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美味しそうな匂いですね。ご飯できましたか?
[そう言って食堂に入れば、幼い頃より見知った顔が目に入り、思わず目をぱちくりと]
?!…ツキハナさんにユウキ先生まで呼ばれてたのですか。それにンガムラさんまで…お久しぶりです、お帰りなさい。
かといって、村の人だけではないんですね。はじめまして、茶屋のゼンジと申します。
[初対面の人には自己紹介をして、席に座った]
[周りの話を聞きながら、ぱくりと煮っ転がしを齧る。美味しいはずのゲッカのご飯が、どこか味気なく
感じるのは、いつもとは違う状況のせいか。
人死という言葉に軽く眉を潜めた]
熊や野犬の仕業じゃないんでしょうかね。自警団も何を考えてるやら。
ああ、食事の後のお茶は私がいれましょう。せっかくお茶も持ってきたことですし。
[少し重たくなった空気を振り払うように、お茶の包みを軽く振った**]
ありがとう、ツキハナさん。
[ツキハナにお湯を貰い、ゆっくりとお茶を淹れる。ふわりと、お茶のいい匂いが立ち上った]
私は、お茶があればお酒なんかいりませんよ。
[そういって笑いながら、準備のできたお茶を配る]
確かにアンさんいませんね。何事もなければいいんですけど。
[バクが取り出した封書を見て、ここに集められた理由を思い出す。
先ほど聞いたユウキの話>>11に、バクの祖父の話>>12を思い出して眉を潜めた。本当に人外とすれば何故今になってこんなことになったのか。
外へ出て行ったンガムラとも、一度村を出て戻ってきたユウキとも違う。この村しか知らない人間は、無意識に外から来た人間の方に視線を向けていた**]
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