60 花見月の村−秘密のお題−
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―客室―
[ベッドの上で目を覚まし、窓の方へと顔を向ける。カーテンを開けて見るまでもなく、昨夜より激しさを増した雨風の音]
天気予報の通りでございますね。
さて……。
[簡単に身支度を調え、廊下へと足を踏み出す]
……?
如何なさいました?
[大きな音>>0、続く呼び声>>4に、早足で向かう]
(13) 2010/03/20(土) 23:46:41[客室→廊下]
おおっと、これはいけません。
[間一髪、足もとの破片を避けた]
皆様、お怪我はございませんか!?
[言いながら、ポルテの冷静な言動>>9をちらりと見やる]
ふむ、私も男手のはしくれでございます。お手伝い致しましょう。
雨戸を閉めませんと、お掃除もままなりません。
[掃除道具を探しに行ったらしいビセの背中を見送って、倒木と格闘するダンケへ歩み寄る]
(21) 2010/03/21(日) 00:01:42[客室→廊下]
如何したものでございましょうね。
……ふむっ!
[渾身の力で、枝を外へと押しやろうとした時、よく知ったソプラノの悲鳴が聞こえ]
ビセさん!?今度はいったい何が?
ええと、こちらが済んだら参ります!
[様子を見に駆けて行く幾人かを見て、そう声をかけた。両手は枝を支えたまま]
(31) 2010/03/21(日) 00:17:06[客室→廊下]
[どうにかこうにか、枝を外へと押し戻し。吹き付ける雨に全身を濡らしながら、雨戸を閉じる]
いやはや、参りました。
ダンケ様、本当にお怪我はございませんか?
[一度洗面所へ行き、持ってきたタオルの一枚をダンケに手渡した]
お掃除は、後でもよろしゅうございましょう。
どなたも戻って来られないとは、気になります。
[悲鳴の聞こえた方へと、急ぐ]
(47) 2010/03/21(日) 00:48:19[廊下]
給仕 ピエトロは、ビセの姿に気付き、足を止めた。
2010/03/21(日) 00:55:58
ビセさん、何があったのですか?
他の皆様は……?
足、やはりお怪我をなさっているのですか?
[普段の穏やかな調子で呼びかけるが]
>>51
え……何と、アン様が!?
いや、まさか、いったいなぜ。
落ち着いて、落ち着いて下さい、ビセさん。
逃げるとおっしゃいましても、この嵐です。
[簡単に拭ってはいたものの、髪や服からは水が滴っている]
(52) 2010/03/21(日) 01:04:54[廊下]
>>53
[ビセの示した文面に、眉を顰め]
これは……何と。
アン様を亡き者にした上に、私に罪をなすりつけようとは。
しかも、咄嗟の手書きではなく、文字を選んで切り貼りしたもの……周到に用意されていたということでございますね。
ビセさん。
[彼女の目をまっすぐに見つめ、そっと頭を撫でた]
怖かったでしょう。アン様が亡くなられた上に、こんなものを目にしてしまって。
(56) 2010/03/21(日) 01:19:39[廊下]
ですが、確かに恐ろしい状況ではありますが。
他の皆様を置いて逃げたりすれば、それこそ私、あるいはビセさんが、犯人だと疑われてしまいます。そうでございましょう。
悪意を持つ人間が、この山荘に紛れ込んでいるとしても……私たち以外の全員がグルということは、よもやありますまい。
皆様と、よく相談致しましょう。
その手紙は、誰にも見せておられませんね?
[ビセの目を、眼鏡越しに*覗き込んだ*]
(58) 2010/03/21(日) 01:24:04[廊下]
給仕 ピエトロが接続メモを更新しました。(03/21 01:27)
>>60
そうですか。見せていないのですね。
[頷いて、しばし考えるそぶり]
おそらくは、犯人の準備したもの。重要な証拠となりましょう。
私に恨みがあるのか、罪をなすりつけるのは誰でも良かったのか……それはわかりかねますが。
皆様のご意見を伺った方が、よろしいかも知れませんね。
私と縁続きであるビセさんから、その手紙が公表されれば。犯人は意外に思って、何らかの反応を見せてくれるかも知れません。
[一度外された視線を、ただ観察し]
花嫁さん、でございますか。
私たちをここへお招き下さったあの方が、ビセさんを呼び寄せるために、花嫁さんの存在をでっちあげたとおっしゃるのですか?
まさか、そんな。
それに、あの方が私を陥れるような真似をなさる筈がございません。
[ふたたび目を合わせてから、首を振る]
(70) 2010/03/21(日) 19:40:28[廊下]
給仕 ピエトロが接続メモを更新しました。(03/21 19:47)
[やがてアンの部屋から幾人かが戻ってくれば、再度事情を聞き]
わかりました。そうでございますね、集まるならダイニングがよろしゅうございましょう。
ビセさんも、参りましょう。お顔が真っ青です。温かいお茶をお入れしますよ。
[ビセの足を気遣いながら、ダイニングへ向かう]
……アン様。
なぜ、このようなことに……。
[歩きながら声を落とし、呟く]
(71) 2010/03/21(日) 19:49:19[廊下→ダイニング]
―ダイニング―
[皆の前で、ポットに茶葉と熱湯を入れる]
さあさあ、どうぞ。
こんな状況ですが、せめて体を温めて下さいませ。
[カップを並べて紅茶を注ぎ、適当な一杯を取って口をつける。見せつけるようにごくりと喉を鳴らした]
(86) 2010/03/21(日) 21:49:07[ダイニング]
ところで、どなたか警察に通報はされたのですか?
[一度カップを置くと、ポケットから携帯電話を取り出す。液晶画面を見て困った表情になり]
これはいけません。電波の状態が悪いようでございますね。
お屋敷の電話は、どちらでしたでしょうか?
(90) 2010/03/21(日) 22:00:08[ダイニング]
[電話を探しに歩き出しかけ、玄関から聞こえてくる物音に顔を向けた]
おや、いったい何事でしょう。
あの声は……ビセさん?まさか、また何かあったのですか?
[心配そうな声を出し、玄関へ向かう]
ビセさん?
[ボストンバッグに目を止めて]
この嵐の中、どこへ行かれるつもりですか。
(92) 2010/03/21(日) 22:08:03[ダイニング→玄関]
[ビセの言葉には、ゆっくりとかぶりを振って]
いけません。
この辺りの道に詳しくもない貴女が、この嵐の中おひとりで?
近くには崖もございます。
もし誰かが行かなければならないのなら、せめてどなたかとご一緒に。
(99) 2010/03/21(日) 22:21:48[ダイニング→玄関]
>>100
……ビセさん。
そのお体では、無理です。
[座り込む彼女を、無表情に見下ろして]
ひとりでは、行かせられませんよ。
貴女のご両親に、申し訳が立ちません。
(102) 2010/03/21(日) 22:28:54[ダイニング→玄関]
>>103
これはいけません。
[屈み込み、手を差し伸べる。上げる力もない様子の手を、そっと握り]
毒殺、とポルテさんはおっしゃったのですね?
アン様は、食べ物か飲み物に、毒を盛られたと……。
ですが、ビセさん。
[指先の小さな小さな傷痕を見つけ]
毒は、必ずしも口から入るものとは限りません。
(105) 2010/03/21(日) 22:35:27[ダイニング→玄関]
>>108
その針は、誰の手にも触れさせてはいませんか?
眠っている間に、誰かが部屋に忍び込み、毒を塗ったかも知れませんよ。
おっと、たちの悪い冗談を申し上げてしまいましたね。
逃げ場のないこの山荘で、そんな心配までしていては……不安が募るばかりです。
互いを疑い、怯えるしかなくなってしまうでしょう。
[浮かべるのは、いつもと同じ穏やかな笑み]
(111) 2010/03/21(日) 22:46:17[ダイニング→玄関]
>>109
これはこれは、刑事さん。
私を捜して下さっていたとは、光栄でございますね。
ついでに貴女が花嫁さんならば、ビセさんの捜し物も済んで、丸く収まるのでございますが。
……私が手を放したところで、どうなるものでもございませんよ。
いまさら、どうなるものでも。
[握ったままのビセの手に、冷たい汗が滲むのを感じながら]
(114) 2010/03/21(日) 22:49:11[ダイニング→玄関]
[ポケットを示そうとするビセの動きを、特に制することはせず]
>>115
……ビセさん。
ああ、ビセさん。ご心配なく。
[倒れた体をやんわりと支え]
『ひとりでは、行かせられませんよ』
[自分のポケットから、白い錠剤を取り出す。他人に制止される間など与えずに、口の中へ放りこんだ]
(117) 2010/03/21(日) 22:52:23[ダイニング→玄関]
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