情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
…私、も…
団子屋さんの恋が…叶うように、ずっと…
…ずっと…祈っています…
[泣きそうになるのを精一杯抑えて、微笑んで。
肩を叩こうとするンガムラに、手にしていた髪飾りを手渡した。
何故かこの世界に持ってくることが出来た、雪結晶(六花)の髪飾り。]
良かったら、団子屋さんの一番大切な…
一番好きなひとに、これを――…
ありが…とう――…*
[不思議そうに疑問を口にするチカノに(>>10)]
あー、ま、まぁ今日の事は、
こそばゆい青春の一ページって所ですかねぇ?
ほら、「命短し恋せよ乙女」って言いますし。
[意味のありそうで無さそうな事を言って見送る。]
では姉さんにとって、素敵な人生、を。
[目覚めると夢。気紛れな神が与えた。]
さて。最後は姉さんですねぇ。
[ロッカに柔い視線を向けて]
えぇ、見守ってますよ。
姉さん達がこれからの人生、
素敵なひとと巡り合えますようにって。
――ご不満ですか?
[眉尻が下がった少し情けない顔で尋ねた。
答えを求めない問いで。]
…とと、確かに年頃の姉さんが、
見ず知らずの自分に見守られるのって。
普通に考えたら怖いですなぁ…。
ごめんなさい、なのです。
[言葉の意味を考え、苦笑を洩らし謝罪を告げ]
でもね、ロッカさんには彼らが世話になったので。
"知って"貰いたかったんですよ。
死して尚、還りたい程強く想う気持ちを、ね?
と、自分の考え押し付けちゃぁいけませんねぇ。
[送る為に叩こうとした手に、
差し出された髪飾りに一瞬だけ手が、止まる。]
これは――?
……そうですか。
では、自分からはこれを。
良かったら…使ってください。
[一瞬だけ戸惑うも。
差し出された贈り物を丁寧に受け取り、
今度こそ差し出したのは真っ白い一枚のハンケチ。]
それと。
お礼を言うのは…私の方ですよ。
――ありがとう、ロッカさん。
貴女に出逢えて。幸せでした。
[別れの時間。もう少しだけ引き止めたい想いを、
肩を叩く仕草で消し去る。
仕事は仕事。そう、自らに言い聞かせて。]
さよなら。
これからも――*素敵な恋を*
[ヤスナリの腕を握りしめたまま。
祈るようにその顔を見上げたまま]
やだ――
[プラネタリウムの説明をするマシロが言葉をとぎれさせて。
ウサギの耳をつけたゼンジの体が傾いて。
見ては、だめだ、と。
気づいてしまうから、と。
目をつぶって追い出してしまいたい、のに。
目をつぶったら『だめなのだ』、と。
――目をつぶったら『私の夢から覚めてしまう』のだと]
[もとより、知っていた、のだ]
いやだ……
[ずっと、気づいていた、のだ]
しらない……
[この、目の前の人は]
そんなの――
[積み上げる否定の言葉。
それさえ無意味なものであることも、とうに思い知っていた、のだ]
ずるい。
[だったらせめて。
せめて泣かないと、約束したから。
一方的に言い放ったものだとしても]
ぽっぽ焼き、食べてくれるって言ったのに。
あーあー、がっかり。
[約束は、破らない]
お弁当だって、とびきりの、作ってあげるのになあ。
[せいいっぱい、ふくれ面をして。
それから、ふうわりと、*ほほえんだ*]
年頃になれば、恋なんて自然にするものだと思っていた。
幼年期を過ぎて、少年期、
そして思春期と呼び名が変わる期間を生きてきて気付いたこと。
周りを見て、自分を省みてわかったこと。
恋は望まなければ見つけることすらできないものなのだ。
「恋でもしてみたいなあ」
七夕祭りの日、一緒に周るとばかり思っていた仲の良かった親友から
恋人とその日を過ごすと伝えられた時、
私は恋を探そうともしていなかった事に愕然とした。
面食いとか、選り好みとかではなく、考えもしなかったのだ。
男子で仲の良い相手は部活動や、他の関係で何人もいたのに、
そんな意識を向ける感覚が自分になかった。
「恋、できるのかなあ」
部活動やクラスの出し物を決めていた日、
親友から伝えられたその日、
そう思いながら、歩いていて――――私は、呆気なく死んだ。
だから、迷惑をかけちゃった。
そして結局、何もできなかった。
[しなかった。目の前の男の子、女の子の恋するその眩しさに目を細めていただけだった]
最後まで、私らしかったなあ。
[苦笑い。身体が軽い。透けて、溶けていく感覚。実際そうなのかもわからない]
でも、良かった。
最後に、いいのが見られたから。憧れを、目の当たりにできたから。
[強がりでも開き直りでもない。心からそう思って、たった一人の不器用な少女は、意識を手放した**]
[酷い眠気にゆっくりと目を閉じると見えたのは、倒れた面々と天使の羽根をつけた団子屋さん]
あ・・・良かった、皆起きたんだ。
・・・ンガムラ先輩に、コスプレの趣味が
あったなんて知らなかった・・・な・・・。
でも落ち武者より、似合う・・・。
[実際は瞬きするほどの時間、でもマシロにはゆっくりと感じ]
ゼンジ先輩・・・私も・・・冷やし中華には、
マヨネーズ・・・。
[訳のわからない寝言を言った。]
[いまだ朦朧とする中、教室には片付けの雰囲気漂い始める。
白いうなじを見つけて、襟を引っ張った]
なぁ、頼みたいことあるんだけど。
[マシロの手首を掴んで、半ば強引に笹の葉へ向かおうとする]
―― →笹の葉 ――
って、どこ行った俺の短冊ー!?
[いつの間にかわっさわっさ豊作の短冊の前で叫ぶ。
と、足元を風に吹かれた短冊が]
え、縁起悪っ……
[拾い上げて砂埃を払う。
マシロにぴらっと見せる『変愛成就』]
これ、叶えてくんない?
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了