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カモンといわれたから来たわけではないぞ。断じて。
[とセイジに言ってから、中を見回し]
ふうむ、笛以外はおらぬのか?
ん、おるな。
[気配、もとい菓子を食べる音のする
大部屋へと足を向ける]
[勢いよく大部屋へのドアを開け]
動くなーーーッ!!!警察だっっっ!!!
[部屋の入り口から銃を構えるように
警棒を向けた先には特に動じる様子も無く、
もぎゅもぎゅし続けるネギヤ]
…詰まらん。
[警棒をしまった]
外が暑いせいなのだ。
いやむしろ、何もない。何も無かったのだ。
今のことは忘れろ。忘れると運気がアップだ。
笛と饅頭…ん、「食っているのは餅」だ?
まあなんでもよかろう。
なんにせよまだそれだけか。来てるのは。
[近くにある紙の上にこぼれた砂糖粒から、
(こ奴、結構前から食べ続けておるな…)と
見当をつけたりしている*]
100人に聞きました。
答えは5つ。
■氏名(あるいは呼称)
1位:笛のお兄さん(48人)
2位:Fooさん(22人)
3位:ジャガーさん(16人)
4位:ショパン猪狩(4人)
5位:栗コーダカルテットの人(2人)
あるあるあるある!!
ピンポンピンポン♪
ハイ、答えられなかった人は見送りで〜す。
呼び名はさておき、僕は笛を奏でて死者を深淵へと導くのがお仕事さ。楽園パレードへようこそ。
■人の姿のときの職業など
今は埼玉在住の音大生の青年の身体を借りているよ。青司君というらしい。
音楽の次に甘いもの、特に栗羊羹が好きなんだ。みんなよろしくね。
む、曲目が最近風になりよった。
というか西部警察なぞ吹いておると…年がばれるぞ。
西部警察で済むどころの年ではなかろうが。
しかし随分躁な輩だな。
笛吹きでこんな者はおったろうかね…
そもそも前に集まったときどんな連中がおったのかも
よく思い出せぬ。まあいい。
[あきらめが早かった]
■人名
野木 禾太(のぎ のぎた)
■人の姿のときの職業など
交番勤務。
めぼしい魂がないか自転車で見回ったり
年寄りに道を教えたりするわけだ。三途の川への。
実際そううまい話ではないが。
口調が替わる程度にろくな仕事ではないが、
謝礼でもらった羊羹はうまかった。
「ここにプリクラを貼ってね」って…
あるか、そんなもの。
[シートを壁の適当な所に貼り付けると、
椅子にどっかと座る。笛の音をBGMに
手持ち無沙汰そうに帽子のツバを弄っている*]
[シールをぺたぺた貼るセイジを見て]
用意が良いな。
というかこんなところまで持ってくるとは
漫画が好きなのだなあ。我輩はよくわからぬが。
シール一枚で一気に凶悪そうな印象に…
これでお巡りだとか言われても困るな…。
いや、お巡りでなかろうがなんだろうが
結局どうかと思うのは変わりないか、これは。
[無駄に広さのある部屋を眺め回して]
しかしまあ、相変わらずと言うか皆適当だな。
無駄に早く来てしまっただけか?
とりあえず、水はどこで使えるのだったか。
[洋館の前で歩みを止めるとまどろみから覚め、くあぁぁーーっと大きなあくびをした]
…ん、着いたか。ご苦労。
[男の腕の中からひらりと飛び降り、辺りを見回して]
こんな僻地で人目をはばかることもなかろうに。
相変わらず遠いなぁ。季節感がないのも相変わらずか…。
[前肢をくくーっと伸ばし、ついで後肢も]
さて、このままの姿でも良いが、飲み食いに障りがあるな。
かつお節で満足していたのでは、何のために遠路はるばる来たのやら、と。
[ぼんやりと立っている男の足に前肢でたっち]
[猫は怪訝そうに首を傾げ、男は帽子を取ってつるつるの頭を撫で上げた]
このヒトの身体も久し振りだな。
大分ガタがきてる…そろそろ取替え時か…。
少し身体を馴染ませないといかんなぁ。
お前も適当に散策してくると良い。涼しいところで寝るのが一番だとは思うがね。
[身体を入れ替えた奴霊にそう告げ、下げてきたトランクは玄関先に置いたまま、洋館の周りをぶらつき始めた*]
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