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[ぐるぐると淀む意識の中――耳に届くのは、ユノラフとヴァルテリの会話]
[昨夜、マティアスを探している時に耳に入ってきた“人狼を見破れる力”の持ち主(>>1:91)は、どうやらユノラフであるらしく。
それによると、マティアスは人間であるという(>>94)]
[マティアスを伴って居間へと現れるのは、ウルスラとイェンニが現れるより少し後のこと。
居間に人が集まっているのを見れば、僅かに安堵の息を漏らす。これだけいれば、上手く包帯を巻ける者もいるだろうと思ってのこと。]
……誰か、包帯を巻ける人はいないか?
御覧の通り、マティアスが少々無茶をしてしまって。
出来れば包帯を巻き直してやりたいんだが、私では心許なくてね。
[マティアスの顔は血に汚れ、包帯も剥がれてしまっていた。ニルスは、居間に集まる面子を見回して、問う。]
先程は、すみませんでした。
[居間に入ると、そこにいる面々に謝罪の言葉
いつもの細い目の下には黒い隈が線引かれて]
お見苦しいところを。
― 回想 ―
[部屋の前で、来る人を止める言葉を言っていたけれど。
見に行く人を止めることはなかった。
クレストをユノラフがつれていくようでほっとして、
イェンニとウルスラが出て行くのを見る。
自分に向けられた視線に、アイノの方を見て、
声をかけるのもためらわれた。
だから一度、そっと下に行こうとしたけれど。
少しして、その部屋の前に戻る]
――アイノ。
[そっと、声をかけて]
[クレストが意識を取り戻してかけている特に気づかぬまま。
イェンニと、ウルスラがやってくるのを見ればお茶を進め。
そのご、やってきたニルスと、マティアスの様子にゆるりと瞳を細めた]
おやまあ、ひどいありさまだの……
……まあ、わしで役に立つのなら、手伝うのはやぶさかでもないが……
[ゆっくりと呟きながら、二人の様子を見る]
[そして少し後に現れたニルスとマティウスに
視線を向けて―――首を傾げた]
包帯。
わたくしでよければ、
お手伝いいたします、けれど。
うん。
[近付く。彼女の視線が合うといい、と。
そっと願いこめて、手を伸ばす。出来るならば、手を取ろうと。
自分の手は、そんなにあたたかくないだろうけれど]
……下、一緒に行こう。
アイノ、伝承なんて僕は信じてなかったけど、
生きる為には、
[一度言葉を切って]
……探さなきゃ。
どうすれば、いいのか。
僕は、君にも、死んでほしくない。
― 居間 ―
[ニルスにつれられてやってきた男のありさまは酷かった。
顔面の包帯を取れば、幾重にも走る、大小さまざまな爪痕が見られ、生渇きの血が顔から首元を汚していた。
何をしたのか、血の欠片のついた爪先が雄弁に物語る]
[痛み止めがきいているのか、今は暴れることなく、静かに、わかりやすく肩を落としていた]
ヴァル、じい…、イェン、ニ
すま、ない。
たの、む。
[痛いといって、ニルスのように手をあげないよう。すすめられるがままに、太ももの下に手を挟むようにして、ソファにこしかけた]
お茶を…ええ。ありがとう。
[イェンニと共に居間へと戻る。
居間にユノラフの姿を見れば少しだけ安堵の様子をみせ、
ヴァルテリの勧めで温かなお茶を口にすれば、更にほっと息をつく。
暫くそうしていたけれど、やがてニルスとマティアスが現れると、
マティアスの怪我の酷さに息を呑んだ]
……っ
どうして、……自分で…?
[爪に掻き毟られたかの怪我に、思わず口元を押さえる。
あまりの有様に、包帯の求めには動けなかった]
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