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なんね、大胆やじー?
[食べかけのかき氷を見せるマシロには、はやすように、やはり冗談げに言って]
俺は、適当にここらうろついとるけど。
アンはー……来た時辺りには見た気するわ。
あいつ、なかなかふらふらするさかいね。
そやそや。
一人もいいけどー、ずっとはなあ。
― あのよ ―
[くつり、と聞こえる笑い声に、瞬きを返し]
……その声。
[懐かしい音。
語りかけては、ずっと、待っていた声だ。
握っていた手を開く。
手のひらにのっているのは、声の主が消えた日に、拾った、青い星だ]
やっぱ、賑やかなのが一番やさけな。
[そう付け足しては、また笑って。
ケンの提案に、頷いた。
じりじりと、賑やかに蝉が鳴く声を聞きながら**]
[星から相手に視線を戻す。
楽しげに笑う声はまた、歌うようでもあり、耳に心地よく響く]
(なんてことはない)
(俺の願いを叶えてくれたのは――)
[青い星を握りしめる]
ありがとう。
かえろうか。
[相棒、そんな言葉が照れくさい。
どこにかえるか、などとは問わない。
彼女が帰る場所が自分の帰る場所]
ああそうだ。
[改めて、見やる、相棒の姿。
くすり、笑って告げる**]
[袂から取り出した、年季の入ったフェイスブラシを指でなでる。
近づいていくのは、祠の裏手にある狐の像]
年に一度の、おまじないです。
[石像の鼻筋にふんわり赤乗せて、両手を合わせて祈りを捧げる。
また来年も、こうして無事にお祭が執り行われますよう――**]
─ むかし/境内 ─
[モミジは走った。
履き古した青いサンダルが石畳を叩く]
────……あぁ
[見つけた小さな姿。
記憶のあの時よりは大きくなった、愛しい我が子]
カエデ、あなた……!
[幼子を連れていた夫の下へ駆ける。
涙を零しながら、愛する家族へと抱きついた**]
[手招かなくとも、やってきた相棒から
「かえろうか」と言われたのならまた笑みながら一つ頷き。]
あぁ、お帰り。
待ち草臥れるかと思ったよ。
[帰りを告げる言葉に。
出迎えの言葉を重ねて。
さぁ、還る場所へふたりで*向おうか*]
― いま ―
[屋台で買った酒まんじゅう(赤ワイン)を手に、向かうのは神社の裏。まあ、向かったと言うよりは人混みに押し流されたという方が正しいが]
……?
[流されてたどり着いた先。
神社の裏にある祠に、花が、一輪咲いている**]
青い花なんて、めずらしいな?
学級新聞は私も勘弁だなー、スクープは秘めるから美味しいんだよー。
でもシンヤ君の気持ちは解るなー。
写真は見たらその時のこと思い出せるもんね。
私シンヤ君の写真好きだよ、笑顔多いし。
…うん、探しにいこっか。
それでさ、皆でお祭りまわろうよ。
やっぱ賑やかなほうがさ、神様だって楽しいだろうし。
折角のお祭りだもん、みんな一緒に楽しみたいよ**
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