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[ここまで来た道のりを話すルリに少し悩んだが、ふと何かを思いついたような仕草をするとルリの頭をなでてやった。]
黒い人はそうさねぇ…。
…赤い月の晩なんて過去に数えきれないほどたくさんあったさね。弟子に館を任せてからは初めてのような気がするが…。
今まで明けなかった夜はないよ。
赤い月の夜は不安定な夜。
…まぁ、大雑把にはそういうことさね。
よく打ち明けたね…勇気ある黒の魔法使いよ。支えるあの子らも。
[水晶を見てにこり、と微笑んだ。]
ムカイに向かい!
……な、なんてこったい。凄い名前だな。ムカイ先輩……!
電話にはでんわ!(いや出てもいいんだけど)
……あ、明日ないよね……? 無いと思ってるでいいんだよね? ムカイ襲撃セットを表で言うべきか!
[>>+43ルリの頭をなでようとしたが、黒の塗料がついた自分の指先に気付いて断念する]
あたしは、空を飛ぶどころか、ここから飛び降りたらあの世に行っちゃうわ。
でーきたっと。
[黒い卵には、元からあった無数の白い細かな粒に混じって、たった一つ少しいびつな真珠大の丸い白が増えていた]
誰もいかねえならオラがいくだ、と思ったが、
あんま水晶玉から離れないほうがいいんかなーとも思ってしまう。
みんなアドリブうめーから何とかすんだろうけども。
[丸投げ]
『あら、ニワトリだったんじゃなかったの?』
[聞こえた声の方に振り返ると、ヘイケが作り出していた水晶球>>+16が目に止まる]
ぴよちゃん?
[アンの頭頂部と、足元に小さな黄色が見えた。
ヒヨコの上で、猫をじゃらすように携帯電話が揺らされている。
青い蝶に彩られてはいたが、それはまさしく自分の物で]
あたしの!!
[ガタッと音を立てて立ち上がった拍子に、手からは卵が転がり落ちてテーブルの端へと向かい出した]
ふふ・・・空はそう簡単には飛べないよ。
みっちり修行でもするかい?
[いたずらっぽい笑みを浮かべる。]
そういやぁ黒を感じ取りやすい力の質ってのも赤い月の晩には現れやすいという話もちらほら聞いたことがあったかねぇ…
[そう言ってちらり、と見るのは。]
出てもいいけどアンがなにしゃべるかわからん(二重の意味で)
(中的におもいつかないのが大前提で外的にも状況一番わかってない系)
ひとつだけひっかかるんです……
この糸、なんなんでしょう……?
ムカイ先輩につながっているんですが、そのムカイ先輩から魔力を貰ったら……あれ?
っと!
[転げる卵を慌てて止めて、>>+49ヘイケの笑みには営業スマイルを返す]
あいにく、教員の仕事が忙しいので遠慮しておきますわ。
ニワトリは空を飛ばないものです。
[一拍おいてから肩を竦めて、視線をそらす]
黒とは何のことでしょう。
[水晶玉越しにヒヨコに念じる]
とってこーい!!
[他に何を言ったらいいのかわからない。
水晶の画面がまっ黄色になった]
寄り過ぎ、寄り過ぎ!!
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