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探しとらん場所、なあ。
そう広い村でもなし……。今までの経験から言って、村の外にはまず出とらんな。
[キクコの問い>>101に考えをめぐらせつつ、セイジとの会話>>114>>115を耳にして]
そうじゃのう、分校におらなんだなら、公園か、花畑か。
牛小屋に隠れとったこともあるし、冬のプールの更衣室におった時は手こずった。
[グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国]に泊まり込んどったのは、一昨年じゃったか……。
そうそう、「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」。
よう覚えとったの、ワシ。
あの長ったらしい名前の店、すぐ潰れよった。
[ぽつりと答えるキクコ>>1:126へ頷いて]
大事にしとるもんな。
きっと、何とかなるじゃろ。
キクコは、逃げずに面倒見とるんじゃから。
心配事増やしてすまんの。
とりあえず、逃げた姉ちゃんを何とかせんとなぁ。
潰れた店か。
あちこち見にゃならん。すまんが、手伝ってくれるかのう?
なあ、セイジも……
おい、何じゃ、どうした!?
[お社にもたれるセイジ>>5へ、慌てて手を伸ばす。今にも崩れ落ちそうな体を、どうにか支えた]
ほんまに、大丈夫か?
[訝しげな表情で、じっくりセイジを観察し]
……うん、落ち着いとるみたいじゃ。
[アンとキクコにも、頷いてみせた]
風邪ぎみなら、雨の中歩き回らん方がええじゃろ。
ンガムラさんに送って貰えば良かったのう。
ワシは姉ちゃん捜しに行かにゃならんが、セイジはどうする?
少しここで休むか、家へ帰るなら送るぞ。
[セイジ>>20からそろりと手を放し]
おお、帰った方がええ。
ワシらも、ここにおっても仕方なかろう。下までは、一緒に下りるか。
どこを探したもんかのう。
[アンとキクコも伴って、セイジを促して歩き出す。>>21の呟きが聞こえれば]
ん?神様?
ワシは信心深くないからのう。
世界のどっかには、聞こえる奴もおるかも知れん、くらいには思っとるよ。
……消えた?
気をつけろ?
[目をぱちくりさせて、>>30の言葉を繰り返す。再びセイジをじっと観察]
冗談、ではなさそうじゃの。
なれば、その声。いったいどういう意味じゃ?
まさか、姉ちゃんに何か……いや。
[ふるふると首を振り]
あんまり、縁起のええ内容では無さそうじゃの。
気のせいじゃと思いたいが。
[考え込みながら、*山道を下る*]
―裏山を下る坂道―
[「嫌な事が起こってる」と言うセイジ>>36に、眉を顰め]
嫌な事。
やめえや、そんな……
[ひとつ、深い息をつく]
いや、すまんの。セイジにも、何の事やわからんで、不安じゃちゅうのにな。
大丈夫じゃ、きっと。
一人で悩んだら、いかんぞ。とにかく帰って、今日は早よ寝てしまえ。
姉ちゃんは、大丈夫じゃろ。みな探してくれとる。
[こちらも明るい声を作った]
[山から下りて、村の通りを歩く]
どうしたもんかのう。
グレートブリテン……なら廃屋じゃが、一応建物は残っとる。
公園で雨に濡れよるのが一番心配じゃの。
[やがて公園に近づくと、雨傘を差した人影を発見。こちらに気がつくと、しきりに手を振っている]
お、タカハルがおる。何じゃ?
……もしかして!?
[タカハルに駆け寄り、ホズミ無事保護の経緯を伝えられた]
そうか。
ほんで、ンガムラさんたちが、連れて帰ってくれたか。
……そうか。
[ほーっと、大きなため息をついた]
ありがとうな。ほんまに、姉ちゃんが迷惑かけて……すまんかった。
けど、おおごとにならんで、良かった。ほんまに。
[タカハルにこっくり頷いて]
おお、ヌイにも礼を言わんとな。ンガムラさんにも、探してくれた他のみなにも。
ネギヤさんにも、えらい迷惑かけるとこじゃった。
……ん?
ネギヤさん、おらんのか?
イベントの打ち合わせでもしとるんとちゃうんか?
ワシは、姉ちゃんおらんてンガムラさんに聞いてから、お社へ行って今下りてきて……その辺ちょっと歩いたが、見かけなんだのう。
は?
軽トラん中から?
すまん、意味がわからん。どういうことじゃ。
ドアでも開いて、転がり落ちたんか?
や、そんなら怪我くらいするじゃろうけど、消えたりはせんのう。
突然[歌手デビューを持ちかけられた]か?
わけわからんのう。
姉ちゃんが見つかったと思ったら、今度はネギヤさんか。
歌手デビューするとしても、今この時期だけはあり得んじゃろ。
ネギヤさんが、イベントを捨ててどっかへ行きよるとは思えん。
自分の意思で消えたんでないとすると……おおごとじゃの。
ンガムラさんに、話聞いてみた方がええんじゃろか。
姉ちゃん送ってくれた礼も言わねばならんし、ワシちょっとンガムラさん家へ行ってみるわい。
そうか。
[もう少し歩いてみるというタカハル>>69に、軽く手を挙げて]
ほんじゃ、また。
……二度目じゃの、今日は。
[小さく苦笑い]
次に会うときも、見つかった知らせじゃとええな。
さて……。
[タカハルと別れ、ふと自分の格好に気がついて]
他所の家へ行くのに、びしょ濡れも失礼じゃのう。面倒じゃが、着替えるか。
[一度家へ帰り、ホズミに捕まって散々愚痴を聞かされる。やがて夕食時になり、結局ンガムラ宅へ向かったのは遅い時刻]
―夜更けの道―
[ぶつぶつ独り言を言いながら歩いている]
すっかり遅くなってしもうた。
姉ちゃんは、嫌ならエントリーせねばええ話じゃろ。何でワシが女装して出にゃならんのじゃ。
今から行っても、大丈夫かのう。ンガムラさんはともかく、親父さんたちはもう寝とられやせんか。
……灯り、消えとったら帰ればええか。できれば、これは持って帰りとうないのう。
重いんじゃ。
[手に持ったレジ袋を、少し持ち上げる]
お?誰ぞ来よる。
[前方からゆっくりと近づいてくる、車のライトと小さなライト]
[灯りはまっすぐ向かって来ずに、途中の角を右へ曲がった。街灯が車体をぼんやり照らす]
ンガムラさんの軽トラじゃ。
こんな時間に、何じゃ……まだネギヤさん見つかっとらんのか。
いくら何でも。
[表情を曇らせ、走り出す。軽トラの曲がった道へ入り、やがてライトを頼りに廃屋へたどり着いた]
―夜更けの廃屋―
グレートブリテン、今こんなになっとるのか。
一昨年、姉ちゃんが無理矢理泊まり込んだ時は、洒落た店じゃったが。
すっかりボロボロじゃのう。
ん。
[駐車された軽トラの、空っぽの運転席を覗き込み]
ンガムラさーん?
ネギヤさん、まだおらんのか?
……中か。
[おっかなびっくりの足取りで、廃屋に足を踏み入れる]
ンガム……わあああぁ!?
[突然何かが飛んできた。軽い音を立てて、足もとに落ちる]
な、何じゃ……。
[そおっと拾い上げようとしたところへ、もうひとつ何かが飛んできた。かがんだ頭へまともに当たる]
ごあ!誰じゃ!誰がおるんじゃ!
驚いたのはこっちじゃ!
[ンガムラ>>88にまた怒鳴り返し]
んあ?おう、ワシじゃ。
[名を呼ぶヌイ>>86には、落ち着いた声で返す]
何じゃ、二人とも。こんなとこにネギヤさん、
[言いかけたところで腕を掴まれ]
危ないって、何じゃ。
確かに人気はありゃせんが、この村で、そんな物騒な……
ことに、なっとるかも、知れんのか?
[声を潜め、ひどく真剣なヌイの顔を見上げた]
[ヌイに腕を掴まれたまま、ンガムラの問い>>94に首を振り]
いや。すまんが、ワシ姉ちゃんに愚痴聞かされとって、まだほとんど探しとらん。
そうじゃ、姉ちゃん送ってくれたんじゃな、ありがとう。
ヌイも、見つけてくれてありが……とう。
姉ちゃんは見つかったが、ネギヤさんは……。
[頭の上で交わされる、ンガムラとヌイの会話。ヌイの低い声で告げられる、『物騒』への肯定>>97]
酷い事……物騒なこと?
セイジも、嫌な事が起こるって言うとった。
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