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うーむ、すぱんと人間になるのかと思ったら。
時間かかるんだな。あの赤い月のせいか?
[ある意味、蝶々は厨房目指してる主を助けようとしたのかもしれない。
本人にはまるっきりわかってないが。]
[部屋をノックする音に、指をぱちんと鳴らして扉を開ければ、空腹感を刺激する甘辛いにおいが漂ってくる。料理を届けにきた、鉛白の男に]
よく来てくれたねぇ。ご苦労さん。
いいにおいじゃないか。
[テーブルに広げられた料理に]
…ほう。こりゃあまた上等じゃないかい。
ああ、洋風じゃなくても問題ないさね。寒そうだったからココアにしただけさ。
しかし本当に手の込んだものだよ。雷豆腐に大根飯なんてどれくらいぶりに食べるかねぇ……ガモンさんみたいな凄腕の料理人がいてアンは幸せ者さね。
[>>+26ルリを見て見かけない子だと言うガモンに]
ああ、この子はルリちゃん。
迷い子のようでねぇ。日の落ちる前からうろうろしてたみたいなんだが。
夜の森はちと酷かと思ってね。何しろ今夜は月も赤い。今日はゆっくり休ませるよ。
おいで、ルリちゃん。甘いココアだけじゃお腹いっぱいにはならないだろう?夜ごはんにしようか。
[テーブルにルリを招き、烏龍茶を用意して、ルリが食べやすいようにあんかけの白身魚をほぐして小皿に取り分け、小さな器に大根飯を装ってやる。]
ルリちゃん。見たところ大丈夫だと思うが魚の骨には気をつけるんだよ。
日が昇ったらお家に戻してあげよう。
ルリちゃんはどこから来て、どうして森で迷ってたんだい?
[水晶を気にするガモンに]
ガモンさんもここで分化会の様子を見守ってくかい?この水晶なら大抵の場所の様子は見れるさね。
ここまで届けに来てくれたんだ。せっかくだから一緒に食事でもしようじゃないか。
[いただきます、と言って雷豆腐に箸をのばす。
甘辛いが決して辛すぎない、ルリでも食べることができる味加減に、そして何よりその料理の絶妙なる出来に]
ほう…!美味いね。これはたいしたもんだよガモンさん。
[舌鼓を打って、大根飯や白身魚の野菜あんかけにも箸を伸ばし、やはり美味い、美味いと舌鼓。]
[青い蝶々がばたつく様子に、思わず水晶に目を移し]
おやまぁ……あの弟子ったら。
あの子に館を任せてから初めての赤い月の晩の分化会とはいえ、そんなに慌てちゃいけないさね。
そんなに深刻そうにしちゃあ、黒のもおっかなびっくりしちまうよ。怯えて変な方向に目覚めなけりゃいいんだが……。
[一人前になる弟子を見守るだけと決めてはいたものの、その一人前とは言えない様子や混乱する若い者達を見てやはり不安にはなるようで。]
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