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― 餅肌 ネギヤの世界 ―
[青い世界。ここでは墓下と言われる。結局死んでしまったら使いようのない金を袖にしまい、三角座り]
[そんな姿に、隣窓の向こうのアンが話しかけてきた]
「モチヤ、仕方がないわよ、私たちはダミーなんだから」
そうはいっても、いつも普通に死んでいるだけじゃなぁ。
[袖の下から出した麦チョコをもぎゅもぎゅしつつ、今も進んでいる窓を見つめる]
[窓の向こうでは、15人の人間が議論をしていた。
否、議論につきあっていた。
それぞれを指示する人間達がいて、そしてそれに付き合って皆窓の中でお芝居をしている。
楽屋に行けば、このゲームに参加するプレイヤーはどうだこの今回の自分のプレイヤーはどうだ、自分たちならもっと面白く遊べるなどの話をしている]
「それが仕事だもん」
わりきりはやいんだな。
「モチヤさんが諦め悪いだけよ。
いいじゃない、こうやって話したりできるんだから」
モチヤじゃない、ネギヤなんだな。
[ここは、人間の想像できる範囲が現実でありうる世界。
だから、地球があるのは神様が想像したからだし、物には精霊が宿っている。人が手にかけ生みだした全てに魂が宿るのだ。
それは、電子の箱の中とそれに住まうものにも同じこと。
ネギヤはそんな人間が魂を吹き込んだ電子の妖精? 妖怪? 精霊?
まぁそんなものだった]
あーあ、おいらももいつか、推理してぇ、狼追い詰めてぎゃふんといわせてみたいんだなぁ… ん?
[ごろーんと寝っ転がってそんなことをいった矢先に。
何かが指先に触れる]
タブレット?
[外の人間がここへ遊びに来る時に使う端末がどうしてここへ。
不思議に思って手を伸ばせば――]
―水流れる柱上―
へ?
[世界が突然明るくなった]
ここはどこ、なんだな…?
[体を起こし、周囲を見渡す。
落ちればどうなるかわからない高さに、太った男は背筋を震わせた]
[静かな声が 空気震わさずに響き渡る]
――どうやら役者は揃ったようですね。
0thは、アン。
1st ヨシアキ。
2nd マシロ。
3rd クルミ。
4th ゼンジ。
5th フユキ。
6th コハル。
7th ザクロ。
8th セイジ。
9th デンゴ。
10th グリタ。
11th ソラ。
そして――12th ネギヤ。
もう数時間もすれば ゲームは開始されるでしょう。
[脳裏に響く話を聞き終えたが、すぐに理解も出来ず。
手に持つ文庫本のような物をパラパラと捲れば日記帳だとわかった。
中はまだ真っ白で。]
んー…
よくわかんないなぁ。
[周りの人物達の動きを気にして見ながら、とりあえずは自身の気持ちを落ち着けようと鞄の中から本を取り出し読み始めた。]
えーとつまり?
これがダンジョンの報酬って事か?
[持った長い杖で コンコンと自分の肩を叩きつつ
順に見渡す視線は ナオとルリの上で眇められる]
[男は音楽を聴きつつ、しばし瞑想していた。
再び目を開けたときも、景色は見慣れぬ、変わらぬ水の柱。]
さて……これは、
どうやら、事態を受け入れねばならぬようですね。
[夢ではない、と悟り、幾度か瞬いた。
済んだ空気も、先ほどまった衣も、
そして、柱の上にはすべての役者が揃ったかのようだ。
だが、流す視線はまず、何か笑い声をたてる少女らしきものと、やはり女性に注がれた。]
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