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[何をしても止める大人はいない。
全部、自由だ。
大人を拒否して、子供のままでいることを選んだ
子どもたちが集う世界。
お菓子でいっぱいの世界にしちゃえ。
だってハロウィンだし!
お菓子をねだる相手がいないなら、
環境コンピューターにねだればいい。
天候システムをいじって、
空からお菓子が降るようにした。
みんな、万々歳だった。
ただひとつの問題は、]
[………さあさあと、世界を煙らせ飴が降る。
予定されていた飴だ。今日も飴と決められていた。
明日も。明後日も。明々後日も。
お菓子の雨は止むことを忘れた。
子供が大人になることを忘れたように。
通りはチョコレートの川になり。
屋根はグミキャンディーに押し潰された。]
っちくしょー!
お菓子は好きだけど、こんなはいらねーーってばよー!
[窓を開け、デンゴは空へ怒鳴る。
すると、]
ぶぇあ?!
[空から硬いものが降ってきて、鼻を直撃した。]
― 水流れる柱 ―
あたた…。
[鼻をさすりつつ、起き上がる]
何がオレ様を攻撃しやがったというんだっ。
[傍には、嗤うカボチャが表紙のハードカバーが落ちていた。]
むむっ。犯人はこいつか!
[びしっと力強く指差してから、]
………えーと。
[おもむろに手にとってページをぱらぱら捲ってみる。
途端、青ざめた]
…………こ、ここここれは…!!!
絵日記!!!
……いやいや、いやいや。
オレ様に、なつやすみの宿題なんてねーし!
そんなまとめ書きする必要ねーし!
[デンゴは首をぶんぶんと左右に振った。
日記にあまりいい思い出はないらしい。]
――もう寿命なの。
因果の旋律が崩れ去る。
時空の崩壊はもう目の前なの。
[使い魔は傍観する。あらゆる時空を。
使い魔は傍観する。神と共に壊れ出す世界を]
絡まり過ぎた鎖はお掃除しないとなの。
代わりの『神』を用意しなきゃなの。
― 水流れる柱 ―
はいっはーい!
ようこそ神の座へ、なの!
世界の代表に選ばれた人達。
サバイバルゲームの参加者達。なの!
[空と水の澄み渡る清浄なる神の座。
選ばれし日記所有者達が立つ、十二本の柱がぐるりと囲む中央。
視る者に合わせ色彩を変える巨大な球の傍に女の子が現れた]
う〜ん。
どいつもこいつも実に幸薄そうな顔してる、なの。
皆デッドエンドフラグ満載。なの!
[きゃらきゃら笑い、それは巨大な球の周りをぷかぷか飛び回る。
低頭身のミニマムなボディ、頭には瑠璃色の髪がぴょこりと揺れる]
これはと〜っても面白そうなゲームになりそうなの!
[それは柱の傍を、ぐるぐると時計回りに周回し続けるている**]
ふむ
[そして、男は袖からイヤホンを取り出すと、片耳だけにつけ、袖を弄った。
その耳には男のお気に入りの曲が流れ始める。**]
― 水流れる柱 ―
と、いうわけで。
選ばれた貴方達には、世界を賭けてサバイバルゲームに挑む権利がある。
[神の座の中央に、使い魔と時を同じくして、
もうひとつの人影が立つ。
すらりとした体躯を飾り気のない学生服で覆い、
片方の腕には済んだ水の底を思わせる青色のストールをかぶせている。
中空にどこからともなく現れた梯子からひょい、と飛び降りると、周囲を見回した]
せっかくだからせいぜい楽しめばいいと思うよ。
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