情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
/*
本当遅くなってすみませんでした><
仕事の合間から鳩も飛ばせなかった…。
そして
あざす…あざああああああああああす!
久しぶりの墓下!何か感動…
/*
イェンニの見せ場を是非に見たいな。
これは見て反応すべきすべき。
よし、しよう!!!
幽霊だしな、移動はきっと出来るのに違いあるまい。
けどアイノもこれは拾いたい気のするところ。
……。何を、しているの…?
[どこかうつろで、感情の抜け落ちたかの声。
それへ僅かに眉を顰めて傍へ寄る。
移動は滑稽なほどに容易で、生前の不自由とは比ぶべくもない]
そんなところで。
[そこは死のはじまりの場所。
彼女の事情の仔細は知らず、女は僅かに首を傾げた]
…人として、なんて。
やっぱり、
ひどいことをおっしゃいますのね。
[ニルスの言葉に。
いっそ穏やかで柔らかい笑みを
困った風に浮かべたのだった*]
…… さあ。
何を、したらいいかな。
[気配が傍に寄ってきても、アイノの目は前の場所を見たまま動かない。
そもそも誰と認識もしていないのか、年上の彼女に向ける言葉は敬語ではなかった]
全部、夢の筈だったのに。
[或いはただの独り言だったのかも知れない]
夢……?全部が?
[独語のように響く言葉に、
鸚鵡返しに問い返して、口を閉ざす。
思考する少しの間。先の自分を、思い出した]
夢…、ああ。
あなたも死を──…夢だと、思っていたのね。
[声の後半は僅かに低くなる。
過去形で語られるならば即ち、彼女の夢は破れたのだろう]
何をしたら……、
[呟かれた言葉に、心が痛んだ。
目の前に佇むのは、生前消極的な殺意を向けた娘。
彼女を死なせた罪は女も負うものだ。
けれど同じく死者として相対せば、
自責よりも哀れみが情としては、より勝る。
或いは贖罪でもあるのかも知れないけれども]
…、あなたには大切なひとは、いないの?
全部。
血も、星詠みも、投票も、痛みも、人狼も、ナイフも。
全部、悪い夢の、筈だったんだ。
[視線は落ちて、床を見る。焦点は合わない。
声はまるで泣きはらした後のようでもあった]
でも、終わっちゃったんだって。
……目、覚めてないのに。
[呟いて、沈黙した。
その場所から動こうとは未だ、しない**]
…そう。
[鏡を見ているようだった。
現実を拒絶した彼女の姿は、あたかも昨夜の自分のよう。
それでも、あの時自分はまだ生きていた。
温もりをくれる人が傍らにいた。
けれど終わってしまったと口にする、彼女の絶望はなお深い。
女は言葉を失って、口を噤んだ]
ごめんなさい。
[小さく囁くように口にして、その場を離れる。
居間に向かわなければならなかった。
胸騒ぎがする。──ひどく不吉な予感がして*いた*]
[自分の問いかけに対し、複雑な表情で答えるニルス(>>4:57)の言葉を、真剣な眼差しで聞く。一句一句、言葉のひとつも聞き漏らすまいと]
“重たい荷物を背負ったような気分だよ”
[最後を締めくくる言葉に、彼は唇を結んだ。その瞳に、苦しみや、悲しみや、切なさ、申し訳なさ……いくつもの感情がないまぜになり、複雑な色を作る。しかしそこに、迷いの色はなく]
………。
[小さく礼をして、投票箱に向かった]
[投票を終えると、その足で向かったのは、炊事場。かすかに、ニルスたちの会話も聞こえてくる]
[“それ”は、探すまでもなく、調理台の上に置かれていた。何人もの命を奪ってきた、ナイフは]
……っ。
[小さく、息を詰め。一度、硬く目を閉じ――彼はそれを手に取った]
[ウルスラを殺したのは、恐らく、イェンニなのだろう。彼女の縫うこしらえ物の美しさは、それを引き取りに来ていたイェンニも知っていたはずだから]
[それを彼女の亡骸に掛けていたのは、人鳴らざる者に変貌してもなお、残っていた、人の理性なのではないだろうか――]
[確証は無い。ただ、彼がそう思うだけだ]
[イェンニが入れてくれたお茶の美味しさも。マティアスの手当てをしてくれた事も。……ドロテアを失った嘆きも]
[嘘だとは思いたくなかったから、そう信じたいだけ、なのかもしれない]
[しかしそれが事実であるか、単なる思い込みなのか、知る術はなく――]
[居間に戻ると同時に聞こえてきた、イェンニの言葉(>>4:68)が刺さる]
[“誰も殺していない者が、2人”……と言っていたが、違う。
ただ、直接手を下していないだけで]
[アイノは、自分が殺したも同然だから]
[レイヨだって、本当ならば――]
[だから、自分は――]
―――ッ!
[声にならない声を上げ、イェンニに飛び掛る。その喉に、ナイフの刃を突き立てる為に]
[ウルスラと同じように、喉を切り裂く為に]
[イェンニの喉から吹き出す、生暖かい赤を浴びながら]
[むせ返るような、さびた鉄の匂いを嗅ぎながら]
…………。
[掌に残る、ナイフの刃がずぶずぶと沈んでいく鈍い感触に、今更ながら、身体が震える]
[生かされる為に一度喉を裂かれた自分が、他人の喉を裂いて死に至らしめたという皮肉には――気づきもせず]**
/*
お墓でニルス・ユノラフのダチコンビを眺めていたかった。
死亡フラグがことごとく主人公フラグに転換されるこの恥ずかしさよ・・・!
/*
メモ
ユノラフ発見後、ニルスに手紙を書く
レイヨの事が許せない、と思った。
マティアスの死を汚した事が許せないのなら、自分の手でやるべきだった。
だけど、結局ニルスに重い物を背負わせてしまった。
友を失う悲しみや苦しみは、言葉で表せるものではないし、
イェンニはあとふたりと言っていた。
ユノラフの死から、人狼が生きているのは確か。
生きているのは、僕とニルスとヴァルテリ。
ニルスが狼だとはどうしても思えない。
だから、イェンニの言っていた事は嘘なのだろう。
/*
そしてなぜデフォの投票先が
3日目:レイヨ
4日目:イェンニ
5日目:ヴァルテリ
なのかと・・・。中身いるだろ、ラ神。
/*
生かされた意味を考える
ここに来た意味を考える
最初は、供物として身を捧げる為だと思っていた。
だけど、生かされた。
この村を、故郷のように、させないように。
人狼を倒すために。
生きなければならない。
湯を浴び、イェンニの血を洗い流す。
しかし彼女の血を全て洗い流しても、赤い血は腿を伝い続ける。
瞳に影が落ちる。
それは、自分の血。
塞がりかけていた傷口が、開いていた。
焼いて塞いだ(ロイ)
というのはあまりにもアレなのでやめておくとして。
精神的な変化が主人公過ぎてつらい。
[ウルスラ家へこしらえものをとりに行くようになったのは
彼女が出掛けていた時に杖を折って困って居るのを
助けたことが切欠だったように覚えている]
[出来て居れば受け取って
出来ていなければ軽く雑談でもして――]
[海の近くのレベッカの雑貨屋に持って行って]
[漁の帰りのマティアスと会えば余った魚を貰う事も]
[教会に持って帰るとドロテアが喜んで
彼の元にお礼を言いにいったこともあった]
[アイノが村に来た時はゲルダに挨拶もした覚え]
[――――日常。]
[この村に着いた時イェンニはまだ小さかった。
だから自分が産まれた時、
背に桔梗色の鬣があったなんて知ることはない。
ただ危険だと捨てられて。
この村の神父に拾われて。
その後にドロテアが拾われてきて――
おだやかな毎日を過ごしてきた。]
[神父が亡くなってからは姉妹で暮らして来た。
ドロテアは村の機織りの手伝いに毎日でかけ。
自分は教会をまもり過ごして行く
そんな日々に罅が入る音は 微かでも良く響いた]
[ニルスがイェンニに投票するというのは聞いていた。
居間へと降りればイェンニがそこにいて。
しばらくあとにニルスやユノラフ、クレストもやってくる。
投票をはじめる様子に小さな吐息を零し。
選んだ名前を書いて、箱にいれた。
イェンニとニルスのやり取りに口を挟む事はなく]
[人数を口に出すイェンニに、わずかに眉を寄せる。
それでも、その言葉を止めることはなく。
ユノラフへとちらりと視線を向ける]
……
[狼だと判断した男はいつもの陽気さはないように見えた。
居間から少し姿を消していたクレストが戻ってきたとき。
その手にある銀色に瞳を眇め]
[止める暇もなく、イェンニへとナイフを突き立てるクレストに、
ただ、ため息を零した]
……かわいそうに、の。
[どちらへ向けてともつかぬまま、呟きを一つ。
クレストを止めるためにか、それとも、手を下すのをかわるためにか、立ち上がっていた二人の男を見る]
[ユノラフの背後へといつの間にか移動して]
おまえさんも、向こうへいっておいで。
[そんな声をかけて。
ユノラフがこちらを振り向いた時に。
狼に変じて、その咽喉笛をくいちぎった。
居間が赤く染まる。
イェンニの血と、ユノラフの咽喉から吹き上げる血で。
彼がかざしかけた首飾りが、血溜りへと、おちた]
[灰色の毛並みにかかった赤い血を軽く舐めとり。
狼は、ニルスとクレストへと、瞳を向ける]
さてさて。
食い殺せるかの……
[いいわけも説明も、なにもしないままに。
朝になってから狼に変じる辛さも感じさせないままに。
油断なく二人を見つめた*]
/*
そうきたか…!
ニルスとユノラフをどうやって引き離すかと思ったら、力業だった。
やばい。
やばい。
ざわ…ってした。
/*
いいいなぁぁぁ。
とってこーい、って反応投げ出来るってかっこいいなぁぁ…!
それに引き換え
過去の色々をさも複線のように持ってきて
「こんなの持ってきた!(わふ)」
だったクレスト犬よ…。
[ひとを、ころした]
[イェンニは、人間では無くなってしまったのかもしれないけれど。それでも、彼にとっては、人だった]
[絶命し、足元に崩れ落ちたイェンニのガラス球のような双眸が、自分を見つめている]
………っ。
[後悔は、していない。いや、してはいけないと、ぐらつきかけた気持ちを立て直し、イェンニを見つめ返す]
[掌に残る、鈍い感触を]
[胸に広がる、にごった感覚を]
―――ッ。
[振り切るように奥歯を噛み締め、血まみれのナイフを指から剥がすように、ゆっくりと、ゆっくりと、手を開いていく]
[彼の手から滑り落ちたナイフが、床に落ちて。甲高い金属音が、居間に響く]
[緊張が解けたのか、一気に体中の力が抜け、イェンニの血だまりに膝から落ちた]
[途端]
………!
[ざわり]
[全身が総毛立つ、感覚に、背中が跳ねた]
[ざわり]
[毛穴という毛穴から、冷たい汗が噴出す]
[未だ、じくじくと痛む脇腹の傷が無ければ、発狂していたかもしれない]
[――得体の知れない恐怖が何なのか]
“おまえさんも、向こうへいっておいで”
[その声と共に、知る]
―――――!!
[狼に変貌したヴァルテリが、ユノラフの喉笛を食いちぎる様を目前にして]
[――この、圧倒的な恐怖に晒されて、マティアスもウルスラも、死んでいったのだろうか]
[仇を目前にしながら、身体が動かない]
[ニルスに目をやると、信じられない、といった様子で小さく首を振るのが見えた]
―居間―
[クレストの持ってきたナイフ。
その行く末を見据える。
血に染まる居間。
血に染まった友の背を、見据える――]
[他ならぬ、友が手を血に染めるのは。
自分がきっといないからだと思えば。
何も言わず、ただ、見守る]
[ごめん、すまない、謝罪の言葉ばかりが口をつきそうになっても。
届かないそれらは自分の慰みにもなりやしない。
だから、しゃっくりを堪えるように、息を吸うた]
[再び、ナイフを手に取ろうと、手探りで探すが見つからない]
[その間も、ヴァルテリだった狼が自分達を見つめているのを肌で感じながら]
[それでも、指先は、必死でナイフを求めていた]**
[眼鏡を外したぼやけた視界の中、投票を終えて出ていったはずのクレストが戻ってくるのを見る。
異変を感じ取るのは、>>6 クレストが飛び掛かってからのこと。
慌てて眼鏡を掛けてソファーから立ち上がるも、間に合うはずもなく。
クリアになった視界がまず捉えたのは、>>7イェンニの喉元から吹き出す赤色の血だった。
驚きで>>10 ヴァルテリの呟きが耳に入らず、クレストへ寄ろうと数歩歩み出した時には、>>11ヴァルテリはユノラフの背後にいた。
聞こえた声に振り返った時には、もうその喉笛は噛み切られた後。]
………ユノ、ラフ。
[ただ呆然と、赤く汚れた居間の床に倒れていく友の身体を、目を見開いて見た。
そして。]
―――………ヴァルテリ殿。
[ゆっくりと視線を動かした先に、>>12 血を舐める灰色の狼を見る。
その今までと変わらない言葉遣いと、今までとは大きく違う姿とに、ニルスは息を飲む。
しかし、怯えている暇などはない。
僅かに震える手をぎゅっと握り、緩く首を振り、ニルスはじっとヴァルテリを見詰めた。]
……ご老体に鞭打つこともありますまい。
大人しく御隠居なさってはどうですか、ヴァルテリ殿。
[さて、狼に変じた彼に冗談はどれほど通じるか。
勿論、ニルスとて余裕で冗談を口にするわけではない。
出来るならば、争いたくは無い。争ったところで、どれだけやれるか。]
それともやはり、我々も喰い殺さねば気が済みませんか。
[じりじりと後方に下がりながら、クレストの様子を窺うのに後方に視線を遣る。
>>17 クレストが落としたナイフを探すのを見つければ、クレストを狼から庇うように二人の間にニルスは陣取る。
ヴァルテリを真正面に捉えながら、ニルスの視線は時折左右へちらりと動く。
武器になるものを探すかのように。]
[怯えをみせるクレストから、軽口をたたくニルスへと視線をむける。
距離をとる仕草は気にしない。
跳躍すればすぐに詰められる距離だ]
隠居してられればよかったが、そうもいかんようになってしもうたからの。
なぁに、お前さんらが見逃してくれるのなら。
わしはこのまま去ってもよいのだがの?
[ふん、と鼻を鳴らして、ニルスが隠すクレストへと視線を向ける。
血の匂いが動いたことで、ナイフの動きを知る]
それとも、おまえさんらが、わしを殺すかね?
[悠々と問いかけながら、何時でも飛びかかれるように、身を低くした]
“見逃してくれるのなら”
[場違いに、ゆったりと喋る狼の声が耳に届く]
――それは……出来ない。
[声も無く呟き、彼は首を振った。……指の先が、何か固いものに触れた]
我々がここであなたを見逃せば、そのツケは他の村人にいくのでしょう?
だったら、ここで終わらせる他はない。
……しかし、その前にお聞かせ願いたい。
人狼の本能というものは……人を食うという衝動は、それほどまでに抑え難いものですか?
今までの友人知人を捨てねばならないほどのものなのですか?
それとも……人狼として目覚めると同時に、そのような情も失くしてしまったのですか?
[獣が身を屈める。それは、跳躍の準備であるとニルスは知っている。
巡らせた視線の先には椅子と、レイヨの足を傷つけた置き物の破片と、幾つかの無傷の置き物があった。
使えるものといえば、その程度だ。
クレストがナイフを手に取るまで会話で気を逸らそうとしているのは、恐らく明らかだろう。
それでもニルスは問い掛ける。時間を稼ぐ為だけではなく、自らの疑問のままに。]
[ずっと、考えてきた。自分がここにいる意味を]
[最初は、供物として命を捧げ、災いを退ける為だと思っていた]
[だけど、生きている]
[生きている――いや、生かされている意味を、だから、考えた]
[そして出た答えが、生きて人狼を食い止め、この村を守る事、だった]
[ニルスが会話でつなぎ止めている――]
[彼は、狼に気づかれぬようにナイフを手に取った。その間に、狼は身を屈め、今にも飛びかかろうとしていて]
[じり、と腰を浮かせる]
怪我人 マティアスは、ここまで読んだ。[栞]
[機会は、恐らく一度だけ]
[――今度こそ、死ぬかもしれない。だけど、掛けるしかない]
[じくじくと]
[じくじくと]
[傷口がうずく。塞がりかけた傷が、開いているのだろう]
[ならば……]
[ニルスの問いかけに、狼の金の瞳が彼を見る。
獣の顔は表情が分かりづらい]
……目覚めてしまえば、人の食事では生きていけぬよ。
それとも、なにかい。
殺されたくないから、餓死しろ、と。
――いうのかの?
[情はある。
想いもある。
けれども、それは人を食べるこういに反するものではない。
そんな説明はしはしないけれど。
ニルスの思惑もわかってはいるが、その疑問に答えることを厭うことはない]
[感触を思い出す
ドロテアの柔らかい肉に牙を突き刺した
マティアスの怪我を抉るように爪を閃かせた時
ヴァルテリが喰らうウルスラの血を横から啜った
息絶えたドロテアを抱き締めた
マティアスの冷たい髪をそっと撫ぜた
ウルスラに彼女の縫った布をひらと掛けた
どれも人であり人狼であり
自分であり――――
見えた「死者」の様子に喉奥で唸ってみせる]
[どうなっているのか、居間の様子をちらと見る時、
それはクレストが、イェンニを殺す時だった。
桔梗色の獣。
それが誰か、実際その姿を見たのは初めてだが、
彼はわかっていた。
イェンニ、死んじゃったね。
声がかけられればそう伝えていたことだろう。
だが今やその声はなく、怯えるマティアスを見ながら、室内へとそっと入った]
――守ってあげられなくて、ごめんね、イェンニ。
[声に出して、言葉を伝える。手を差し伸べる]
愉しいよ、ありがとう。
[狼の死角から、ニルスの足元めがけてナイフを滑らせ]
っ!
[狼に、飛び掛った。何かを握り締めているように、装って]
[血まみれの身体だ。どうせどう動いても、匂いで嗅ぎつけられてしまうし、傷の痛みで動きも鈍い]
[だったら、ニルスが動きやすいよう、囮になればよい事――]
[沈黙に沈んだアイノを置いて、居間へと意識を向ける。
ざわざわと胸騒ぐものがあった。
女の姿が居間に現れたのは、丁度ニルスが問いを発した頃>>4:62で]
先生……イェンニ、
[淡々と交わされる会話に息を呑む]
[彼女は違うと思っていた]
[そんなはずは有り得なかった]
[彼女が、ここに呼ばれないように願っていた]
[彼女がいたから安心をした]
[危険だから][危険なのに]
[傍に寄り添った][傍に居てくれた]
[───人狼は人ではないもの、と。
自ら発した言葉の意味を、目の当たりにする]
クレスト……っ、
[イェンニの言葉を、もう少し聞いてみたかった。
言葉の響き>>4:70の向こうの意味を、
ドロテアを失って嘆いていた想いの向こうを、
そして共に居てくれた、彼女の心を、]
[けれどクレストの手に握られた刃>>6が、イェンニの喉を切り裂く。
生きていて欲しいと心の奥に願った人が、
もう一方、大切に思うひとの命を奪う。
止めようと手を伸ばした。
けれど彼に手が届くことは、当然、なくて]
───…イェンニ…
ほう……
[おもしろい、というような相槌を一つ。
咽喉の奥を鳴らして笑う]
なら……どうして、アイノやレイヨは死なねばならんかった?
おなじこと、だろう――
[死にたくないからだと。
そう暗につげながら、嗤う。
日に一人なのは、夜でなければ狼で居るのは辛い事だからだ。
夜の間に全てを食べれるわけでもなし。
だからいま。
すこしでも気を抜けば人にもどるだろう]
[血の海に彼女の身体が沈みこむ。
優しかったひと、この心を慰めてくれたひと。
はじまりのきっかけは、些細なこと>>+10
それを機に、時折イェンニが訪ねてくれるのが楽しみだった。
最初の頃、わざと作業を遅らせて彼女を引き止めた。
慣れてからは自然と、お茶を淹れて会話を交わすのも約束になる。
女は窓辺で縫い物をしながらも、窓を閉めることをあまりしない>>0:11
人恋しかった。
窓越しに垣間見える村の日常を、女は愛した。
二度と帰らぬ、穏やかで暖かな日常を]
[不意をつくように飛び掛ってくるクレストの動きは分かっていたから、まだ人に戻ることはない。
それでも何かを握っているような、その拳に。
警戒して、横に逃げようとニルスから意識を逸らした]
[触れる、ぬくもりなどは感じない手。
だけれど、彼女がそこにいるとは伝わる。
そっと頬を、首を、喉を撫でて、口もとを緩めた]
答えをあげないのなら、僕が答えようか。
[マティアスも、ウルスラも、一瞥してから視線をイェンニへと向ける]
食べられたなんて、とんでもないって。
――ねぇ、イェンニ。
/*
首狙い(40)→<40>
とかやりたくなった(最近TRPG動画を見すぎではありませんか、少し落ち着きなさい自分)
…そんな、
[一度顔を伏せる。
クレストを責めるつもりは、元よりない。
己の手を止めてくれた彼の手を、血に染めてしまったこと。
それへ向かうのは、傷つけてしまった時と変わらぬ謝罪の念。
じっと俯いて、泣き出しそうな思いを堪える。
届かずとも彼の手を握り締めたかった。
なるべくイェンニの死体を見ないよう傍に寄って、
固まったような手指>>13に透明な手を添える。
音も涙もない、沈黙の慟哭。
それを破ったのは、マティアスの小さな悲鳴だった>>+15]
……、ユノラフ…!
[血飛沫あげて倒れる男と、灰の狼>>11
そうして現れていた桔梗の毛並みの獣に、目を瞠る。
非現実的なほどの赤に染まる視界。
悲しみよりも先に衝撃が来るのは、己もまた死したが故か。
いつしか意識は逸れて、女の視線は真っ直ぐに、
ただ桔梗の毛並みの狼へと注がれていた]
[生者らが争う様子は耳に届いている。
けれど今この目に映るのは、桔梗の色の狼と、]
…イェンニ?
もう、戻れないの?
そのままでしか、いられないの…?
[レイヨの視線>>+29が薙いでいく。
けれど目をそちらに向けることはしないまま、
嫌悪とは違う静かさで、女は桔梗色の獣へと問い掛けた]
イェンニのふりをしていた、獣……
[マティアスの声>>+32に首を傾げる。
包帯をなくした男は、かつての姿を取り戻している。
それへ反応を見せることを今はせずに、口を閉ざした。
脳裏に、イェンニの言葉がある>>4:70]
…目覚めたと、言っていたわ。
[すり寄せられる頬を、喉を撫ぜる。
目は細まり、笑って]
君は、いつでも君だよね。イェンニ。
[マティアスの言葉を否定する言葉]
最初からずっと君だった。
ウルスラさんのほうが、よくわかってるみたいだね。
[そして、そういうとそっと手を離して]
どうやら、ヴァルテリさんも、死ぬつもりのようだね。
――いや、そうなっちゃうのかな。
ごめんね。
僕は、夢を覚ましにいかなきゃね。
[そう言うと、イェンニのことをもう一度撫でた後、姿を消した**]
…イェンニ。そのままでは分からない、わ。
あなたまで言葉を失ってしまったの?
そんなの、ずるい。
[返る瞳の色は、変わらないまま。
だから声は僅かに湿り気を帯びてしまう。
かち合う視線を逸らすように、少し目を伏せた]
…ずるいわ、イェンニ。
…っ、でも、
[瞳の色が。と、マティアスに言いかける。
咄嗟に顔を上げて、彼を見返した。
二人の名を告げられれば、
惑うように一度視線を巡らせて──…
ふるりと首を、横に振る]
全てが嘘でも、全てが本当でもないのだとは…思わない?
私はニルス先生もクレストも信じ…ているわ。
[願望ではなく、言い切る形]
でも。
……イェンニのことも、…信じたい。
イェンニは、…イェンニだったのでしょう?
[再び桔梗色の狼を見た。
その瞳の色を知っている。少し、前へ歩み出た]
[上手く、いったようだ。ヴァルテリの意識が向かう先は、自分]
[気づかれるのも、避けられるのも、分かっていた。ヴァルテリの逃げる先に、椅子が飛んで来たのは予想外ではあったけれど――]
[椅子の後を追うように、ニルスがナイフを構えて飛び掛るのが視界の端に映る。彼はありったけの力を込めて、狼の毛皮を掴んだ]
……。
私だって、アイノとレイヨを、ころしたわ。
ヴァルテリを責めて…、刃を向けたわ。
[少し俯いて返す声は細くともはっきりとして]
それでも、死が…悲しかったのも本当よ。
……だから、
[上げた視線が、灰の眼差しに合わせられる]
[痛みは、痛みだ。
それは今まで人に与えてきたもの]
――むりだったのう
[レイヨや、イェンニが望んだように。
いきていこうとは思ったが。
それもままならぬ現状に、ただ、苦笑を浮かべた]
[そして 血が舞う生者達を見る。
ヴァルテリが、人の姿へと、変じる。
『ヴァルテリ、さま』
胸の裡で想う声は、きっとレイヨにしか届かない。
見詰め来るウルスラへ視線を戻す。
ふる、と頭を横に一度振った。
薄く開いた口許から牙を見せる。
大きな手に習う鋭い爪を。]
不安なの?どうして?
……。
だからそのままの姿でいるの?
[獣となっても変わらぬ仕草>>+40に、もう一歩足を踏み出す]
[単に飛び掛かるのでは、跳ね退けられる可能性は十二分にある。
咄嗟に投げた椅子が狼にぶつかり怯んだ隙を狙って、ナイフを突き出す。
それと同時に、>>32 ヴァルテリの口が開かれて、その牙が目に入った。
人の喉笛を一撃で噛み切るそれを目にしても留まらずにいられたのは、飛び出した勢いのお陰だ。
その牙が自らの鼻先に届くより、一歩早く。
―― 手の中の銀色が、獣の喉を貫いた。
眼前で、狼の姿が見慣れた老人のものへと変じていく。
その光景に追撃も忘れ、ナイフを握ったまま、ニルスはヴァルテリの顔を見る。
喉に刺さったままのナイフが、更にヴァルテリの喉を傷つける感触が、手から伝わる。]
……すまないが、これで終わりのようだ。
────!
[ハッと女の意識が逸れた。
ニルスとクレストが、灰色の狼へと飛び掛る。
狼は人の姿へ──ヴァルテリの姿へと変じゆく。
その光景に目を奪われた。
はたりと獣の尾が足元を叩く感触に気付いたときは、既に遅く]
…イェンニ……っ!
[桔梗色の獣は、姿を消していた]
[クレストが引っ張っていた毛は、灰色だけをその手にのこし。
ニルスの言葉に、床に倒れた老人の顔に苦笑が浮かぶ]
――、
[言葉を紡ごうとするも、溢れ出る血で喉がふさがり。
そのまま、ゆるりと瞳を閉じて、息絶えた**]
[枯れ木のような老人が、喉から命を散らしゆく。
新たな鮮血が溢れ出し、床を赤く染めていく。
その光景を、女は沈んだ表情で見た。
悼むように歩み寄る先は、ユノラフの元]
生きる……ために…、
[女の霊は、ふわりと死体の傍へ屈みこむ。
倒れ伏した男の遺骸に触れられぬ手を、
撫でるようにゆっくり翳した。
物思うように、息絶えた男を見つめる]
[ナイフから手を離せば、ヴァルテリの身体は床へと倒れていく。
その表情に浮かぶ苦笑を見、何かを言おうとするかのように唇が動くのを見遣るも、それが音になることはない。]
………。
[ニルスは言葉もなく血で汚れた片手にナイフを握ったまま、同じく血で汚れた指先で眼鏡のブリッジを押し上げる。
その血は、―― 人と同じ赤い色をしていた。]
…。ねえ、マティアス。
私は思うのよ。
私は、人狼というのは人と魂の異なるものだと思っていたわ。
だからそれを始末するのは、当然だと思っていた。
けれど、イェンニとヴァルテリと……
ふたりが、もし人の心を残し続けていたのなら。
そのまま目覚めて、止まれなかったのだとしたら。
…苦しかったのは誰なのかしら。
[女が目を向けているのは、ユノラフへ向け。
けれど声は、マティアスへと向かう]
[狼の喉にナイフが突き立てられ――手の中の毛皮が、縮んでいく]
……っ。
[狼の姿は、みるみるうちに見慣れた老人のものへと変わり]
[何かを告げようとその口を動かすも――こぼれるのは言葉ではなく、ごぼごぼとあふれる血の泡で]
[己の手に、僅かばかりの毛を残し、老いた狼は息絶えた]
恨んでいいことよ。
怒ってもいいことだわ。
ドロテアもマティアスもユノラフも…いいえ。
アイノもレイヨも、きっと。
けれど私は、それだけで終わらせたくないの。
これまで過ごした時を賭けても、確かめたいの。
…死んで尚、目覚めたものは変わらないもの?
抗えない血の衝動は…本能は身体を制するもの。
では身体をなくしてもなお、血は心を凌駕するもの?
私、確かめてみたい。
[女は顔を上げる。
目は、死んだ老人へと向けられた。
不安を受け止めてくれた老人。
折に触れては珍しい話を語って聞かせてくれた人。
彼に刃を向けたのは、人狼と思ってのことではない。
ただの癇癪、錯乱、八つ当たりにも近い。
老人が最後の息を吐く。
それへ、女はそっと瞼を伏せた]
[長いような、短いような。悪夢のような時間は、終わった]
[自分と同じように、友を失ったニルスだけれど、掛けられる言葉は……みつからない]
[視線が、使用人部屋の方に向き、彼は音もなく呟いた]
――終わりましたよ。
[……と]
残り少ない時間の過ごし方を、見つけたんだな、ウルスラ
[おそらくドロテアが姿を見せないのも、そういうことなのではないか、と男は思った]
そうだな、もしも、だ。
おれ、が人狼で――、って考えたら
死んでしまいたい、くらいに、つらいな。貧しくて小さな村だけれど、おれ、は生まれ育った、ここが、ここに暮らす魚食ってくれるやつ、みんな、好きだから。
でも、おれは……勇気がないから
きっと、そんな道は選べず、に
人を殺める、と、思う……
[こんな仮定は、本当に人狼である老人や彼女にとっては、失笑ものだとは思いつつ]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了