情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[少女の気後れを気にした様子もなくにこにこと]
学校の帰り? 今日も暑いわね。
ところで……、
[スッと橋の下を指差し]
あなた、猫は好き?
[指した先には、箱に入れられた白い子猫]
甘い桃、素敵。
[しばしうっとりした表情]
……うん、捨て猫みたいなんだけど、
拾ってあげられないから困っちゃって……。
[ふと、鋭い視線を感じて振り返る。
少女は彼を『よしのさん』と呼んだ]
こんにちは。
ねぇ、あなた、猫は好き?
[少女にしたのと同じ問い掛けを青年に。
彼の問いには、それで答えになっただろうか]
[お母さんが、という少女に頷くも]
やっぱりそうだよね。困った。
[青年の現実的な意見に眉を下げる。
少女の隣にしゃがみ込み、子猫の額を指先で撫でて]
あなたに蛍川の御縁がありますように。
[小さく呟いた]
[少女が段ボールを持ち上げると、ホッとしたような表情で立ち上がる]
ありがとう。
あなたにも蛍川の御縁がありますように。
[少女に微笑みながら言って。
そして青年を振り返り]
あなたもありがとう。
でも足を止めて、話しを聞いてくれた。
関わろうとしてくれた。
[不機嫌そうな表情に返すのは微笑み]
蛍川はね、御縁を祈る川。
昔、ある男女が、蛍の光に愛を誓った川なんだ。
[二人と一匹の問いに、笑いながら川を眺めて答えた]
通り掛かっても、見ないふりをする人だっている。
[微笑んだまま、視線を揺らめかす]
二人は、永遠の愛を、手に入れたよ。……ずっと、一緒。
[そう言って、空を見上げる]
……少し前まで、村の人ならみんな知ってた話。
今は多くの人が、忘れてしまった話。
変わっていくことに、抗うことはできない。
でもそれなら何故、人は願うの?
それが大切なものだからではなかったの?
[視線を空から移し、青年をじっと見つめる。
そして静かに視線を外し]
私は、
[苦しげに何か言いかけて、声をつまらせて]
[青年の大声にびくりと肩を揺らし。
謝罪には小さく首を振って]
……叶わないとしても、願わずにいられない想いはあるよ。
[俯いたまま呟いて]
今日はありがとう。またね。
[無理矢理に笑顔を作って手を振って、静かにその場を立ち去った**]
[日の陰り始めた道をとぼとぼと歩く。
行くべき場所は特にない。集会場にも用事はない]
……ん?
[診療所前で騒いでいる男性を見つけて]
具合悪いのかな。
[傍目にはなんだか元気そうだが、男性の顔色は悪いように見える。
声をかけるか迷っているうちに、男性はどこかへ行ってしまった]
[日陰に座り込んでみたが、日陰でも曇り空でも暑いものは暑い]
先生もまだ集会場だろうしなぁ。
[先生、とは村外れの老博士のこと。
あの家の書庫はひんやりしていて気持ちいい]
……甘くて冷たいの食べたい。
[そう呟くと、ふらふらと歩きだした]
ソーダアイスくださいな。
[神社前の店でアイスを買い求めるも、いましがた最後のひとつが売れたところらしい]
……何味なら残ってます?
[アイスならなんでもいいです、というと何故かみそアイスを渡された]
……。
[みそアイスを手に途方にくれる]
[みそアイスを舐めながら、神社の石段の上、集会場があるだろう辺りを見上げる]
まだ話し合いしてるのかな。
[ぼんやりと呟く]
やっぱり決まっちゃうのかな。
お祭りか……。
ギスギスしたお祭りは嫌だな。村の人が、1番楽しそうに笑う日なのに。
[またぼんやりと呟いて]
……食べてみる?
[青年にみそアイスを差し出しました]
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了