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[じいっと空を見ていると
周りがざわつくのにゆっくり振り向き]
なんだえ、ねぎやんがどうした。
[いたはずのネギヤがいなくなったというのを理解し]
え、なんだい。
今年の新しい催しかえ?
手品やらおどろかしの類でもあんのかい。
[ジャーンとかどっかから宙吊りとか
ゴンドラかなんかで登場するんだろうかとか
割と頭の悪いことを考えたが、あるわけはないし、
そもそも吊るところがない]
ああ、ネギヤ君ここにいたのか。
案外素早いね。
[波打ち際、特徴あるシルエットを見かけて声をかける。
近づいていく途中、ネギヤの左右に七色の光を帯びた同じようなシルエットが見えた。
まるで幻月のようなそれに立ち止まり、ぼんやり見つめていると]
[ネギヤが、消えた]
[ぼんやりとしていた目に、意思が戻る。]
平気だと思いますよ、先生。
お祭りと言っても、皆が同じときに参加しなきゃいけない儀式とかは無いし。
でも、私は、もう少しここで花火を見ていようかな。
ネギヤ君が戻ってくるかもしれないし。
帆澄ちゃん、戻るなら子供たちも一緒にお願い。
もうそろそろ寝る時間だと思うの。
酔っぱらって、鳥居の上で寝てたり・・・しないよなあ。
[正月事件を思いだし、ライデンが手品というのを聞いて、空を見上げる]
とりあえず、戻ろうか。
[ホズミに同意して神社を出ようとする]
腹が減って気が立ってあたしらを驚かそうと…
てえよか、祭りがひと段落着いて
飯食いに走ったって方がありそうだわなあ。
[ネギヤの姿を良く見たわけでもないので、
どうも実感がない]
月に飛んでくにゃあ、大砲がないと。
まだ寝る時間じゃないよ。そんなに子どもじゃないもん。
[エビコの言葉>>22に、ぷうと頬を膨らませながらも、目は眠そうである]
ふあーあ。
[思わず大きな欠伸をして、慌てて口を押さえると]
えぇと。私も宿舎に戻ろうかな。
あの、ほら、おはぎが食べかけだったから。
[グンジの後を追って歩いて行く]
[少し歩くと、立ち止まるグンジの姿に気付いた]
あれ?先生。
どうしたの?
[問いかけるけれど。そこで何があったのか、彼が何を見たのか。知っている*気がした*]
あら、プレーチェがいない。
[ふと見るとグンジのところにいるのが見えて]
先生んとこなら大丈夫だね。
[残った子供達を連れて*宿舎に戻った*]
プレーチェ君は見ていなかったか?
……いや、何でもない。
[そんな馬鹿な、と呟いて首を左右に振る。
宿舎の方へ歩き出し、振り向いた]
戻らないのか?
[プレーチェの動きを待ってから、宿舎へ戻って眠れる部屋を*探す*]
[闇の濃いあたりをねめつける様に見ていたが、
はっと気がついて]
と、せっかくの祭りなのに
こんな真っ暗闇、見ててもしょうがねえや。
まったく、ねぎやんは正月といい、
今日の祭りといい、人騒がせな奴だねえ。
[は、と苦笑してから花火のほうを向き]
花火、あんま好きじゃねえなあ。
でも、きれいなんだよなあ。
[微妙な顔をしながら見ている*]
[篝火に近づき、手にしていた小さな松明に火を移す。]
そういえばギンスイがいないな。
宿舎を出た時にはもういなかったけど、迷子かな。
[花火を見ながら宿舎へ向かう。]
宿舎の風呂、古かったんだよなあ。
すぐ湯が出なくなるし。
[宿舎が保養所として使われた頃は
温泉が出たという話だが、枯れてしまったという。]
[宿舎の近くにあった松明に手元の松明を投げ入れ、*燃やした*]
[まるで、ずっと前から決まっていた事のように、グンジの言葉>>29を聞いていた。ネギヤが居たであろう場所をぼんやり眺めながら]
きっと。もっとたくさん消える。
でも私は呼んだだけ。ただ見てるだけ。
[小さく小さく呟く。その瞳は一瞬、幻月と同じように光って、そして元に戻った]
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