93 じんろうさまのかみかくし村 〜まよいみち〜
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[>>25 短い返事に躊躇いは見えない。
ふと舞い降りた蝶々が赤い目に映る。
男が手を伸ばし子供の髪に触れると、ひらりと蝶は離れて行った]
――じゃあ約束だ。連れて行こう。
[立ち上がると、差し延べた手を取るように、男は無言で促した**]
(26) 2012/ 7/26(木) 16時30分位[クルミに手招き]
[夏の、夕闇が迫る。
祭囃子に誘われるようにやってきた、鳥居にもたれる様に体を預ける]
[明確に形を成さない影の中、蝶がひらりと飛んでゆく。
その青だけが鮮やか]
(+1) 2012/ 7/26(木) 19時30分位[どこか]
あぁ、日光過敏かい?
それほど重度の例は噂でしか聞いたことがなかったけど、本当にあるんだネェ。
[体質の話>>23を聞けば、納得したように頷いた。
今年居なくなるのは…という言葉には、目を細める]
縁起でもないなぁ。
あの娘がいなくなるくらいなら、私がそうなる方がなんぼかマシだよ。
(27) 2012/ 7/26(木) 19時40分位[神社の境内]
開業医 ユウキが接続メモを更新しました。(07/26 19時40分位)
[祭り囃子の音、雑多なひとの声。
触れることはかなわず、自分の声さえ遠く聞こえるよう。
来たばかりの頃は叫んだような気もするけれど。
ひらり舞う蝶は女の前にも軌跡を描く**]
(+2) 2012/ 7/26(木) 19時50分位[どこか]
もう、ほとんど治っているようなものですよ。
[>>16体調を気にするユウキに少し笑った。
近づく最中、レン>>23の言葉が耳に届いてまっすぐに見つめる]
構わないです。
(28) 2012/ 7/26(木) 20時00分位[神社]
どうして、今年もここに居るんですか?
[駆ける茜色と記者の方は見ない。
歌姫と、跡取りと、それから医者を順に*見やった*]
5人はどこへ消えたんでしょう?
(29) 2012/ 7/26(木) 20時00分位[神社]
[蝉の声がひときわ大きい(>>21)
くるりと広がる茜色に、瞬いた]
あ、ちょっと――
[いつかと同じように、追って駆け出す。
残している者はいないから一目散に]
え――
[視界の隅に、レンの瞳と同じ蒼い輝きを散らした蝶が見えた気がした。
レン、ユウキ、チカノ、手紙に名前を連ねる人たちが灰皿の前に居る]
来田彰一。
[クルミの行く先に残る一人を思い浮かべたのは、必然か否か]
(30) 2012/ 7/26(木) 20時20分位[賽銭箱の前]
おやおや。
自分が居なくなるのも許容、二人被る感じの意見かい。
居なくなる側はそれで良しとしても、残される側は如何かねえ。
[若い医師と娘とに、軽やかに言う。]
(31) 2012/ 7/26(木) 20時50分位[神社]
今年もここに居る理由? ”呼ばれた”から。
皆、そうじゃないかな。
5人がどこへ消えたか、ね…?
[一旦、言葉は途切れ]
(32) 2012/ 7/26(木) 21時00分位[神社]
[構わない、というチカノの言葉>>28に、そちらへ苦笑を向けた]
君が構わなくとも、私が構うよ。
[その後のレンの軽い口調>>31には]
……許容するのとは少し違うなぁ。
失うよりはそっちのがまだマシ、という程度だね。
(33) 2012/ 7/26(木) 21時10分位[神社の境内]
[髪を離れ、子供の背後に漂う蝶。
あの時>>2:17からか、もっと以前からか。気ままに蝶は子に纏わり、遊びを重ねてきた。]
その子に、ついて行くかい。
[ひとりごちた*]
(34) 2012/ 7/26(木) 21時10分位[神社]
開業医 ユウキが接続メモを更新しました。(07/26 21時30分位)
―鳥居―
[約束通り。
こどもは、手をとる。
ひらひら舞う蝶にふと視線を奪われて、あいたほうの手を差し伸べた。
青色は側に、きらり、ひらり。
問いかけは聞こえまいが>>34
厚着のひとを確かに視界におさめた。
歌は無く、追いかける足音。
手紙にあった響きの名前に、>>30
手を繋いだまま、呼ばれた者を見上げる。
ふ
と、蝉の声が途切れた。
陽に、影は濃く長くのびていくばかり。
――三度目の、夏**]
(35) 2012/ 7/26(木) 22時00分位[神社のあたり]
[ここに来てからどれだけの時間がたっただろうか。
目の前には一面のひまわり。
ただし、ひまわりと気づいたのはずいぶん経ってからだった。
夏の暑さに輝くような眩しさは感じなかったからだ。]
きれい。
[その場に立ち尽くしていた。]
(+3) 2012/ 7/26(木) 22時10分位[どこか]
[鮮やかな色に、自然と視線はそれを追い]
…!
[無意識に足を踏み出す。
人が形をなして前に現れたことに驚きの表情を隠せず。佇む女に手を伸ばす >>+2]
(+4) 2012/ 7/26(木) 22時30分位[どこか]
[『かみかくしはこどもの悪戯』
そんな問いかけも思えば、一つ巡る年の前となろうか。]
かみさまがもしこどもなら――
かみかくしはこども騙しとなるのかしら?
[毎年呆れるようにきっちりと手元に届いていた手紙。
かみさまに近い者達は、手招きするかのように
誰かを誘う]
それも今となっては過ぎたことね。
[場所も、時間すらおぼろげな場所で、
苦笑交じりに呟く。]
(+5) 2012/ 7/26(木) 22時30分位
次はそのひとを連れて行くの?
[かみさまの許に引き寄せられても尚
聞こえる柔く低い声に、うっすらと目を細め]
あたしが止めたひと?
ふふっ、それはひみつ。
でも、ひまわりのように眩しくてきらきらしてたの。
[憧れのような熱を帯びた言葉で紡ぐ]
(+6) 2012/ 7/26(木) 22時40分位
あ。
[て、て、て、と片足で跳ぶも結局転ぶ。
砂利の上を走るには、ヒールが細すぎた。もう。と、折れた踵をみやり、投げやりに反対も脱ぐ。
チカノの問いに、手紙を取り出す。消印、87.8.8。今何年よ、と唇を尖らせた]
本当に神隠しだっていうんなら……「こうして」私たちが呼ばれた理由はなに?
[右手左手、一つずつ。ヒールを持って立ち上がる。
今から茜色の子、追いかけて間に合うだろうか*]
(36) 2012/ 7/26(木) 22時40分位[賽銭箱の前]
きれい、でしょ?
だって夏の花ですもの。
[どことなく聞こえてきた独り言に(>>(+3)
どこか誇らしげに頷く。]
かみさまが気に入った、夏の花。
(+7) 2012/ 7/26(木) 22時40分位
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