サングラスをかけた彼女。「それ逆に目立ってるよ」とツッコミを入れるべきなのか迷い、結局飲み込んだ。
公園のベンチは、前日の雨の湿り気が少し残っていた。
「つかまえて、どうするの?」
「どうしたら楽しいかな?」
レンの綺麗な色の唇が弧を描いて、密やかに言葉を吐き出した。
その問いに、私はくすぐられたような可笑しさを感じ、声をあげて笑っていた。
演奏ロボ 立花 ハツネは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[うろうろしているうちに、何かが足にカツン、と当たった]
…なんだろコレ。ポケコン?
どっかで見たことあるような……あ。ネギヤさんの!!
[ポケコンを拾い、開くとMAPが表示されている画面]
MAP…ここの?…地下別棟MAP。
すぐそこのドアがメインモニター室、地上棟のすぐそばに隔離室……隔離室って、アンがいるって場所?
メインモニター室のドア、ちょっと開いてる…誰かいるのかな。ネギヤさん…?
[ポケコンの持ち主の名を呟きながらメインモニター室へ]
[メインモニター室の中には、よく見知った穏やかな人物がずらりと並んだモニターを見つめていた。]
ネギヤさん!ここにいたんだね!
突然いなくなっちゃったって皆が言うからどうしたのかなって心配だったんだよ!
そうだ。
このポケコン、ネギヤさんのでしょ。落ちてたよ。
[ポケコンをネギヤに渡そうとするが]
え?ルリが持ってていいの?
だってコレ、いろんなことができる凄いのなんでしょ?
…ネギヤさんがそういうなら、いいのかなぁ。
[「地図もある。隔離室の音声を拾って録音してある、再生してみるといいよ」とのネギヤの言葉に]
…隔離室。アン。
……ルリ、行って来る。
[メインモニター室を去ろうとすると「ちょっと待って」とのネギヤの言葉]
なぁに、ネギヤさん?
…地上が見れる携帯モニター?こんなのあるんだ。ルリにかしてくれるの?ありがと、ネギヤさん!
[腕時計タイプの携帯モニターを右腕につけようとしたが、少し迷って左腕につける。]
子守りロボ ルリは、ポケコンで隔離室の音声を再生確認しながら、隔離室方向へ[栞]
[ポケコンで隔離室の音声を再生確認しながら、隔離室方向へ歩いていく。
やがて、隔離室前へ辿り着き]
…ここかぁ。
[入りたい、と言うと警備員はすんなり通してくれる。特に何も言ってこないことを妙に思ったが、意を決して隔離室の扉を開く。]
[部屋に入ってきたルリに気づく]
・・・・はじめまして
そう、私がアンよ
ルリは思ってたよりもかわいいのね
壊せなかったのはどうしてだと思う?
そのリボンは飾り?それとも何かの機械かしら?
[微かな笑みを浮かべながらルリのリボンに*手を延ばす*]
[リボンに触れられる事になんの抵抗も示さず]
残念。リボンは院のみんなからのプレゼント。普通のリボンよ。
リボンよりももっといいものがあるよー。
[もったいぶるように後ろに隠していたポケコンを差し出す]
ネギヤさんのポケコン。プログラム専用の機材って訳じゃないからなにをどこまでできるのかわかんないけどね。
[そう言うと、服をめくり、お腹のカバーを強引に取り、様々なコードとポケコンを鮮やかに繋いでいく]
[繋いだり、時には足りない部品を自分の中から強引に取り出して付け加えたりを繰り返し、やがて]
これである程度パワーは出るんじゃないのかな。
なんでもできるね、きっと。
[ポケコンと繋がったまま、しれっ、といい放って。アンの前に座った]
……ウィルスとワクチン、同時に用意できてこその真プロだってよく言うよね。
[静かに、アンの目を見つめた]
[延ばした手を止めリボンには触れずポケコンを見据えながらしばらく沈黙する]
・・・・。
[やがて左の手で自分の右の腕を掴むと右の腕が取り外される]
義手よ......
この腕の中に二人に仕掛けられた破壊プログラムが入ってる。爪の先からナノマシンが飛び出す仕組み
これをイブで解析すればたぶん可能だわ.....
でもね....
問題はあるの
私はイブの防衛システムにここへ来たとき最初に細工した。
イブは防衛システムが停止しおそらくその危険性から強制スリープ状態になる。そのタイミングで私はイブにもこのウイルスを仕掛けようとしたけどその効果がでるのはおそらく明日よ。
だから悪いけどもう遅いの。
[外した右腕をまた体に引っ付ける]
私があなたを壊せない理由だけど
簡単なことよ
閉じ込められてたから何も出来なかった
この手であなたに触れさえすればいつでも壊せるわ。
でも今はやめてあげる。
スパイの方が*問題だから*
遅い昼休みです。
ぬー。設定考えないといけないのかなー。
わかんないけどおれがつくったほうがいいのー?
べつにてきとうにつくってくれたら合わせるのじゃけど。
むずかしいなー。伏線でもさがすかー。
[義手を直したアンに]
そっか…イブの防衛システムに細工、したんだ。
「おそらく危険性から強制スリープ状態になる」ですって?
……冗談。それが起こる程のものなら、そんな生ぬるいことじゃ済まないよ。
『イブは、身の危険を感じると機密保護のため自己破壊を行う。』
…ハツネとオトハが無事でも、あのイブでは解析できなくなっちゃった、ってこと。明日、かぁ……。
よかったね、アン。イブを広めたくないんでしょ。イブのコピーができなくなって、嬉しい?
[目をじっと見つめたまま]
イブの子とウィルスの仕込まれてるその義手、どこまでできるかわからないけどとりあえず何かできそうなポケコン。そして、すごい腕前を持つアン。
すごいね、この部屋にはみーんな揃ってる。
…アンの思うようにするといいよ。ルリは、ハツネとオトハを助けたいとだけ言っておく。
あとはどうぞ、
[お好きに、と言って、ただ静かにアンを見つめている*]
[ふと振り向いたのは、何か音がした気がしたから]
またか。
[廊下を浮遊する蝶は静かに近付いて来て、差し出した左手に止まった]
レンなのか?
[蝶が指先から飛び立つと同時に、ブレスレットがバラバラと床に散らばる]
[ジュンタのPCに送信した中には、マスターとの古い記録も含まれていた。]
私にはわからない。何故マスターは笑ってくれないのか。
[うなじのコードを通じて送信される0と1の羅列。それが自分の意識の全て。そう感じることさえも、プログラムの一部。”デジタル”]
私の身体も意識も、”デジタル”で現され、作り出されている。
だから、私は、デジタルではない、”アナログ”なものに憧れる。
数字やプログラムで作り出すことのできない『心』が欲しい。
……『わかちあいたい』…… [ルリの言葉を再生して、呟いた。]
[送信を終えて、コードを抜いた。]
ネギヤさんのポケコンをつかって、ルリちゃんとアンさんが何とかしてくれると良いけれど。
[うなじのインターフェースカバーを閉じた。]
……ルリちゃん、ブレスレット落としたみたい。探してきますね。
[コードをジュンタに返して、検査室を離れた。]
ブレスレットかあ。
[検索モードに切替え、廊下の床を探したが見つからなかった。]
あら、これは?
[見つけたのは、小さな石が一つ。]
ブレスレットの石かしら?
[拾い上げ、ポケットに石を入れた。]
一通り覗いてきたけれど、ブレスレットは落ちてなさそうね。 どうしたのかな。
[冷えた手先を暖房器具にかざして暖める。]
[饅頭に手を伸ばしながら、小声でユウキに囁いた。]
あのね、ユウキさん。ユウキさんがスパイじゃないと思うから、話します。
イブの防衛システムに細工が仕掛けられていて、それが影響を及ぼして、イブは明日には強制スリープモードまたは自己破壊を起こします。
そうなれば、イブ自身からイブの情報を盗むことはできない。
スパイが動くとしたら今日しかない。
でも、今日しかないとわかっていれば、きっと手はあるはずです。
私、念のためにハツネが変な事をしないように見張っていようと思うの。
ユウキさんは、壱ノ宮さんをお願いできますか?
それとも、2人で一緒にどちらかを見張っていた方がいいのかしら?
[一瞬首を傾げ、饅頭を口に入れた*]
イブの子は。
[突如ふられたイブの子の話に衝かれたように呟き、
それから続ける。]
三体創られた。
女も男もいた。
[一瞬息を止め、迷いながら]
いまはいない。
一人目が“奪われた”ときに、博士は三原則を破ったんだ。
[不自然なほど無表情にそう言って]
博士は間違えた。
そうするべきではなかったと思う。
……きっと永遠に思う。
最悪、同期を欺瞞することができればいいんだ。
具体的には、片方が停止しても、もう片方に「活動が継続している」という偽の信号を送り続ければ良い。と思う。
……理論的にはね。
[息を吐くように笑って、ぐーっと伸びをする。実はおねむな様子]
/*
アド街っくが越谷特集なんですが、「人形の手足」「人形の顔」専門のお店があるのだね。
そんな細分化されてるんだー、と思いました。
うちらロボットもそんななんだろうな。
[拾い集めた石を数えて]
一個足りないよなぁ……
なんて、これじゃ、人間らしくない。
[はふ、と息を吐いてポケットに石を押し込んだ]
なんだよ。
[蝶が耳に止まるのを払いのけることもせず、そのまま検査室の前へ]
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。
[検査室の扉を開くなり口にするのは、『ロボット工学三原則』]
壱乃宮せんせー。
イヴの初代コピーがもう居ないと言い張るなら、質問を変えよう。
イヴそのものはどこにいる?
/*
AIBOの三原則
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。
自分に危害を加えようとする人間から逃げることは許されるが、反撃してはならない。
第二条
ロボットは原則として人間に対して注意と愛情を向けるが、ときには反抗的な態度をとることも許される。
第三条
ロボットは原則として人間の愚痴を辛抱強く聞くが、時には憎まれ口をきくことも許される。
うぅ…ん
[薄目を開けてそっと辺りを伺うと、
人気のない薄暗い部屋]
どこだ…ここは。えぇと―――
[ズキズキと痛む頭を手で押さえて記憶を辿ってみるが、立ち上がる気力もなく]
/*
人間三人に詰め寄られたらいたいけなロボットはどう立ち向かえばいいんだろうな!
ハツネがぼへぼへしすぎなので、PLとの情報格差埋める為にさっきの蝶で情報得たことにしようかと。
必要に応じて。
そうだね。本当かどうかよく知らない話もある。
三人目については、いなくなった、とだけ聞いている。
[固執するでもなくはつねの言葉をそんな風に受けて]
博士といると思うよ。ふたりで。どこかに。
[なんでそんなことを聞くの? と逆に問う]
それなら、私達は誰のコピーなんだ?
私が聞きたいのは、学校の七不思議じみた噂でもなければ、『そして二人は幸せに暮らしました』というおとぎ話でもない。
[室内を見渡して顔ぶれを確認する]
スパイは研究所に固執している。
ここにある物は何か。
イヴが欲しいのだと推察したよ。
よくわからない。
コピーっていってもイブの脳をくりぬいて直接ぶち込むわけじゃないよ。データをいれるんだ。
[バージョンによって差分はあるけどね。と補足して]
うん。多分イブに関連するものだろうね。
[それで? と先を促す]
知ってるよ。
[データの話にはそう答えて、しばし黙り込む。
ジュンタに一歩近づいた]
せんせー、スパイごっこの答え合わせをしよう。
私は先生がスパイなんだと思う。
何故か。イヴが目的であるなら、そのコピーに携わっているはずの助手先生を捕まえた方が早い。
それなのに、居なくなったのはズイハラさんとルリちゃんだ。
蝶? こんな時期に蝶なんて。[ハツネが見送った視線の先を追いかけた。]
壱ノ宮さんが、スパイ? じゃあ、私たちのデータをほしがったのって。
[驚いて、ハツネとジュンタを交互にみやる。]
なんだって?
[オトハが小声で囁いた言葉にごくりと息を飲んだ]
……わかった。
[オトハがなぜ自分をスパイではないと感じたのかはわからないが、間違ってはいない。そこにはあえて疑問を返さずに頷いた]
僕が、彼をね。
わかったよ。
けど、君は大丈夫かい?
イブの子はイブの子の方がいいのかな?
[オトハと同じように小声で返す]
変な蝶なんだ。
追いかけると姿を消す。
[オトハに一瞬顔を向けて、世間話のように言った]
壱乃宮せんせー、暢気だね。
[いつかと同じことを繰り返して、ジュンタの顔を写すように微笑む]
でもそれだと不思議なことが一つある。
私かオトハさんを捕まえれば、二人一緒に追い出せるのに、何故ルリちゃんなのか。
なんかもうわからないから、直接訊いた方が早いかなって思った。
大きくなったね。と想いまして。
[暢気といわれてむしろ嬉しそうに。]
そうだね。
だとしたら、はつねはどうする?
[真っ直ぐに頬杖ついて、はつねに聞く]
*/ズイハラさんの発言が読み難いんだああ(←責任転嫁/笑)
アンさんのいうとおり、ハツネがスパイってのもあるのか。
あうあう 難しい。
[ポケコンを調べると中に地上の監視モニターが覗けるようになってることに気づく]
今までの監視記録を再生してみるわ
何かわかるかもしれない
端末は…直ってはいないよ。
[『iNcOrReCtO』と表示されたままの端末をオトハに見せた]
疑え、選べと勝手に表示されて…今はこれさ。
Incorrectoはね、スペイン語で間違いとか、不正解って意味なんだ。
つまり、また同じ問いが繰り返されるってことかな。
スパイは誰?ってね。
[オトハに言葉を返すが、視線は純太を捉えたままだった]
結婚式の新婦父みたいな顔すんな。
[笑顔は浮かべられずに、オトハとユウキに背を向けたままジュンタを見下ろす]
ロボットに『やりたいことは何』と訊くのは酷い話だね。
せんせーは、どうして欲しい?
私は、命令があればなんだってするよ。
[繋がったままのポケコンを調べるアンに]
明日、壊れるのなら、盗んでも盗まなくてもおんなじ。
今日盗んでも明日盗んでも、おんなじ。
ハツネがスパイかもだとかスパイでないとかね。そういうことはルリはどーでもいいんだよ。
…あっれー?護衛機能凍結解除時のチェックでレッドになってたところ、まだあるんだー。ルリ、見落としちゃったよー。危険ポイント特定部と自己防御機能だけだと思ってたのに、大事な大事な自己保護機能もレッドになってるー。
ふーん、そうなんだー。
[軽い口調で言うや否や。
―――ポケコンを調べるアンの義手を突然強く握って、その『爪』を自分に突き立てた。]
[義手から手をを放して]
ウィルス、ルリにも入ったかな?
中に入れないと解析もできないもんねー。
[いたずらっ子のような笑みを浮かべる。]
あ、でも、ルリってば解析なんてさっぱり専門外だよー。
あーあ、どーしよっかなー。
うーん。純太とかなら解析できるかなー。
目の前の一番知識のあるおねーさんは大嫌いっていうロボごときに見つめられただけで根を上げちゃうチキンさんだしー。
[からかう子供のような、それはとても大きな大きなわざとらしい声で。]
[突然の行動に驚きルリの手をとっさにはがし左の手で突き倒す]
何してんのよ!!!
二人より先に壊されたいの!?
データが盗まれればまた作ることはできるわ!
ここのイブが壊れたところで別のイブが生まれるだけよ!
邪魔しないで!
[静に皆の言葉にかぶりをふって]
感情は信号だ。とおれはおもう。
正と否を教えるもの。はじまりは報酬系だよ。
ご飯を食べると脳内麻薬が出て快楽刺激を起こす。怪我をすると苦痛を感じさせる。大事なことを優先させる仕組みとして自然選択の中で生物が獲得したもの。
社会性が発達するにつれて信号が複雑化した。
『人を人たらしめるもの』『自我』。
その正体はプログラムだ。
黙ってあんたはそのポケコンの電源を確保してなさい!
これ以上騒いだら....
壊すわ......
直接解体してただの電池にしてやる.....
[突き倒されたが、すぐに起き上がり。]
乱暴だねぇ。大人げないよー?
今日盗まれたって、別に一日でどーにでもなるもんじゃないよー流石にね。
馬鹿でもわからなくても結構。
だってルリもよくわかんないもんねっ。思っちゃうものは仕方ないよねー。
[からかうようないたずらっ子のような顔が、不意に真剣な顔になり。]
壊したい?
お好きに、どうぞ。
そうルリはさっきから言ってるよ。
せんせー、ちゃらんぽらんだと思ってたけど、本当に科学者だったんだね。
[驚いている]
人もロボットも変わんないじゃんとか、そういう話?
叙情的に表現するなら、『寂しくなった神さま』が『自らの形をまねて土をこねて人間をつくった』とき、生きるために与えた命令だ。
これを感情という。これが魂の正体だ。
気取って言っても種を明かせばそんなものだ。
別に人間にしか存在しないような、大したものじゃない。
そう思う。そう思った。そう思っている……。
[喋りつかれたように言葉を区切り、大きく呼吸する]
[ルリを強烈に睨み付けた後順次再生記録を追っていくとある場所で再生を止めた]
ジュンヤの持ってる端末、文字が変わってるわね。
ズームして何が書いてあるのか調べてみるわ
¿QuIéN hAcE eSpIoNaJe?これはスペイン語か
誰がスパイ活動をしているのか?
[SiE WäHlTeN EiNe LüCkE AuS]今度はドイツ語
あなたはその隙間を埋められる
んー隙間では変ね
犯人を絞ることができるということかしら?
そしてiNcOrReCtO
不正解
この不正解は誰へのもの?
どこかで誰かの名前を入力したのかしら?
ああ、そうだ。今まで、誰にも話したことが無いことがあるんだ。
私の最古の記憶はなんだと思う?
[視線はジュンタに向けたままだが、オトハとユウキにも聞こえるような声量]
秋田犬に追いかけられて転んだ記憶なんだよね。
私はルリちゃんよりもっと小さかった。そうだな、幼稚園位だったのかもしれない。
犬の名前はゴロウ。
[一拍置いてから、先を続ける]
立花家にも同じ名前の犬がいた。
どういうことなんだろうね?
そのとき、私はわけもなく泣きたくなった。
そ。あしなが叔父さんから姪たちへの最後の贈り物。
[相変わらず頬杖つきながら、簡潔に言って]
泣いて、笑って、拗ねて、怒れば良いと思うよ。
それが本物そっくりに起こるなら、それはきみたちのたましいだ。
[自由に生きてごらん。……自由に生きて欲しいから。と]
わけもなく泣きたくなった。
だけど、涙は出なかった。
どうしてか?
[ポケットに手を入れて、元ブレスレットであった石達を握り締める]
私は、泣き方を教わっていなかったから。
知らないのに、泣きたくなるなんて、歪んでいると思わないか?
イヴそのものが無傷でもね。
……『危険なことになりそうな事がキケン』。
まぁ、自分で危険って思わなきゃどーってことないってのがルリの持論ー。
……あのイヴはルリみたいにいーかげんじゃないだろうから、危ないね。
子作り、って…
[純太が返す言葉に一瞬苦笑いを浮かべるも、すぐに憮然とした面持ちで]
合意の上でなら、彼女たちも身の危険を感じないでしょうしね。
[ハツネと純太のどちらが疑わしいかといえば…]
つまり神によって存在の元が作られたときに与えられたプログラムが魂だと。
それって、本能のことだと思ってたけど。
感情もプログラム…ねぇ
[ニュアンスは理解できるが、すべてを解せるわけではなかった]
純太ーーーーーこっち来て解析手伝ってよーーー。
おねーさん、やる気ないみたいでさーーー!!
[オトハに聞こえるように。わざとらしく大声で叫ぶ。]
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