イエスマンってなんだろう?
[ゴロウマルのナレーションで聞こえてきた言葉に、微妙な空気を感じながらソラを見る。]
よくわかんないけど、あの人が智狼って言うなら、きびだんごを捧げなきゃいけないのかな?
[首こてん]
[自分探しの旅へと行ってきたルリ。
途中アンの叫ぶゴロウマルが寝室で…が気になったが、無事旅を終えたよう。]
はぁ…でも良くわかんなかった。
[食べかけのきびだんごを頬張り、包み紙を捨てようとして目を落した瞬間そこには]
狂人?
[思わず咽た。]
[盗んだ自転車で走り去っていくヒナを見送りながら、新たなキーワードに悩むルリ。]
えーっと、これは[伝説の樹の下]で[石器時代]から[嘘がつけなくなった。]役を演じながら実は[呪狼]を振舞いながら[犬 ゴロウマル]に[宇宙の秘密を知ってしまった。]を押し付ければいいのかなぁ?
難しいよ、この台本。
[ふげふげふげはぁああーー!!!
と、叫びながら搭乗したネギヤに的を絞り、とりあえず覚えたての台詞を言う。]
嗚呼! [バブル時代]に不在になっていたと思われた[劇団員 ワカバ]がつい先ほど[白い白馬の背中]に現れたんです! でも彼の中には[智狼]が宿っていてどうする事も出来ません。[崖っぷち ヒナ]はグラビアアイドルといって古めかしいポーズしかとりませんし…。貴方だけが頼りなんです。
って智狼だったらどうにかして貰うだなんてダメじゃないのかなぁ?
[ぶつぶつ。]
でもソラさんのグラビアポーズもあれだけど、ヒナお姉さんのグラビアポーズもいただけないよね。
[自分を見つけたといってハイテンションなヒナを横目で見つつぽつり。]
[撮影OKとやる気満々のヒナを目の当たりにし]
ヒナお姉さんはオーディション受けずにアイドル事務所へ今すぐ殴り込みをかけた方がいいと思うんだ、あたし…。
[ルリは、可哀想なヒナを、密かに舞台裏へ押しやろうと*心に決めた*]
[涙目で任せろというネギヤに、キラキラとした視線を向け]
お願いします! もう、あたしには貴方しか頼る人が…
[よよよと泣き崩れた。もちろん渾身の*演技で*]