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[伝承の話を聞けば頷いて、暗に同じ話だと告げる]
ええ。案外、有名な伝承なのでしょうか。それにしても。
降雪、蜃気楼に寒さと、人狼……奴らというのは、ずいぶんと侵略方法に纏まりがありませんね。
[サングラス越しに空を見上げた]
……ええ、おそらくは。孝治君もご同類ですか。
[自分の心当たりの主の顔を思い浮かべて苦笑い。望みを受諾されれば、声のトーンは少し上がって]
そうですか。ありがとうございます!
ああ、お気を悪くされたらすみません。儀式と言うと、つい贄を連想してしまって。想像力が貧困ですね、はは。しかし……
測定、大変そうですが、手伝う……というわけにもいかないのでしょうね。監視されているかもしれませんし。
[ふっと 手にした鍵にはっ気づき]
---ツレが
…外で凍えてるかもしれない。
[荷物を持つと]
とりあえず部屋に…。
たしか食事は此処ででしたよね?
[管理人ネギヤに確認すると]
では 夕食時にまた…
[管理棟にいる者たちに挨拶をすると外で待つ獏をさがし *一緒に部屋へ*]
直接出向く前に知れた話ですから……ある程度、少なくとも一部に広がっている話ではあるんでしょうね。
単なる御伽噺にも、昔はとある地域で語られていたのが……と、いうものは多くありますし。
彼らの攻撃は実に多彩で強大です。
確かでありながら同時に茫漠とした、名状しがたくもある存在……だから僕は安易に名を付ける事をせず、彼ら……その唯一であり無数である存在を、「彼ら」と呼んでいるんです。
[苦笑いをする人物に、ええ、と頷き]
正しくも少数派である限り、奇異とみられる事は仕方のない事ですから。
いえ、お気にせず。
測定は……根気のいる作業ではありますが、「救済」のためだと思えば苦にはなりません。
貴方も、村には何日か?
もしそうなら、儀式を行う時にはお呼びしますよ。
なるほど。場所によって、様々な名で呼ばれているんでしょうね。
個々の怪異現象が、実は裏で繋がりを持つ組織的かつ方向性のある人為的攻撃……と。
実に興味深い話を聞かせて頂きました。
ええ、しばらくはここに滞在する予定です。その際には、是非お呼び下さい。
……もしかしたら少し事情が変わるかもしれませんが、ね。
[測定を続ける孝治に礼を言うと、自分に宛がわれた*建物を探しに*]
〔ひとぉつ、ふたぁつ、みぃっつ、よぉっつ。
―― … ゆるり、柔らかく、静かに瞬く瞳。〕
はぁ…
〔両手は口許を覆っている。
漏れる吐息は其れを暖める為の暖。〕
よいしょ……よいしょ……
[食材を無事運び終えるとはっと思い出したようにまた炊事場に戻り兎を大事そうに抱えて囲炉裏のそばに座った。]
お食事の用意できましたよ〜
この地方で名物となってる熊鍋です〜
早く食べたいね〜♪チェロ
[人の多さなのか食材からする匂いのせいなのか少し興奮気味の兎をなだめつつ
食材の入った鍋を囲炉裏に取り付ける]
あ!お箸と容器忘れてる!
伯父さ〜ん
[炊事場にまた戻っていった]
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