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なんか残っとるかも知れへんから、辺りの捜索頼む。
[回りのみんなに言って、きょぬーのねーちゃんに連絡。]
ねーちゃん、任務、失敗したわ。悪ィ。
[いつもより低い声でそれだけ言った。]
ほな、帰ろか。
[残務はNPCにまかせ、振り返る事も無く、出口へ。]
・・・なんでここにいてへんのや、エートゥ
[小さい声でぽつり]
>>4
ん。さんきゅ。
[0026に笑って手を振って、みんなから離れる。
かかって来た電話を取った。]
・・・・・。
声、聞きたかった。
0044。
[電話の向こうが、今どういう状況か悟りつつ、なにもなかったみたいに話す。]
ちょっとな。好きな花が咲いてる場所が変わっただけ。もう、二度と、枯れない。
だから、だいじょうぶ。
エートゥは、青ってイメージだな。青いけど、炎。
冷たく見えるけど、火傷しそうなとこ、好きだ。
・・・うん。
[嬉しそうな笑い声に返事をしようと口を開いた矢先、爆発音が響いて通話が途切れた。]
嘘やろ、・・・エートゥ・・・
[手から通信端末が落ち、地面でリアカバーが外れて電池が飛び出した。
無言で端末を拾い、電池を戻しリアカバーを閉める。通信端末は故障したようで、うんともすんとも言わない。
そのまま<28>分、そこで立ち尽くした。]
[死は、いつも隣にある。
さっきまで笑って居たのに次の瞬間に命の火が消えてるなんて、ありきたりだから。
もう慣れた。
本当の特別は作らないのが、傷つかないコツ。
ドロテアには片思いだった。
エートゥは恋人だった。
けど、どこか醒めていた。だから、痛くない。痛くなんかない。]
そうだよね、0011。
[呼び出され、ボスの元へ。]
なんの用ですか。
[ちゃんとですますをつけて話す無表情なその顔は、別人に見えるだろう。]
俺に0020の始末を。
・・・そいつがドロテアを殺ったんですか。
[目にも表情にも色を浮かべはしない。ボスの返答がどうだろうと、ふたつ返事で引き受ける。]
命令とあれば、お受けします。
0011の名を、穢す事はありません。
[踵を返し、ボスの前を辞した。]
ニューヨークへ・・・
[表情も動かさず、ボスの話を聞く。]
妹だから信じる、ですか。
[口元が歪む。]
失望させないでください、ボス。俺達は、スパイなんですよ。
血の繋がりも、身体の繋がりも・・・
なんの意味もない。
[ボスの部屋から退室し、出入り口に向かう。
途中、見覚えある黒い傘を見かければ、じーっと見て。]
・・・0044?
[声をかけてみる。]
[違う体型、違う声。
ちょっとずつ近寄りながら耳の形を確かめようと。]
悪ィ、違うんか。そやな、あいつは女と違うし。
[壁際に追い詰め、両手を壁につけて退路を経った。
髪から覗いた耳に唇をつけて囁く。]
エートゥ、やろ。
生きとったんやな。・・・良かった。
[安堵の吐息を吐く。]
最期かもしれへんから、えっち、したい。
・・・縁起でもあらへんな。最期かもしれへんなんて、いつもやのに。
耳の形。人によって違うんや。耳たぷも、耳の穴も。
[耳たぷを口に含み、舌で舐めた。いつもより小さな身体を抱き寄せる。
触れる感触が覚えてるのと違う。]
俺は優しかったやろ、エートゥと初めてシた時も。
それに、無理そうなら後ろを使えばいいし?
[髪に触れる手を捉え、近くの空き部屋へ─────]
[───事後。]
エートゥ、お前が裏切り者なら、俺が始末してやるから。
死ぬな。
[汗で額に張り付いた髪を指で払ってやり、耳たぷを軽く噛んでから置き去りにして部屋を出た。
今度こそ、ニューヨークへ。]
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