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[本から剥がした鞣皮を机へと並べると、
暖はそのままに、再び外へ出る準備を。
贄の乙女が捧げられるより先に奪われる一つの贄は、
まだもう少し先のこと。
不在の旨を隣人に伝えるべく声をかけ、
使者なら言付けを、そうでない者であれば探せと伝える。]
逸れ狼を威嚇しながら歩くから、
すぐ見つかるでしょう。小さな村だし。
それに私も容疑者の一人だし。
情報集めないと仕事にならないわ。
それに――
本当なら、さっさとこっちの身元明かして、
呪術者の首根っこ掴まえて。
ガチンコ勝負したいんだけどね。
そうも言ってらんないでしょうからね。
ドロテアのこともあるし。
[溜息混じりに洩らす本音は、隣人にのみ。
一通り吐き出すと足許凍る最中、
人の気配と何かを探しに。]
[テントの外で一人言]
人は人で、在る様に在ればよいのにね。きっと狼達もそうあるだけなのだもの。こう想う私はおかしいのでしょうか。
でもどうか、大事となりませんよう祈るのみですわ。ドロテア様も、お望みになられるまま──
[言葉に滲むものを読み取る人は誰も居らず。ただ足元に残る足跡だけが、軌跡を刻むのみ]
あぁ、何方か…。
[私を諫めてくださらぬか、と。どうやらまだここには馴染めぬ様]
皆と過ごす、夏がな。
[補足して、一度口を噤む。
ごまかす、はぐらかす――
然し隠さぬ素振りは確かに返答で。
異質な音ごとに、蛇遣いは眼差しにやや険しさを
混ぜて影引く男を見詰めていた。離れゆく*背も*]
そう簡単に名乗り出るものが……信用に値するかというとまた、難しいからのぅ。
[情報屋と獣医のやり取りにぽつりと言葉をこぼし。
じゃら り 杖を鳴らして、緩やかに二人を見やる。]
まあ……娘の命で購う時間を有意義に過ごさねば、の……
[小屋へと向かう情報屋の背に言葉を返し。
獣医へとちらり視線を向け――]
疑うはたやすく、信じるは難しい……昔から言われることじゃからのぅ。
おぬしも、信じるものを違えぬようにな……
[ひとつ、告げる忠告は果たして間違えるなという意味か、裏切るなという意味か。
女がどちらと聞くかは知らぬまま、その場を離れてゆるりと歩き出す。]
[さくり。雪を踏みしめ。
じゃらり、杖を鳴らしながらゆるりと向かう先。
どこと決めぬまま、オーロラの赤い光に眸を細めながら村の中を行く。
さて、視界の先には――[供儀 ドロテア]が見えるだろうか。]
[村の女集がよく集まる小屋が見える。
贄となった娘も、足を運んでいただろうその場所に、もうくることはできない娘の影を見る。]
ほんに……助けられるものならのぅ……
[悲しげな呟きをひとつ。
ゆるりと首を振ってまた、歩き出す。]
―― 森の中 ――
しまった。ひと探しがひとを遠ざけて如何するの、私。
寒い中出てきた意味が無いじゃない!
[物思いに耽り、たどり着いた先は雪積もる森の中。
音は白い世界に包み込まれて気配すら聞こえない。]
ま、いいわ。捜し物もあったし。
少しでも崩せる手がかりが見つかるといいんだけど。
[オーロラの色すら隠す木々の間で、
暫しその時間をやり過ごす*こととした*]
お疲れ様です。突然の失礼にお詫びを。
このような空に、つい。
特に用などございませんのでしたけど。
皆様がドロテア様をとてもお気遣いされて、少し心配にもなりました。
私も気にかけなければなりませんかしら。
[伏し目がちな目はしっとりと帽子の男を見やりつつ]
贄の娘だからな。
明日、どうなっている事か……
[ドロテアの名に、瞳をわずかに伏せる。
心配になってしまった――イェンニのその言葉に、小さく眉をよせて]
気にかけるも、かけぬも。それは、自由というものだろう。…亡骸となってしまったのなら、祈るべきだとは思うが。
[じゃらり、杖をならしながら歩く先。
特徴的な帽子の男と、他に一人、いるのが見える。
ゆったりとした足取りで近づいた。]
[ラウリとイェンニの近くまで来れば、足を止める。
じゃらり、飾りを揺らしながら二人を見やり。]
ふむ、話の邪魔をしてしまったかのぅ……
[ゆるりと眸を細めながら問いかける。]
妙なことを、申し訳ありません…
お気に障られたらお詫びしますわ
[気遣わねば、悼まねば。あぁ疑われてしまうのでしょうか、とは言にせず]
新参者故良案も、供犠にどのように接すればも、わからぬのでございます。
あぁ、そうしたほうがよろしいのならしますわ。
[空虚な祈りでも、それで疑われぬのなら]
貴男は今もお悲しそう。ごめんなさいませ。
粛々としていれば良いのだ。
聖なるものの扱いが、共同体によって大きく違うとは――あまり、思えない。
[疑いの目が互いに向けられている。
女の言葉の端々から、今己が置かれている現実を垣間見ざるを得ない。
深く、白い息を吐いた]
悲しい?
…そうだな、哀しい。無力な娘が奉げられ、狼は村を取り巻き、夜が明けることもない。
[何度か頷きながら、イェンニに同意する。
あやまられれば、小さく首を横に振った]
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