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― とある一つの世界 ―
[その日もいつもと変わらない一日だった。
朝起きて、ご飯を食べる。メモを取る。
着替えて学校にいって、休み時間の合間におやつを齧ってメモを取る。
昼休みに、学食にいってご飯食べてメモを取る。
学校からかえってギルドにいって、おやつをもらってメモを取る。
ギルドで一仕事すましたあと、何時ものお店にいってご飯を食べる。メモを取る。
家に帰ってお風呂にはいったあと、お茶をのんでメモを取る。
布団にねころがって、そして一日が終る]
[みんな当たり前のように学校にいったり仕事したり、ギルドで依頼受けたり。
世界にいる魔獣たちがなんだか強くなっているとか。森の乱獲がすすんで今迄採取できていたものが出来なくなったりだとか。
どこかの国が戦争したがっているだとか。
そんな話はギルドの噂や、宿の商人たち、学校での話できいているけれど。
すくなくとも、マシロが過ごす周辺はそこまで物騒ではない。
まあ、あたまのおかしい人たちは増えてるらしいから、事件や事故やら自殺やらいっぱいあるけれど。
いつもとかわらないといえるだけの日常を送っている。
だから、マシロにとって、世界が壊れようとしているなんて、思いもよらなこと]
えー……どういう、こと?
世界が壊れる?
そんなに、ひどくなってたっけ……?
ていうか、神?
世界を壊す……?
[よくわからない。
ただ、なにかゲームをさせようと言うのだけは理解して。
ここに来る前のことを思い出そうとした]
えー、いつものよーに起きて、ご飯食べて……ああ、メモがきれたんだった。
それで学校いってー、ギルドにいく途中であたらしいメモ帳買おうとしてー……
[選んだのは深い赤に染められた手帳。
それが、ここに来るためのキーアイテムだとは思いもせず。
今手にしているのはその手帳と、ギルドに行くために持っていたナイフとか手袋とか。
あとは何時もの生成りのシャツに皮の胸当てと、青に染めたスカート]
あ、お金払ってないのに、もって来ちゃった。
[ぱらり、手帳を開く**]
― 私の世界 ―
[硬球を投げる。受け取るキャッチャーミットの音が、ぱしん、と響く。
いつもと何も変わらない、穏やかな日。
来年卒業、つまり今受験生の私は、前の夏の大会で部活を引退した。
でも、正直いきなり受験なんて言われてもよく分かんないし、……何より、部活以上に好きなことなんてなかったから。
だから、私はまだ、後輩たちに混じって野球を続けている。
昔は、「女子が野球なんて……」と言われていたみたいだけど、今はそんなのナンセンス。
男女の平等化が徹底された今では、男の子のスポーツ、なんて言われてたものを、女子も平気でしてる。
おばあちゃんには、まだ信じられないらしいけど。]
─ 彼の世界 ─
[特に何も変わった事も無い日常。
人々が同じ事を繰り返す波の中で生きているだけ。
僕もその小さい波の一部分でしかないんだよね。]
[小さく溜息をつきながら、出版社の玄関を後にする。
本を読む事が好きなんだ。そして創作活動も。]
僕も人を感動させれる作品が作れたらなって頑張ってきたけれど…何社も断られてるようじゃ駄目かな。
[強い陽射しに、顔を向けながら呟けば、一層陽射しは眩しく顔を照らし、一瞬その光に目が眩む。
閉じた目をゆっくりと開ければ、
そこはいつもの見慣れた日常の景色では無く**]
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